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バラの肥料成分の働きは?生育に必要な3要素の過不足による不調とは

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バラの肥料の成分、生育に合わせて肥料を

バラをたくさん、キレイに咲かせたい。。。
バラを育てていると誰もが抱く熱い想いですよね。

 

いきいきとした美しい色で咲き
少しずつ変化していく花色。

見てると
とっても嬉しくなりますものね。

そのためにも肥料!

欠かせません。

ただし
肥料を施すことが目的になってはいけないです。

 

栽培書などにも
肥料を施してください、って書いてありますしね。

書いてあるから、っていうだけで闇雲に
施してるとバラの不調の原因が肥料ということもあるんです。

変に枝が伸びすぎたり、
葉が大きすぎたり
花が奇形したり、
花びらが開かなかったり

こんなことが起こってくるんですよ。

 

健康に育つための肥料が不調の原因なんて
ちょっと驚きです。

もちろん
不調の原因がすべて肥料に関係しているわけではありません。

バラの不調の原因を見極めるためにも
肥料のこと知っておくといいですよね。

 

肥料食いといわれるバラ・・・・

肥料を施すと育つのはなぜでしょうか。

肥料の成分が
どんなふうにバラに働きかけているのでしょう?

知っておくと
いろんな不調にも対処しやすくなります。

参考にしてみてくださいね。。

前の年よりたくさん花咲くように、
肥料の知識を高めていきましょう。

知ることは大切ですよ~

 

まず、初めに知っておきたいこととして
バラなど植物は
なにで構成されているか、ということですね。

 

 

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枝葉を伸ばし花をつけるプロセス

葉の気孔から二酸化炭素を吸い込んで
光合成に必要な炭素を取り入れます。

光合成にはさらに酸素と水素が必要で
それは、根が吸い上げた水から調達します。

光合成の仕組みで
炭素と酸素と水素を使って糖類を作りまして

それをもとにセルロースなど固くて頑丈な骨格を作るんです。

これだけでバラの体をつくり
生命を保つことができればいいのですが
そうはいかないんですね。

 

野山に自生している木々はゆっくりと大きくなっていきます。
目に見えて生長している感じってありませんよね。
あら、いつの間にか大きくなったね、って感じ。

それに対し、
バラは生育旺盛でたくさんの枝葉をだしては更新します。。
いい香りもだします。

1年のあいだに目まぐるしく生長していくんです。

バラの生育に肥料が欠かせない理由は
そのへんのところからきているんです。

 

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肥料の成分はバラにどのように働く?

元肥(寒肥)、芽出し肥、お礼肥え、定期的な追肥など

肥料を施すと
よりいっそう美しくたくさんのバラが咲き
かぐわしい香りを放ちます。

 

それは、適正な時期に適正な量の肥料を施すのが大事です。

 

植物を構成元素の中には16種類の必須元素があります。

16種類のうちの
酸素と水素と炭素は
植物が自分の力で吸収できる元素なので
肥料として施す必要がありません。

肥料として施さなければならないのは

生育するのに
自然にまかせていては足りないという成分。。

 

3要素といわれている窒素、リン、カリウムです。

バラは生育旺盛で、枝葉を更新していく植物だから
常に3要素は消費され不足します。

だからバラの生育のタイミングに合わせて
肥料として補ってあげるのです。

 

3つの要素とは
窒素・・・・・ 葉緑素や核酸の構成要素→葉
リン酸・・・・ 核酸・酵素の構成要素→花
カリウム・・・ 細胞の浸透圧調節→根

というようにそれぞれに働きかけます。

 

元肥(寒肥)、芽出し肥、お礼肥え、定期的な追肥などっていうタイミングで施すといいですね。

 

バラに施す肥料は、多すぎても少なすぎても成長に影響してきますが
まったくないと元気のないバラになってしまうのは間違いありません。

 

窒素成分が多すぎると病害虫や寒さに弱くなります。
少ないと葉の色が薄くなり黄色がかり
枝分かれなどが減り大きくなりません。

リン酸成分が多すぎると土の中の亜鉛・鉄・マグネシウム欠乏を誘い
少ないと花数が減り花咲く時期が遅くなるようです。

カリウム成分は多すぎるとマグネシウム・カルシウムの吸収を阻害し
少ないと根の横張りが弱くなります。

このように多すぎても少なすぎても困るのです。

 

ほかにもマグネシウムとカルシウムは
3要素に負けないくらい大きな役割をしています。

 

バラも、ミネラルが必要

バラにもミネラルが必要です。

マグネシウムとカルシウムの働きをお伝えしましょう。

 

マグネシウムはシュート(枝)の発生や開花に影響します。

多くのシュート(枝)の発生は
たくさんの花をつけるということと同じですからね。

 

カルシウムはバラを強くします。

不足すると元気がなくなり葉が黄色くなります。

 

バラを育てているとどうしても肥料食いというイメージからか、肥料が多い状態になってる場合がよくあります。

自分で肥料を上手に配合できればいいのですが、もしもバランスを崩してバラの不調を引き起こしたら原因を特定するのが難しくなってきます。

そういうことが起こらないようにするためにも、3要素を主な肥料成分としてバランスを調整したバラ専用肥料を施すのがオススメ。

 

もしも 水やり、日当たり、風通し、
病害虫などの管理が問題ないのに不調になったときは
肥料の量やバランス、施肥の間隔を見直してみるといいですよ。

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まとめ

バラの生育は旺盛なので、たくさんの栄養分を必要とします。
生長に栄養分を使ってしまうので、補う必要があるんですね。

自然の中では、必要量がまかなえません。
私たちが、肥料として施すことで
バラは美しくたくさんのかぐわしい花を咲かせるのです。

ただ、多く与えすぎても少なくても不調がでます。

肥料のことを正しく知っていれば
バラの不調に出会ったときも
対処の方法を見つけることができますね。

バラの観察と共に
肥料の時期や量を記録しておくと
なにかの手がかりにもなると思います。

 

 

我が家にはバラ用のカレンダーがあり
それにメモ書きしています。

カレンダーは翌年のバラ栽培の資料です。。
これが毎年蓄積していって膨大なデータとなります。

我が家だけの栽培書です(笑)

じゃ、頑張っていきましょう!