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バラの花が咲いたかと思うと
すぐ散ってしまう。。。。
あ~花持ちが悪いな~って思いますよね。
2週間も美しいまま咲くのもあれば
1~2日で散ってしまうものも。
バラの花持ちが悪いなというとき
だいたい
次の2つが関係しています。
・育てている環境が悪い
・花持ちが悪い品種を育てている
2つにフォーカスして
できるだけ長くバラを楽しむための
対処法をお伝えしたいと思います。
どうぞ最後までお読みになって
参考にして下さいね!
<バラの花持ちが悪い>
花にも寿命があります。
種を作らなければならなかったりなど
次の準備に移りたいこともあります。
バラ側の事情があるんですね。
また、早くしおれてしまうような環境で
育てていれば、
とうぜん花持ちが悪くなります。
バラには美しいまま2週間ほど
咲き続けるもの、開いたと思ったら
1~2日で咲き終わるもの。
いろいろありますよね。
当たり前ですが品種が違えば、
花持ちにも影響がでてきます。
だけども
同じ品種でも環境が違うと
花の持ちが違ったりするんですよ~
どのような環境なら
花を美しいまま何日も咲かせられるか
そこが問題です(笑)
<育てる環境で花持ちが変わる>
花がしおれて枯れてしまうのは
役目を果たしたから。
生育の次の段階へ
進むためでもあります。
↑↑ココまでは当たり前、
って感じですよね。
しかし、他にも原因があって
外的な刺激があると
しおれてしまうんですね。
日差しによる刺激:
温度が上がりすぎて水分が失われる。
成長が早まって疲れてしまう。
風が強すぎる:
バラにとって風通しは必要ですが
強すぎる風は花持ちを悪くします。
これは乾燥が原因です。
湿度が高すぎる:
雨に当たりすぎると花を汚くします。
たとえばマンションなど高層階の
ベランダで育てていると、乾燥や水切れで
花がしおれたりします。
高層階ですと日当たりよすぎ、
風の当たりすぎで、花まで水を
吸い上げれないことがあるんですよね。
こんな場合
遮光ネットを張って日差しと風を防ぐだけで
大きく違ってきます。
みずみずしい花びらを保つためには
環境と水を吸い上げる力とが必要なんです。
そのために環境に気をつけて
健康に育てる。
適度な肥料や土の配合、消毒も
必要になってきます。
でも、こうした方法も
もともと花持ちが悪い品種ならば、
限界があるんですよね。
<花持ちがいい品種を育てる>
どんな品種が花持ちがいいのでしょう?
切り花に向く品種は比較的
長く咲き続けることが多いですね。
切り花品種というのは
花の生産者が商品として育てる品種。
収穫して消費者に渡る前に
枯れてしまうのでは商品としての
価値が失われてしまいます。
だから、花もちがいいのは
納得できますね。
だけど、バラって
花持ちがいい品種ばかりでは
ありません。
長く花を楽しめる方がぜっていいいのに。
不思議ですよね?
花の寿命が短いバラもあるのは
なぜだか気になりませんか?
そのわけは、
人々の香りへの追求があったから。
香りを求めれば花の持ちが悪くなる。
品種改良の長い歴史にの中で
花持ちより姿よりも何よりも
香りを重視した時代がありました。
いい香りのバラをつくるために
花持ちを手放した、
こういうわけ。
香りを求めれば花の持ちが悪くなる。
花もちと香りは反比例するんですね。
<花持ちがいい品種のバラ>
ここで花持ちがいいバラを
3品種ほど紹介しますね。
いずれもさうび家で
鉢植えで育てているバラです。
室内でも長いあいだ
美しく咲き続けます。
チェリーブランデー
2005年日本に登場した品種です。
外弁が濃く内側が薄茶のコントラストのあるバラ。
大輪で開花するととてもゴージャス
わかな
まるでレタスのような
緑色の花びらが特徴のわかな。
ハイブリッド・ティー系統のバラで、
中輪の花をつけます。
花持ちがよく2週間ほど美しく咲き
切り花としても優秀。
新鮮ですがすがしい
印象を与えてくれます。
日本生まれの品種の人気種です。
パリス
きまぐれに現れる花色が特徴。
淡いピンクをベースに、
花の周囲や一部の花弁が濃い紫ピンク色に染まり、
房咲きになって株の上に咲き混じる。
四季咲き。株元から上部まで全体に花を付ける。
<花持ちは悪いけど次々に花が咲く品種>
香りと花持ちは反比例するというバラの
代表ともいえるバラ。
でも、花がすぐ散っても次々に咲くからか
なぜか花持ちが悪い
という印象になりません(笑)
これもさうび家で鉢植えで
大切に育てています。
玄関などお客様をお迎えする場所に
置いてます。
「いい香り」って話も弾みます…
アイズフォーユー
ジャクリーヌデュプレ
<室内で外的刺激から守る>
外的な刺激で花持ちが悪いのなら
開花のピークの少し前で切って
室内で楽しむ、っていうもありです。
ガクが下がったタイミングで
お部屋に飾って花や香りを堪能。
このタイミングなら
室内でも十分に
花の寿命をまっとうできます。
強い日差しや暑さから守ることができ
花持ちがいいですよ。
<庭で長く咲くのに切ると花持ちが悪くなる品種>
庭では長く咲いているのに
切って室内に飾るとすぐ散るバラもあります。
るるというバラを紹介しますね。
コーラルピンクの愛らしいバラ。
ハッとするくらい鮮やかな花色で
道行く人の目を引きます。
るるは鉢植えや地植えに向くバラなんです。
このようなバラは
切ると花もちが悪くなることが多いのです。
室内で楽しめるかどうか気になるときは
ラベルに切り花向きと表記してあるか
チェックして下さいね。
<作出のお国柄で違うバラの花持ち>
日本やドイツのバラは比較的花持ちもよく、
合理性がよい性格のバラが多いような?
イングリッシュローズはなんとなく
花持ちが悪いイメージですよね。
でもこれは、バラが育てられる
地域が違うから。
イギリスは日本よりも寒いです。
そのようなところで作られた品種なので
日本で育てられたらあたたか過ぎで
成長が早まり花持ちが悪くなります。
実際、イングリッシュローズは
育ちすぎるバラが多くないですか?
おそらくですが、本国イギリスでは
同じ品種でも日本で育てるより
コンパクトに育つのではないかと思います。
<おさらい>
バラの花持ちが悪いときの原因は
だいたい2つ
・育てている環境が悪い
・花持ちが悪い品種を育てている
乾燥を防ぎ、水をたくさん吸ってくれる
環境にして健康に育てる。
そして、
花持ちがいい品種を選んで育てる。
日差しが強いときは
切って室内に飾っておくと花もちがいいです。
このような対処法で
できるだけ長く花を楽しみたいですね。
花持ちがよい品種を3つ紹介しましたが
他にもたくさんの品種があります。
特に最近は
花持ちがよくて香りのよいバラも
作られているようです。
花持ちが悪いといっても
散るからこそ美しい、ともいえます。
次の生育段階へ進む一歩ですものね。
といっても
つぼみが完全に開ききったと思ったら
すぐにハラハラと散り掃除がとっても大変。
花殻をそのままにしておくと、
病気の原因にることもあるので
こまめなお手入れが必要です。
手をかけるからこそ
思い入れも高まるってことも!