PR
スポンサーリンク

バラの切り花品種と園芸品種の違い。育てやすいのはどっち?

記事内に広告が含まれています。

この記事は約 12 分で読めます。

イギリスの花屋

花屋さんで売ってるバラと
自分が育てているバラは違うのか?とか

バラ園で見かけたバラを
花屋さんで購入したいのに同じバラって
売ってないなぁ。

切り花品種と園芸品種、何が違うんだろう?
どっちが育てやすいのかな?

 

って思ったことありませんか?

バラはその性質によって、
花屋さん向けの切り花用と
鉢や庭に植える園芸用と分けられているのです。

 

ここでは
バラの切り花品種と園芸品種について
違いを詳しくお伝えしますね。

 

どちらが育てやすいか・・・
結果的にどちらとは決められない、
そんな感じがします。

ぜひ、最後までご覧になって下さいね。

あなたは、どうおもいますか?

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

切り花品種と園芸品種の特徴

 

切り花品種

切り花品種、つまり
花屋さんで見かけるタイプのバラは
プロの切り花生産者向けの品種です。

市場に出回るタイプのバラは
枝の先端に大きな花が一輪咲くものと
小さな花がたくさん咲くスプレータイプがあります。

 

一輪咲きのタイプには
花の大きさが
巨大輪、大輪、中大輪、中輪とあります。

スプレータイプは花のサイズは
さまざまありますが一輪咲きのものより
大きさが やや小ぶりです。

 

一般の私たちがその苗を
簡単に入手することはできません。

 

切り花品種の苗は入手できませんが
個人で楽しむなら挿し木などで
育てることができます。

切り花品種は主にハウス栽培で加温したり
して気温を調整し1年中花を咲かせる
四季咲き性の特徴を持ったバラです。

 

生産物である以上、花の大きさや花色が
夏の日差しや高温に左右されず
安定した品質が求められます。

丈夫で病気になりにくい品種が多いのは
いうまでもありませんね。

 

生産性が一番大事ですからね。
すぐ病気になったら台無しです。

ただし、多少育てにくい品種でもあまりにも
魅力的ならば

たゆまぬ努力で切り花品種として
生産されることもあるのだとか。。

 

園芸品種

主に、家庭の庭や鉢植えで楽しむ
愛好家向けのバラ。

ガーデンローズともいいますね。

バラを育て始めたばかりの初心者が
育てやすい丈夫な品種から
テクニックが求められる上級者向の品種まで

さまざまな品種があります。

 

バラ育成歴に応じて
それぞれに楽しめますね!

自分で育てて楽しんだり、公園や
バラ園で見かけるバラの品種なので
生産目的ではないんですよね。

育てることが目的だったり
屋外で生き生きと美しく咲かせるのが
目的だったりします。

春しか咲かない一季咲き、
主に春に咲いて環境や育て方によって
繰り返し咲くバラもあります。

 

原種のバラやオールドローズの系統がそれに当たります。

近頃では、四季咲き性の園芸品種も多く
愛好家は嬉しい限りです。

 

一般に入手できるので
次はどのバラを買おうかな、なんて
迷うこともしばしばです。

 

 

香りが深いものもあり
花の形や大きさ
どれをとっても美しい魅力的なバラ。

それが花屋さんの店頭に並ばないのは
花持ちがよくない、病気になりやすいなど
さまざまな理由があるんですね。

園芸品種のバラのはかなく散る姿も
個人的には好きなんですが。

 

 

切り花のバラ生産者のスゴイのは
室内で鑑賞することにこだわって
品種を改良しているところ。

日光と蛍光灯のもとでは
バラの花の色が
違って見えるそうなんです。

 

切り花は室内で鑑賞することが多いです。

室内なら蛍光灯のもとで
美しく見えなければなりません。

特に、
赤いバラは蛍光灯のもとでは、自然光と同じ発色にするのは難しいのだそうです。

 

切り花のバラが蛍光灯のもとでも
美しい花色に見えるように、だんだんと
改良していったんだそうですよ!

これにはびっくりでした。
やっぱりプロですよね~

 

 

切り花のバラの品種

切り花のバラに品種を指定して花屋さんで
購入することはあまりないかもしれませんが
一部紹介しますね。

 

カフェラテ
バラ、カフェラテ

 

パリス
バラ パリス

 

サムライ08
赤バラサムライ08

 

チェリーブランデー
バラ、チェリーブランデー

 

切り花のバラ、あまり香らないのはなぜ?

バラの代名詞とも言える香り。

なのに花屋さんのバラは
あまり香りを感じない、
そう思う人は多いのでは?

 

花が長くもつように
品種改良をした結果、
香りを失うものも出てきたのですね。

できるだけ長く花を持たせたい、
多くの人が そう願います。

 

花屋で購入するときを思い浮かべると。。。

バラって
なにかの目的のために
買ったりしませんか?

誕生日や母の日、結婚記念日などの
アニバーサリー

プロポーズするのに用意したり。

また、卒業式や結婚式などのイベント。

そしてお見舞いなど。。。。

 

 

どのシーンも花がすぐにダメになったら
ちょっと悲しいですよね。

できるだけ長く花を持たせたい、
品種改良は、そこを目指したのですね。

 

花もちが良く香りもよいバラ、、

理想的だと思われますが、どちらも満たすのは難しいと言われています。

それで。。。

切り花品種では、香りは二の次に。。。

 

 

だけど、考えてみると
香りがある方がいい思われがちですが
誰でも香りを好むわけではない。

たとえば、
私はスイセンの香りは好きではありません。

だけど、
好きだという人もいると思います。

 

 

このように香りには好き嫌いがあるので
たくさんの人が集まるイベントや
お見舞いなどに香りは不向きです。

だとしたら、切り花のバラに
強い香りを求めないという方向に
舵をきったのは間違いではないかもですね。

スポンサーリンク

 

切り花として園芸用としても楽しめる品種

園芸用の品種から
切り花用になった品種もあります。

 

その代表はイブピアッチェ。

香りがしない方向へ
向かっているといいましたが
これはダマスク・モダン香りがします。

もともとは園芸品種だったイブピアッチェは
大きく丸みを持った芍薬咲きのバラ。

 

花色は青みがかった神秘的な濃いピンク。

切り花として大人気になったんですね。

ブライダルのシーンにも大活躍の
切り花だそうですよ。

 

 

その他にもラ・マリエ、ガブリエル、
先程もお伝えしたパリスなど切り花としても、
園芸用としても楽しめるバラです。

 

リベルラは
花色がライラックラベンダーから
淡いシルバーへと移ろうバラ。

バラ、リベルラ

花びらはレースのように繊細で幾重にも重なる。
さわやかなマスカットのような香り。
切り花品種のもつ花持ち、花つきのよさも
魅力です。

 

切り花品種と園芸品種はタイプが違う。

切り花品種の中にはハウス栽培でしか
花の特徴を出せないような
デリケートなバラもあります。

 

雨に弱かったり、葉が薄くて戸外では葉焼けしたり
病気になりやすかったりすることも。

 

花屋さんで購入したバラを挿し木したり
接ぎ木したりして育てても
やや癖があったりします。

買ってきたときのバラのように
花を咲かせられないことも多いです。

 

たとえば、このバラ。

 

切り花品種

ホテルの落成式のときに頂いたバラ。
名前はわからないのですが
秋口に咲くときと春では全く姿が違います。

おそらく少し気温が低くなると
きれいな発色をすると思われます。

パリスは育てやすいバラだと言われますが
私のうちではガクがパクっと割れたりして
なかなか本来の姿に咲きません。

だけど堀木園芸さんでは
見事に咲かせていて。。。。

ハウス栽培だからかな。と
思ってしまいます。

 

このように
すべての切り花品種が育てにくいかというと
これがまた、そうでもないんですよね。。

 

水差しで根が出て、その後も四季咲き性で
見事に咲く赤バラ品種もあります。

バラがもつ性質や育てる環境、気温などで
違ってくるのでしょうか。

 

だから、バラはやめられない(笑)
と思うのは私だけではないはず。
ですよね。

 

切り花品種、特徴や育て方のまとめ

切り花品種のバラは
気温の管理ができるハウスで栽培され
四季咲き性のバラが1年中生産されます。

 

美しく花持ちがいいのが特徴ですが
今ひとつ香りが乏しいのが
残念なところでした。

しかし最近ではかおりのいい園芸種が
切り花品種として人気を博し、
切り花、園芸のどちらでも活躍しています。

 

一般には苗の入手は困難な
切り花品種も挿し木で増やして楽しめますが
やや癖のある品種もあります。

 

一方園芸品種は
一季咲きや返咲きなどのバラや
四季咲き性のものがあります。

初心者が育てやすいバラもあれば
上級者向けのデリケートなものまで
さまざまな品種があります。

 

切り花品種はハウス栽培で
管理され生産物として
育てられる品種であること。

 

また、園芸用でも病気に強く
花持ち、花つきのよい美しいバラは
切り花品種としても生産されるということですね。

花屋で気に入ったバラを挿し木で育てても
うまく育ったり育たなかったりです。

 

切り花品種と園芸品種
どちらがより育てやすいというのは
一概にいえないようです。

そう思いませんか?