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バラの用土替えでの古土の対処法は?捨て方やリサイクルの方法も。

この記事は約 9 分で読めます。

バラの美しく見事な花を咲かせるためには土の力は欠かせません。

しかし、鉢でバラを育てると鉢の中の土の力を使い切ってしまうのでパフォーマンスが低下してしまいます。

それを防ぐために、冬の休眠期に用土替えを行います。

新しい用土に交換してバラの育つ力をサポートするんですね。

これでバラの方は翌春へ向けて再出発ができるんですが…

 

それにともなって、使わなくなった古土が出てきちゃいます。

鉢バラの用土替えで出てきた古土への対処はどうしたらいいのでしょうか?

困っちゃいますよね。

ここでは鉢バラの植え替えで使わなくなった古土の対処法についてお伝えします。

  • 用土替えでいらなくなった土を処分したい
  • 用土替えで出た土が捨てるのがもったいないから再生したい

などの悩みの参考になれば嬉しいです。

いくつか方法があるのでご紹介しますね。

 

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鉢バラの用土替えででた古土を捨てる方法は?

鉢バラを育てると必ず出てくる古土を捨てる3つの方法と
捨てずに使う2つの方法があります。

次の3つです。

・自治体で燃えないゴミとして処分する
・業者に頼む
・ホームセンターや園芸店に引き取ってもらう

一つひとつ説明しますね。

 

自治体で燃えないゴミとして処分する

自治体によっては土を燃えないゴミとして回収をする場合があります。
処分の量で回収できないこともあるのでお住いの自治体に相談してみてくださいね。

ちなみに私の住んでいる自治体ではこのような対応でした。

瓦・陶磁器用の一袋に10kg位以下の土を入れて燃えないゴミの日に出す。
大量にある場合は園芸店に相談してください

という感じです。

自治体では土はゴミとして取り扱わないケースもあるので注意が必要です。

 

土回収業者に頼む

廃棄業者に依頼する、という方法もあります。

たとえばゴミの収集会社・公園の正装管理者に連絡して相談するなどの方法があります。
インターネットでは土回収を行うサイトもあるので調べてみましょう。

 

ホームセンターや園芸店に引き取ってもらう

土を購入したホームセンターや園芸店では古い土を引き取ってもらえたり
土回収BOXを設置しているところがあります。

お近くのホームセンターや園芸店に尋ねてみるのもいいですね。

 

捨てずに使う方法はリサイクル?

せっかく購入した専用の土、捨てるのももったいない、何か有効活用できないかな?って考えちゃいますよね。

処分せずに使う方法は次の2つ。

・家庭菜園をしている知人に使ってもらう。
・鉢バラの古土をリサイクルをして使う。

ではではご説明しますね。

 

家庭菜園をしている知人に使ってもらう。

特にバラを育てたとはいえ、他の植物や野菜などの作物には十分な栄養分が残っているし水はけがよい土でもあります。

なので野菜を育てる畑用にも使えます。

作物を栽培するには十分に栄養が残っている、といって喜んで使ってもらえたりしますよ。

実際、我が家では植え替えシーズンに知人が「よい土だから」ともらってくれます。

または、土をリサイクルするという方法もあります。

 

鉢バラの古土をリサイクルをして使う。

バラを育てるための土のパフォーマンスはどうして下がるのでしょう?

そこを解決すれば新しい土に交換しなくてもリサイクルすれば使えるのでしょうか?

まず、なぜ古土が使えないのか?についてお伝えします。

 

なぜ鉢バラの古土は使えない?

野菜などの作物の中には同じ場所で長年栽培を続けると上手く育たなかったり最悪枯れてしまったりするので育てる場所を変えて栽培します。

そのわけは使用した肥料や栽培していた作物によって土の成分のバランスが崩れたり病害虫が発生していたりするからです。

これを「連作障害」といいます。

同じ科の仲間の野菜を植え続けると生育障害が起こるのはよく知られていますよね。

バラでも同じようなことが起こると考えられます。

 

なので、鉢の中の土を替えて環境をよくする必要があるのだと。

 

鉢植えのバラ、同じ土を使い続けるとどうなる?
1.病原菌が繁殖
2.害虫の増殖
3.栄養分の欠乏
4.団粒構造が壊れて固まってしまう

このような状態になりバラを弱らせる要因が増えてしまうのです。

なので要因を取り除いて再生させると土は再利用できるというわけです。

だけど、バラを始め草花などは同じ土を使うと病害虫が発生しやすいのに変わりなないです。

再生した土に再びバラを栽培するのは避けて違う草花に使うようにした方がいいですね。

バラの連作障害についての記事は
こちら

バラにも連作障害が起こるの?

土を草花用に再利用するために、お手軽にできる再生法を紹介します。

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3ステップでできる鉢バラ古土の再生法

太陽の力で土の温度を上げて病害虫を駆除。
その後土壌改良剤を使って別の草花の栽培に利用するようにしてくださいね。

お当てがる再生法は次の通りです。

ステップ1:鉢上からバラの株を抜いたあと、塊があればほぐし、残っている根、ゴミをフルイをつかって取り除く。

ステップ2:黒いビニール袋に入れて密封。このとき土が乾いていたら水で湿らせてから入れます。
カラカラに乾いていると温度が上がりにくくなります。

ステップ3:土の温度を60度に
土の温度は60℃になったのを確認したら晴天で3日間天日干し。夏なら1日でOK。

ただし気候条件は一定ではないので3日間を目安に天日干しします。
よい菌が死なないよう土の温度は80℃を超えないようにします。

この後、袋から出して外気に当ててさらせば完成です。

再生した土は堆肥などの土壌改良剤を加えて使いましょう。

 

鉢バラの植え替えで出る古土の対処法は?

冬の休眠期の用土替えで出てくる鉢バラの古土。

毎年の悩みの種ですよね。

そこで、鉢バラの用土替えで出てくる古土の対処法をお伝えしました。

思い切って捨てるなら次の3つの方法があります。

・自治体で燃えないゴミとして処分する
・業者に頼む
・ホームセンターや園芸店に引き取ってもらう

 

捨てるのはもったいない、どうにかして使う方法は
次の2つの方法です。
・家庭菜園をしている知人に使ってもらう。
・鉢バラの古土をリサイクルをして使う。

鉢植えでバラを育てていると用土替えは必須の作業。

出てきた古土で悩むこともしばしば。

この記事が参考になればとっても嬉しいです。

 

我が家のご近所にハウストマト農家さんが住んでいらっしゃいました。

ある日、大量のビニール袋が積み上げてあったので「何に使うんですか」と聞いたことがあります。

土を改良するためだとおっしゃってました。

土に水を撒いてビニールをかぶせて何日か出入りしないようにして病原菌の除菌を行うそうです。

それに使用したビニールが積み上げてあったというわけですね。

トマトの連作障害も太陽の力を借りて行う方法があるのだと知った一コマでした。

ではでは、今日も頑張っていきましょ!