スポンサーリンク

バラの剪定時期の疑問。四季咲き性つるバラ品種も夏に切る?

この記事は約 7 分で読めます。

バラの剪定の時期は
花後、夏、冬に行うのが基本。

だけど、つるバラは
夏剪定をしてもいいのか悩みますよね。

バラの剪定時期、つるバラも夏に切る

特に四季咲き性や返り咲き性の
つるバラはどう扱っていいのやら。

だって
つるバラは枝を伸ばさなきゃならない。

 

それなのに
花をつけるってことは枝葉の成長を
止めちゃうんじゃないのかな?

けど、そもそも花を楽しむために
育ててるんだよね。。。

と心の葛藤が…

 

そこまで大げさじゃないにしろ
ちょっと困ってる、ですよね?

結論から言うと
夏剪定をしたほうが花つきがいいです。

その場合強剪定ではなく
軽く切ってくださいね。

 

一季咲き性のつるバラと
四季咲き性のつるバラは
ちょっと違う扱いになりますよ~

 

<バラの剪定時期。四季咲き性つるバラは切る>

四季咲き性の木立性バラや
一部のシュラブローズは
夏に剪定します。

剪定をしなくても
花は咲くのですが。。。

 

木立性バラを夏剪定すると・・・
・樹形が整い秋バラの見栄えがよくなる。
・剪定で刺激をうけ株の状態がよくなる。
・日当たり、風通しが改善して病害虫を予防する
・枝にバランスよく栄養がいきわたる。

 

一般的に、このような効果があります。

四季咲き性のつるバラにも
同じ効果が期待できるんですよ~

 

<四季咲き性のつるバラなら秋も咲かせたい>

春だけじゃなくて
秋も咲かせたい四季咲き性のつるバラ。

春とはまた違ったイメージの
花がさくのが秋。

 

と~っても楽し見です。

四季咲き性のつるバラを
軽く夏剪定したら秋に
たくさんの花芽をつけるのです。

 

注意点が一つ。
夏バテで弱っているバラは
あまり切らず、葉を多く残してくださいね。

このように秋バラを咲かせるのに
有効な夏剪定ですが
夏の暑い中での作業になります。

つるバラなら
脚立を立てることもありますよね。

無理をして怪我したり
熱中症などになったら大変です。

体力や体調を優先して考えてくださいね。

 

<どれくらい切るのか>

つるバラを誘引しているとすれば
樹高を整えるってことは、
ほとんで気にする必要はありません。

なので、花の大きさをから
切る枝の太さを目安に切る場所を決めます。

 

大きい花は細い枝には咲かせられないから
十分に花芽がつきそうな太さまで
切り戻します。

 

直径5cm未満の花
→爪ようじよりやや太いところ(直径3~4mm)で浅めに切る。

直径10cm未満の花
→割りばしの太さくらい(直径5~6mm)のところまで切り戻す。

直径10cm以上の花
→鉛筆くらいの太さのところ(直径8~1cm)まで切る。

 

これはあくまでも目安です。

個人的には夏剪定では
これより浅く切っていいのかな、と思います。

 

<夏剪定のあと施す肥料>

四季咲き性のつるバラは
次の花を咲かせるために
芽吹いてきます。

肥料を施すと
若い芽の成長が良くなります。

 

ただし、夏バテで弱っているなら
肥料は施しません。

◯夏剪定のあと施すのに適している肥料は?

夏剪定のあと、施すのは
速効性肥料。

あとからじわっと
遅効性の肥料では間に合わいません。

 

液体肥料を分量通りに
施してくださいね。

次に芽吹いてくる若芽に
栄養を送りましょう。

 

<夏剪定後に新芽が出ない。どうして?>

夏剪定のあと
新芽が伸びないことがあります。

この犯人はコガネムシの幼虫かも。。

コガネムシと幼虫

夏バテの症状と似ていますが
株がグラついたり、雑草が生えない、など
コガネムシ食害の特徴的な症状が表れます。

スポンサーリンク

 

<一季咲き性のつるバラは夏剪定しない>

一季咲き性のつるバラは
基本的に夏剪定をしなくていいです。

一季咲きのバラは、いうまでもなく
秋に花は咲きません。

次の春、爆発的に花を咲かせるために
枝を伸ばし葉をつけ光合成をして
栄養をため込む時期だから。

新しく出たシュートもまっすぐに立てて
伸びるだけ伸ばすします。

一季咲きのつるバラ フランソワジュランビル

春に咲いたら翌年まで花を咲かせないから
秋バラのための夏剪定は必要ないですもんね。

 

改めて剪定しなくても大丈夫。

日頃のお手入れで十分です。

たとえば、葉が茂りすぎて
日当たりや風通しが悪くならないように
整えるくらいのお手入れ。

 

そうしとけば病害虫も防げますから。。

樹勢の強い品種なら
枝葉が茂りすぎて周りのバラの日差しを
さえぎっていることもあります。

あまりにも大きくなりすぎて
影を作ったり、邪魔な場合は麻ひもで
まとめてください。

 

余分な枝は切っても大丈夫です。

 

<おさらい>

秋にも花をつける四季咲き性のつるバラは
夏剪定をしてもしなくても
花は咲きます。

ただ、
切ったほうが秋バラをたくさん楽しめます。

切って秋バラを堪能するか、、
冬の誘引で十分な長さにするために
切らずに伸ばすか。

このように考えながら
自分流にやっていくのもバラならでは。

 

自由度のある四季咲き性のつるバラ。

自由自在に好みのままに
作り上げてくださいね。

 

一季咲き性のつるバラは
光をさえぎったり邪魔な場所まで伸びたら
切る、くらいで大丈夫です。

さうび家では、つるバラはどれも
ほとんど切らずに伸ばしています。

 

外壁いっぱいに
つるバラをはわせたいからです。

ただ、みんな鉢植えなので
そうするには土の量が絶対的に足りません。

 

これからのさうび家の課題ですね・・・