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バラの芽出し肥の時期は休眠明け。新芽の動きが加速する?

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バラが休眠し一連の冬作業が終わって

一息つくと。
すぐ1月も終わり…

2月下旬を過ぎて寒さが緩むと
早いところでは芽吹きが始まります。

 

休眠から目覚めると
新芽が吹き葉が茂りだすのは
ほんっと早いです。

剪定した切り口から5個も6個も
芽がでてきたりします。

こんなに芽吹いてきます

感動モノです。

 

枯れ木のようだった枝の節々が
赤くぷっくりとしてきたなと思っていたら‥

 

次々に

みずみずしくてやわらかな
赤ちゃんの葉が出てきて…

あっという間にもう、
しっかりとした大人の葉になっていきます。

 

うかうかしていると肥料切れになって
元気がなくなることが。

 

この頃芽 出し肥を施すと、
育ちが良くなるんですね。

 

「芽出し」は芽を出すための肥料ではなく
でてきた葉が大きく育つためのものと
考えたほうがいいようです。

 

芽出し肥を施して
休眠からの新芽の動きに
スタートダッシュをかけましょう。。

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バラの芽出し肥の時期は休眠明けをねらう

バラ芽出し肥時期を逃さない

施す時期はいつ?
などと
迷っている時間はありません。

 

施す肥料はなに?

それは
即効性のある肥料。

化成肥料もしくは液体肥料です。

この時期バラは肥料を待てないかのように
生長していくので
しっかりと施すことが大事ですね。

このことは後で詳しく説明しますね。

このような液肥を規定通りに
水で薄めて与えてくださいね。↓↓

バラの芽出し肥液体肥料

 

では、ですね。
その時
バラの体の中で
なにが起こっていると思いますか?

休眠期前後のバラの体内の動き

はぐくみはよくできています。

実に理にかなったシンプルなシステムなんです。

 

複雑に作用しあって大きくなっていくんです。

シンプルとか複雑とか真逆な感じですが
最後まで読んでいただくと
納得してもらえると思いますよ。

 

一般的な落葉樹は
翌年に芽吹くための準備が
夏の終わりから秋の初めにかけて終了します。

 

日を追うごとに、日中の長さが短くなり
気温も下がっていきますよね。
この時期に成長を止め葉を落とし休眠します。

 

そしてある一定期間 低温にさらされた後
気温が上がると芽吹きはじめるのです。
(すべての落葉樹がそうだと限りませんが)

 

バラも同じようなプロセスを経て
芽吹きが始まるようなんです。

 

さて、
バラの栽培書やネットで
秋にできるだけ葉を残すように
と書いてあるの見たことありませんか?

それは
次に芽吹く準備のために
葉が必要なんですね。

 

その準備期間が秋までなんです。

葉で養分をできるだけたくさん作って
晩秋にいっせいに引き上げため込むのです。

 

葉が多く残っていたほうがいい。
ですよね。

 

この養分が春に芽吹くチカラになります。

 

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引き上げた栄養をどこに蓄えるのか?

実は体中の色んな所に蓄えるのですが
主役は

表皮のちょっと内側の細胞。

 

春、条件が整い芽が出始めると
枝先に近い芽から順番に先程の細胞から
栄養を送っていきます。

 

もちろん生育には お日さまの光でつくる
デンプンだけでは足りません。

窒素・リン酸・カリウムなど肥料分が必要です。

 

新芽を伸ばすために
どんどん肥料分も消費されていくのですね。

 

 

秋までに蓄えた養分は
すぐに底をつきます。

 

寒肥(元肥)として施した肥料も
追いつかず不足してしまうのです。

だから・・・

生育を加速させるために
赤いかわいい新芽が出始めた頃、
芽出し肥を施すのです。

 

それで
即効性のある化学肥料や液体肥料の
出番になります。

 

ゆっくりと効果が
出はじめるタイプの肥料では
間に合いませんからね。

 

根も動き始めます。

一方、根も新芽の芽吹きとともに
動きだします。

 

根は休眠中、
何もしていなかったわけではありません。

休眠しているだけで死んでないですから。

 

絶えずバラの内部に水を送る働きをしています。

バラが水を吸い上げるのは
生物的というより
むしろ物理的な現象です。

毛細管現象で水を吸い上げる

毛細管現象という作用。

新芽が出ると
葉から水が水蒸気として逃げます。

それを補うために毛細管現象によって
根から水が登ってくるのです。

そう、吸い上げるというより
登ってくる感じ。かな?

 

そうやって
バラの体の内部は常に
水で満たされているんですよ。

 

葉が茂ると水が水蒸気として
でていくのも多くなるので
盛んに水が登っていきます。

 

肥料を施すと養分は土の中で
根が吸収しやすい形に分解されます。

 

それが水に溶け込むから一緒に吸い上げ
枝葉に行き渡るという仕組みなんですね。

 

単純だけど
うまくできた仕組みと思いませんか?

 

単純な中でもバラの体内では
ホルモン、栄養、酵素や肥料が
複雑に作用して枝葉を作り上げるのです。

 

これが、はじめにお話した

実に理にかなったシンプルなシステム。

なんですね。

 

 

 

芽出し肥をストップする時期とその理由

育つからといって
ずっと芽出し肥を施していてはいけません。

 

つぼみがつき、閉じたガクが少しずつ開き
内側の花色が見え始めたら

肥料をストップ!

花を咲かせるのに肥料に含まれる
窒素は必要ないのです。

 

バラは、窒素があると枝葉を伸ばしつづけます。

つぼみを付け花を咲かせる段階に入っても
枝葉を伸ばそうとします。

 

それで、花が咲かなかったり
花の奇形が起こったりするんですよ。

 

花があっても枝葉を伸ばす・・・なんて。

 

 

このようなことがあるので

この時期の肥料、液体肥料がいいと思います。

即効性がある上に
効果が高すぎると思ったら水やりを多くして
肥料を薄めることもできて調整しやすいのです。

 

施すタイミングをまちがわないために

バラの芽出し肥についてお話ししました。

芽出し肥ついては以下のコトを
知っておくと大丈夫です。

 

芽出し肥のスタート時期は
休眠明けの新芽の吹き始め。
肥料の種類は、化学肥料または液体肥料がオススメ。

ストップ時期はつぼみがついて、
ガクの間から花の色が見え始めた頃。

 

バラの生育にあわせながら調整すること。

芽出し肥の施し方は
こんな感じでお願いしますね。

 

芽出し肥を施す頃になると
ワクワクしてきませんか?

どんどんと新芽がでて、
枯れ木のようだった枝がみるみる
生き返るような感じがしてきますよね。

 

古代から繰り返されてきたサイクルが
今も 脈々と受け継がれている幸運、
というか幸せを感じるひとときです。

 

根から水を吸い上げ葉で養分をつくる。

それでも足りない養分は根から取り入れ
枝葉を伸ばし花を咲かせるシンプルな仕組み。

形作るには栄養や肥料が
複雑に作用しあって生長していくバラ。

 

こう考えると
本当にシンプルで複雑なバラですね。

私たちは、そのバラに
魅了され続けています(笑)

芽出し肥のあとは、お礼肥えを施します。

お礼肥えのタイミングっていつがいい?
って悩みませんか?

私が考えるお礼肥えのタイミングはこちら🔻🔻🔻

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