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鉢でバラを育てていると気になるのが、水やりの頻度ですよね。
水を何日に1回やればいいのか、決まりがあるのか?
やり方が間違っていないのか、心配になります。
バラ、特に鉢植えで育てている鉢バラのついて、
- 水やりの頻度や季節ごとの違い
- 土の乾き具合の確認の方法について
詳しくお伝えしていきますね。
それと、雨!
雨が降っていたら水やりは必要ないのか?
鉢バラの水やりの頻度など、水やり全般の参考にしていただけたら!と思います。
鉢バラの水やりの頻度はどれくらいがちょうどいい?
鉢バラの水やりの頻度は「1日1回午前中に」というのが基本です。
でもこれは春から夏のはじめのこと。
いつでもこの頻度を守っていたら、鉢バラが調子を崩すことがあるかもしれません。
そのわけは、鉢バラの水やりの基本には、もう一つ「乾いたらたっぷり」という重要なコツがあるんですね。
季節によって鉢の中の土の乾き具合が違うんです。
夏になって気温が上昇するにつれ、鉢の中の土が乾きやすくなります。
それでは冬になると乾かないので毎日なのか?というとそうでもないのです。
そこで、季節ごとの鉢バラの水やりの頻度をお伝えします。
春の水やりの頻度
春は1日1回、土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。
バラはちょっぴり乾き気味が、根がよく伸びます。
ベストな方法は、時間があれば、土の乾き具合のチェックをしてから水やりをするといいです。
風が強いときなどは、表面が乾いて見えても土の内部は湿っていたりするんですよね。
そんなときは、もう一日あけてもいいのです。
3月~4月の初めはまだ、枝葉も少ないので水の吸い上げもそれほどではありません。
ただし、最近は4月でも、夏並みの気温のこともあります。
毎日ずっと、バラにつきっきりというわけにはいかなないので、天気予報の確認をして水やりの調節をするといいですね。
5月からは、葉も茂り水の吸い上げも活発になってくるので1日1回の水やりが大事になってきます。
梅雨の雨にだまされるな
5月も終わり6月ごろになると、日本はあのじめ~っとした梅雨に入ります。
鉢バラの水やりもしなくてもいいかな~?って思っていると、バラがぐったりしてしまうってことがあるんですね。
梅雨の時期の鉢バラ栽培のあるあるなんですが、雨が降っているから安心!って思って水やりをしていないときに水切れが起こります。
実は、葉が茂ってきたバラの株元には、思ったより雨がかからなかったりするんですね。
葉は、日光に当たりやすいようにそれぞれが、互い違いになるように伸びていくために、傘のように働き雨粒は葉に当たって飛び散ってしまいます。
肝心の土には降り注がない、という羽目に。
特に軒下の鉢バラには雨はかかりません。
雨が止んだら土の状態をチェックして足りなさそうだったら水やりをしてくださいね。
夏の鉢バラの水やりの頻度
鉢バラの夏越しは水やりとの戦いだと、個人的に思います。
九州地方など比較的南で、バラを育てているなら特にです。
夏は1日2回の水やりは必須です。
鉢は灼熱の太陽に熱せられ、中の土も乾きやすくなります。
朝夕の水やりが基本ですが、新芽や花がしおれたら迷わず水やり。
このときの水やりは、鉢の中の熱を全部押し流すようなイメージで鉢の底から水が流れるまでたっぷりと与えてくださいね。
酸素いっぱいのフレッシュな水に入れ替えるという気持ちで行います。
日中の水やり注意したいのが水温。
日中の水やりで気をつけたいのは、水道やホースの中の水が高温になっていることがあるます。
必ず、手で水温を確かめてから水やりをしてくださいね。
秋の鉢バラの水やり
1日1回が基本ですが、夏の終わりごろから台風や秋雨にみまわれることが多くなります。
風雨にさらされて土の乾きも流動的で水やりも難しくなる季節です。
それに、私たちも夏の水やりの感覚が抜けきらず、過保護に水やりをしてしまいます。
水やりの頻度は気温、土の湿り具合によって変える。
水やりの時間帯は、朝か夕方に。
昼間に水やりをすると、日光で水滴がレンズ効果を起こして葉や花に焼け跡をつける可能性があります。また、夜間に水やりをすると、水分が蒸発せずに葉や花に残ってカビや病気の原因になる可能性があります。
秋からの水やりのしすぎは特に、やりすぎはキケンです。
理由は土が乾き気味の環境の方が根が伸びるから、ということもありますがもう一つ理由があって、冬の休眠に備えなければならないからということなんですね。
どういうことかというと、水分がバラ体内に残りすぎていると休眠期に行う冬剪定で樹液が流れ出ることがあるんです。
これでは、樹液に含まれた栄養が流れ出てしまうことになりバラにとって良くない現象ですし、バラが休眠していない状態であることを意味しています。
秋に水やりをしすぎた結果、というわけです。
バラの秋の水やりは夏よりやや控えぎみにして、冬剪定までに枝を固めることを目標にしましょう。
秋は休眠期前の大事な時期。
たくさん光合成をしてエネルギーを枝や幹にため込みます。
光合成には水が必要です。
このように考えると
秋の水やりは、水切れをおこさないようにやりすぎないように、、って、難しいですね。
でも、これを過ぎると冬。
休眠期に入るので水やりはグッと楽ちんになるので頑張りましょ。
バラの冬の水やり
秋の終わりごろには、水やりの頻度を少しずつ少なくしていきます。
バラは冬に休眠期に入るからです。
水やりの間隔を2日おき、3日おきと長くしながら休眠期に入るころには1週間ほどに調整。
休眠期は、文字通りバラは休眠状態でほとんどの活動をやめてしまいます。
水の吸い上げも最低限で済ませるため土は、なかなか乾かないのです。
こうすることでバラを休眠に誘い、自然と葉も落ちるんですよね!
冬の休眠期に植え替えや剪定をして春を迎える準備をします。
剪定後の水やりは、乾いたらたっぷりあげてくださいね。
鉢バラの水やりで欠かせない土の乾具合の確認方法
鉢バラの土の乾き具合は次の4つの方法で確認できます
- 土の色
- 花や新芽、穂先のしおれ具合
- 鉢全体の重さ
- 指で湿り気を確認する
それぞれに説明しますね。
土の色で判断する
鉢の中の土の表面の色で判断します。
湿っているとこげ茶、乾いていると明るい茶色、という具合に鉢バラの表面の土の色をあらかじめ目で見て判断できるようにしておくといいですね。
しかし、風が吹いて表面だけ乾いている、ということも。
表面だけ乾いて中は湿っている、という場合は水やりの必要はないのです。
その場合の確認方法は、他の3つの方法で行います。
花や新芽、穂先のしおれ具合を見る
水が足りない!というバラからのサインが、しおれ方です。
これは、土が乾いてまさに根が水を求めている状態なんですね。
絶好のタイミングです。
しかし、この状態を長く続けると危険ですからすぐに水やりをしてくださいね。
水不足に陥ったバラは後日葉先がチリチリになることがあります。
軽い水切れをおこしたサインですが、このような軽度の水切れを2~3回繰り返すと根が傷みます。
そして、突然枯れることもあります。
夏は特に、バラの観察をしながらこまめに水やりをしていきたいですね。
鉢全体の重さで確認
土が乾いているときと、湿っているときでは重さが違います。
鉢をもってみて重さで確認する方法があります。
実際に秤で測ってる人もいらっしゃるようですよ。
テラコッタ製の鉢は重くムリだけど、プラ鉢なら土が乾いているときと水やり十分のときの重さの違いを、抱え持って肌感覚で確認しておくといいですよ。
鉢が大きかったり誘引しているつるバラには使えない方法ですが、比較的小ぶりな鉢植えでどうしても判断できないときには有効な手段です。
指で湿り気を確認する
土に指を差し込んで湿り気を確認する方法です。
土を深さ3㎝くらい掘って確認してもOK。
大きな鉢植えの場合は割り箸を指して湿り具合をみるのもいいですね。
鉢バラの土にまんべんなく水を含ませるには?
鉢の中の土の隅々まで水がいきわたっているか?土の中を見ることはできません。
できるだけ、いき渡るように工夫をしていきたいところですね。
そのために、土の配合を最適化したりウォータースペースを設けたりします。
ウォータースペース:鉢植えのフチより3~4センチのところまで土を入れて水をためる部分を作ります。
水が溜まるくらいに水やりすれば徐々に土の中にしみこんでいくので均一に均一に行き渡ります。
また鉢の汚れや土が流れ出るのを防ぐ効果もあります。
水の通り道ができている場合
土の中に水の通り道ができている場合があります。
土が硬い部分とそうでない部分ができていたりするんですね。
そのために、水やりしていても水が行き渡らないことがあるんです。
ときには細い棒や支柱を土にさして少し環境を変えてあげるのもいいですね。
硬い土をほぐすという効果も期待できます。
ただし、根が傷むのでほどほどにしましょう。
鉢バラの水やりの頻度と土の乾き具合のチェック法のまとめ
鉢バラの水やりの頻度は季節によって違います。
大まかにまとめてみますね!
梅雨→雨にだまされないように確認しながら水やり
夏→土が乾くので朝夕の1日2回
秋→台風や秋雨で乾きを確認してやりすぎないように
冬→秋の終わりくらいから徐々に間隔をあけていき最終的に1週間に1回くらいにする。
このようにすると大丈夫ですが、絶対確実ではありあません。
水やりは、植物の栽培で一番難しいテクニックなので、よく観察して臨機応変に対応してくださいね。
私たちにとって、もどかしいのは土の中の様子が見えないことです。
時には、土の植え替えをしていて土の中に空洞ができていたのを知って愕然とすることも。
バラに「ごめんね」って謝りました。
台風で鉢を移動しているときに、落として割ったことがあります。
そのときに、土の中の様子を見て、ちゃんと水やりしても土が湿っているところと乾いているところがあるんだなと思ったんです。
良い経験だったと思います。←転んでもただは起きぬ精神大事!(笑)
このときは、まんべんなく水が行き渡っていると確認できてうれしかったです!
鉢バラを育てる私たちは、水との戦いを制しなければ美しい花を咲かせられません。
バラは、私たちの水やりを心待ちにしていたりありがた迷惑だったりするので観察第一で!
今日も頑張っていきましょ!
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