PR
スポンサーリンク

バラは冬に葉を取る取らない、どちらがいいのでしょうか?

記事内に広告が含まれています。

この記事は約 8 分で読めます。

バラは冬になると葉を取る?取らない?
どちらもそれぞれに理由があるようです。
混乱しますよね?

 

バラは落葉樹で本来、
冬になると葉を落とす花木なんです。

「え?落葉樹?冬でも葉が青々しているよ?」

ということもありますよね?

落葉しないバラ

だからこそ混乱するわけなんですが。

無理やりとってもいいの?

疑問は尽きません。

 

 

そこで、
冬に葉を故意に
取ってしまった方がいいという考え方、

無理に葉を取る必要はないという考え方
それぞれ
どういうことなのか説明したいと思います。

 

さらに別の視点から考えてみるとどうなのか?

お話しします。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

冬に葉を取るほうがいいという考え

バラのためにもなり剪定や誘引がしやすい

 

バラは最高気温が7度以下で
成長活動を止め、

最低気温4度以下で
完全休眠に入るといわれています。

 

はっきりと決まっているわけではなく
品種や環境、
生育状態で変わって来るようです。

 

単純に気温をというわけではなく、
バラが感じている温度で
決めているのかもしれませんね。

なので、冬になっても葉が青々して
落葉しないということもあるんですね。

 

 

休眠すると枝葉を伸ばすことも
花を咲かせることもやめてしまいます。

 

休眠期は根だけは活動していますが、
栄養はほとんど必要ないので光合成をして
栄養を蓄える必要がないというわけですね。

 

だから葉を取っていいという考え方です。

青々した葉を取ることで
休眠を促進するともいわれています。

冬に葉を取るメリットとして
・バラの休眠を促進する。
・葉に残った病害虫を春に持ち越さない。
・剪定や誘引がやりやすい(葉が邪魔にならない)

などいわれています。
確かにメリットありそうです。

 

しかし、冬に葉を取らなくていい

という人は
次のように考えているようです。

 

青々とした葉は無理にとる必要はない

冬に葉を取るメリットの根拠はない、
と考えています。

一つずつみていきましょう。

 

・バラの休眠を促進する。

バラは、自分の都合で
葉を落としたりする植物です。

 

病気になったときや株元が蒸れるなどで
葉が要らないと判断したら
葉の付け根の弁を閉じで水をカットします。

 

自浄作用というか、
自分で何とかするんですね。

 

・葉に残った病害虫を春に持ち越さない。

葉を取ったとしても、
病害虫を完全に排除できるわけでは
ありませんよね。

ウドンコ病に関しては
多少効果があるかも、という程度のようです。

 

・剪定や誘引がやりやすい。

これはもう、
人間側の都合というものですね。

落葉樹なのに冬になっても
葉を落とさないのは
何らかのわけがあるのかもしれません。

 

自分で何とかする
バラが残しているのですからね。

 

青い葉をそのままにしておいても
春に新芽がでたら
自然と落葉するということもあるのです。

温暖化や肥料のやり方、生育の状態で
落葉しにくくなっている可能性も。

 

こういうわけで

青い葉を故意に取る必要はない、
バラに任せる、という考え方もあるのです。

 

※ただし、1月すぎても残っている葉は
カットした方がいいかもしれません。

残していて寒さで
葉が傷んでしまうだけですからね。

 

ココまでは、
葉を取るか取らないか、
「葉」だけにフォーカスしていました。

別の視点からも考えてみたいと思います。

 

バラを植えている環境についても
あわせて考えてみたいと思います。

 

別の視点から考えてみる

鉢植えでは、意図的に葉を取る?

 

鉢植えという環境では
葉の取り扱いは自然と決まってきます。

 

鉢植えは地植えと違って
成長のすべてが
鉢の中にありますよね?

鉢土の環境は自然のちからが及びません。

 

だから人の手で環境を
よくするという作業が必要になります。

 

鉢植えのバラは休眠期に入るのを
利用して鉢植えの土を替えたり、

場合によっては鉢増しをします。

 

根詰まりした根の伸びしろを
増やすという目的がありますね。

 

古くて固いパワーの落ちた土を取り除き
新しいふかふかの土にいれかえて
根の成長を促進するわけです。

 

根、枝葉、花の質と量は
イコールの関係だといわれます。

 

たくさんの花を咲かせたいなら
それ相応の質と量の枝葉が必要で
それをはぐくむ根が必要だというのですね。

 

では、休眠中に根をほぐしたり、
古い根を切って取り除いたりしたら?

根が減ってしまっています。

 

それに見合う枝葉にするため
葉は取る必要がある、
と思うのです。

成長のすべてが鉢の中にあるバラは、
冬に葉を取り除いて
土替え、鉢増しをして春にのぞむ。

 

そう考えてていいと思います。

 

バラの冬の葉は取るか取らないかは個人の判断

バラの冬の葉を取るか取らないか
どちらの視点の考え方も
納得のいくものがあります。

 

バラを植えている環境、
作業効率のよさ、
バラの生きる力

総合的に考えて、そのときどきに
バラひとつひとつに対して
決めていいと思います。

 

バラの冬の葉を取っても取らなくても
バラはきっと応えてくれます。
春にはきれいな花を咲かせます。

 

葉もない寂しい枝から爆発的に芽吹き、

葉を増やし大きくしながら成長し
花芽をつけ開花します。

 

毎日、感動!の連続が続きます。

 

バラは思った以上に、
柔軟に順応してくれます。

あの可憐で弱々しいイメージとはうらはらに。

バラの葉を取るか取らないかなんて
なんで悩んでいたのか、
と思うくらいです。

 

バラはもともと落葉樹なんですよね。

葉が自然に落葉するととっても
楽なんですけどね。

なぜ落葉しないのか・・・

次はこちらを↓↓お読みくださいね。

バラの葉の簡単なとり方と落葉しないわけ