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バラの根腐れの症状は?原因と復活の手順と予防に役立つ方法

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この記事は約 10 分で読めます。

バラを育てていると水をやりすぎると根腐れする、とよく聞きますよね。

なので、水やりは控えめにしているという人も多いのではないでしょうか?

 

バラは思っているよりも強い植物で滅多なことでは枯れたりしないので、適切に水やりをして太陽に光を浴び適度な風通しがあれば大丈夫なんですよね。

そういいながらも天気や水やりの方法、土の中の環境などで何かのバランスが崩れると、枯れてしまうこともあります。

 

この記事では「根腐れ」関連についてお伝えします。

この記事から分かること
根腐れの症状の例
根腐れの判断後の復活の手順
原因と予防法
バラ苗購入時に気をつけたいこと

そんなに頻繁に起こることではありませんが、「こんなこともある」と頭の片隅に置いといてください。

早期発見で対策してくださいね。

 

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バラの根腐れとはどんな症状?

バラの根腐れとは、その名の通り根が腐れた状態ことをいいます。

根の先っちょから腐っていき知らないでいるとだんだんと株元から腐って枯れていくのです。

バラが根腐れした!と早い段階で判断できれば枯らさずにすむのですが、見逃すととても危険なんですよね。

 

ただ、土の中のことだから一目で根腐れしたとは分からないのが悩ましいところです。

根腐れすると水や養分を吸い上げられなくなります。

 

そのため次のような症状が出やすくなります。

 

バラを根腐れと判断する症状

  • 水やりのあと水がすぐにはけない
  • 全体的に元気がない。
  • 葉が落ちる
  • 葉が黄色くなる。
  • 枝にシワのような筋が入る
  • 土から悪臭がしたりアオカビが生えている

 

地上の症状はこのような状態です。

 

地中では、根が黒くなっていたり、極端に減っていることが多いです。

 

地上の枝葉だけで判断するのはとても難しいです。

が、そのままでは枯れてしまうので掘り起こして根を確認します。

 

もしかしたらアオカビが生えていたりヘドロのような悪臭がすることも。

もしも、このような状態ならば早急に対処してください。

 

バラが根腐れしたと判断したら

バラは根腐れするとそのままでは、復活することはありません。

枝にシワが入るころまで放置していたら、復活は難しいです。

間違っても肥料は施さないようにしてくださいね(活力剤も不要)

 

ときおり、落葉した後芽吹いて、そのあと一気に枯れこむことがあります。

私は個人的に、バラの根が栄養や水を送るために枝葉を落とした結果、余力ができて芽吹かせてみたけれど、やっぱり根の量が十分ではないために力尽きてしまうのだと思うのです。

落葉したときに、枝葉をカットして根の余力を補うこともときには必要なのかもしれません。

 

バラを根腐れから復活させる手順

バラを根腐れから救うために、根を腐らせる原因のバクテリアや微生物を取り除き水はけのよい土に入れ替えます。

次の手順で行ってくださいね。

1.鉢から抜き出す。このとき真っ黒で白根がなければ根腐れしていると判断。
2.土を落とす。腐った根は株元をもって降ると土と一緒にボロッと落ちます。
3.根を洗い、黒ずんだ部分や腐っている部分をカット。
4.根が少なくなっているので枝葉もそれに合わせてカット。
5.肥料分が入ってない土に植え替えたっぷりと水を与える(鉢サイズも小さくする)
6.日陰に置き新芽が出るのを待つ。
7.新芽がでて2週間ほどしたら肥料を与える。

 

バラの根腐れ復活作業の注意点

項目5,根を洗っているので根と根の間の土がありません。

根と根がくっつきあわないように、そして根と根の間に隙間なく土が入り込むように植えこむ前に乾燥した土をまぶしておきます。

根の間に隙間ができないように割りばしなどでつつきながら植えつけます。

 

このような手順で復活を待ちます。

 

バラを根腐れから守る予防方法とは?

バラはとても可憐で弱々しく感じますが、けっこうタフで強い植物です。

なので、水やり日当たり風通しなどの条件が極端に悪くなければ枯れないし、根腐れもしません。

しかし、やっぱり根腐れが絶対にないわけではありません。

 

では、どうして根腐れしてしまうのでしょうか?

バラを根腐れから守るために、まず根腐れの原因から考えてみます。

 

バラが根腐れしてしまう原因

根腐れはバラに限らず、多くの植物に見られる現象なんです。

根腐れしてしまう原因として、水のやりすぎだといわれています。

 

本当にそうでしょうか?

だとしたら、水耕栽培で育つ植物が根腐れしないのはなぜでしょう?

実は、植物の根腐れの多くは酸素不足が原因なのです。

水耕栽培は、水を流動させることによって酸素を送り込むので悪さをするバクテリアや微生物が繁殖しにくくなるんですね。

 

水の動きが止まるというのが一番やってはいけないことのようです。

 

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では話をバラに戻しますね。

 

土で育てる私たちのバラも植物。

同じように、根腐れするのは土の中で根を取り巻く環境が酸素不足になったときです。

少々水やりしすぎでも、土の水がはけて土が水浸しにならなければ滅多なことでは根腐れしないです。

水はけのよい土だと、水やり後土は一粒一粒に十分な水を吸い込みます。

土と土の間の水がはけ、根も吸い上げてしまったあとには隙間ができ、そこから酸素を吸収します。

 

こうやって健康な根が伸び続けるのです。

 

ところが、土の中が水浸しの状態のうえ、水が交換が行われないとなるとどうでしょう。

保水性の高い粘土質の土だと水がはけず水浸しの状態で、いつまでたっても空気が入り込める隙間ができません。

根は酸素を取り込めません。

 

水はけの悪い土だとこのようなことがおこります。

水やり→水がはけない→土中の酸欠が起こる→酸素が少ない環境を好む微生物が大繁殖→根を分解する→根が腐る。

 

酸欠状態となってしまいます。

その結果、酸欠状態でも生きていけるバクテリアや微生物が繁殖します。

 

嫌気性微生物と呼ばれるバクテリアや微生物は、根を分解し腐らせてしまうのです。

 

水やりの仕方によっては、このようなことが起こりやすいので根腐れの原因を「水やりのしすぎ」と一言で片づけてしまんですね。

バラの根腐れの本当の原因は、水はけが悪い土に水やりをしすぎることで起こるのです。

水はけのよい土なら、酸欠状態にならないから、根腐れは考えられない。

バラ栽培に使う土として「水はけがよい土」が推奨されているのはそういう理由からなんです。

バラ苗を購入したときに気をつけたいこと

バラ苗を購入したら、植えてある土の水はけを確認してくださいね。

もしかしたら、保水性の高い土で植え付けしてあるかもしれません。

その場合は、他のバラよりもやや控えめの水やりをしてくださいね。

 

バラの元気がないと感じたら

毎日のバラパトロールで、違和感を感じたら

バラの葉や茎、株元など全体的に確認してくださいね。

 

さまざまな症状で根に問題がありそうなら、根の確認をして復活の手順で植え替えます。

悪さをする嫌気性微生物をバラの根から全部取り去ってしまって、綺麗な土に植え替えるというイメージを意識してくださいね。

買ったばかりのバラ苗なら、販売元に尋ねると交換してくれることもあります。

問い合わせしてみてくださいね。

 

バラの根腐れは滅多なことでは起こりにくいです。

なので、よく観察して根腐れと判断したら早めの対策をしてみてくださいね!

 

我が家でも、冬の植え替えのとき真っ黒な根になっているバラがありました。

幸い植え替えの時期だったので枯れずに済みました。

 

そんなことを経験しながら、ロザリアンになっていきましょ♪

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バラの元気がないときの対策法
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