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つるバラの仕立て方には様々な方法がありますが、その中でポール仕立ては人気のある仕立て方の一つです。
この記事をご覧になってるってことは、もしかしてつるバラのポール仕立てにあこがれてらっしゃる?
ポール仕立てとは、
バラを木製または金属製のポールに
支えさせる方法のことです。
この方法の利点は、
バラが空気をたくさん取り入れ、
日当たりが良くなること。
さらにポール仕立ては、つるバラを縦方向に魅せることができますし、縦長なので庭を広く占領しないので狭い庭でも楽しめるのです。
つるバラのポール仕立ては
地植えのイメージがありますが鉢植えでも十分に育てられます。
鉢植えだと大きさをコンパクトにできるので、狭い庭にでもしっかり収まって素晴らしい景観を作りだせるのです。
そういっても、つるバラをつるバラをポール仕立てにするにはどうしたらいいか分からないこともあると思います。
例えば、ポールの選び方や植え付け方、肥料や水やりのタイミングなど気になりますよね?
この記事ではつるバラのポール仕立てについて以下のことをお伝えしていきますね!
- つるバラのポール仕立ての基礎知識
- ポールの選び方や立て方、誘引の方法
- ポール仕立てに向くつるバラ品種の紹介
- 育て方のポイントやトラブルの解決法
- アレンジ方法
バラのトラブルとしては、病気や害虫の対策や、風や雨などの心配もありますが適切なケアをすることで、葉っぱモリモリの健康的なバラを育てることができます。
また、つるバラをポール仕立てにすることでアレンジの幅も広がります。
異なる種類のバラを組み合わせたり、他の植物との組み合わせ方を工夫することで、より美しい庭を作ることができます。
バラを育てる楽しさを知り美しいバラ庭を手に入れるために、ぜひ最後までお読みください。
つるバラのポール仕立ての基礎知識
つるバラの仕立て方の一つとしてポールを使った仕立て方があります。
これを「ポール仕立て」と言います。
縦長にバラを観賞することができ庭のレイアウトのバリエーションが広がるのでバラ愛好家にとって憧れの仕立て方でもありますよね。
ポール仕立ては比較的に
省スペースで仕立てられるので、
小さい庭だからとあきらめなくてもOK。
狭い場所でもたくさん花を咲かせられ、近くに他の植物があっても邪魔にならず美しい景観を作ってくれますよ!
ポール仕立てとは
ポール仕立てとは、長い棒を立てて、そこにつるバラを誘引して育てる方法です。
つるバラの伸びる茎をポールに巻き付けることで、のびのびと立派に育てることができるんですね。
つるバラのポール仕立てのメリットとは
つるバラをポール仕立てにするメリットは、見た目がきれいに整うだけでなく風通しがよくなるという点もあります。
風通しがよいと、バラの病気や害虫がつきにくくなるので育てやすくなりストレスも減りますよね。また茎や葉が地面から遠い位置になるので、水やりの際の土の跳ね返りで汚れたり傷ついたりすることが少なくなります。
つるバラのポール仕立ての方法
つるバラをポール仕立てにするための手順はポール選び、ポールを立てつるバラを植え付け、そしてつるバラの枝をポールに誘引する、です。
以下、詳しくお伝えしますね。
ポール選び
ポールは、強度が必要でしっかりとしたものを選ぶことが大切です。
また、市販のポールにはつるバラを誘引しやすいようにフェンス状になったり針金やフェンスが付いているものもあり、つるバラを誘引するときにとっても便利です。
ポールの設置方法
ポールの設置方法ですが、ここでは、さうび家の場合についてお伝えします。
つるバラのぽーる仕立てのために用意したのは4.3mの街灯用のポール。直径8.9cm。
これを設置したい場所に穴を掘って埋め
上部はベランダの手すりに針金で止めつけました。
つるバラの植え付け方
ポールより少し離れた場所に、つるバラを植えます。
つるバラを植木鉢にうえて誘引するならポールを設置した後に、鉢の置き場所を決めるとよいです。
つるバラをポールに誘引する方法
1本の棒につるバラをどうやって誘引するか?ちょっと悩ましいですよね。
つるバラをポールに誘引する方法は、簡単にいうとポールに針金を巻きつけて、バラの茎を針金に麻ひもで結びつけます。
ポールがあまり太くなければ、そのままつる状の枝を巻きつけ麻ひもで結びつけながらポールにそのまま巻きつけていきます。
基本的には1本ずつ巻きつけ、花が咲いたときをイメージしながら他の枝を巻き付けていく感じです。
初めに太い枝から誘引していきます。
主幹となる太い枝、ベイサルシュート、サイドシュートは同じ方向に巻いていきます。
枝をねじりながら、緩んだり上側に浮かんだりしないよう押し下げながら斜め上方向に巻きます。
太い枝を巻き終わったら、他の枝を太い順に、逆向きに誘引しながら全体のバランスを整えていきます。
枝先に花が咲くのを意識して、イメージしながら誘引するといいですね!
作業は一人でも可能ですが、できたら二人でやる方が効率的です。
つるを巻く際、緩みがちなつるを一人が抑え一人が麻ひもを結ぶ、という具合です。
つるバラのポール仕立てのお手入れ法
つるバラのポール仕立てした後のお手入れについて。
ここでは、剪定や肥料、水やりなどのお手入れ方法について説明しますね。
剪定の方法と時期
剪定とは、バラの枝を切り形を整えることです。
つるバラのポール仕立てでは、バラの品種によって違いますが剪定は花後剪定(花がら切り)、夏剪定、冬剪定の3つが一般的です。
冬剪定は、バラが休眠期に入ってからだいたい12月から翌年の2月頃行います。
花後剪定は花が咲き終わった後、夏剪定は8月下旬から9月上旬を目安に行います。
施肥方法とタイミング
バラは肥料が必要です。
バラ用の肥料を適切な間隔で適量を施します。
たくさん与えすぎないように気をつけます。
与えすぎると逆効果で軟弱な株に育ち病気になることがあります。
水やりの頻度と方法
バラは水が必要です。 普段のバラ栽培と同じように土に水分を与えるためにジョウロで水をかけるか、もちろんホースでもOKなのでしっかり水やりをしてください。
つるバラのポール仕立てのトラブルとは?
バラにはさまざまな病気や害虫が発生することがあります。そのため、庭のパトロールや観察がとても大事です。
病気や害虫の対策
定期的に葉や茎、花の状態をチェックし、異常を発見したら早めに対策するのが良いです。
一般的な病気として、黒星病やうどんこ病があります。
対策は他のバラと同様です。
ただし、薬剤や殺虫剤は必要最小限にとどめ、自然な方法で対処した方がいいですね。
風や雨による被害の防止方法
バラのポール仕立ては、風や雨による被害に弱いという欠点があります。 強い風が吹いたり、大雨が降ったりすると、茎が折れたりします。
これを防ぐためには、まずポールをしっかりと立てることが大切です。
風が強いときには、麻ひもでゆるく結びます。きつく止めるとそこから枝が折れることがあります。
つるバラのポール仕立てのアレンジ方法
バラのポール仕立ては、単色のバラだけでなく、色とりどりの種類のバラを組み合わせたり、他の植物と一緒に植えたりすることもできます。
異なる種類のバラの組み合わせ方
異なる種類のバラを組み合わせることで、美しいコントラストを生み出すことができます。
例えば、白や黄色のバラに赤やピンクのバラを合わせると、とても鮮やかで美しい色合いになります。大きさが異なるバラを組み合わせる事で、立体感や奥行きのある見た目を作ることもできます。
他の植物との組み合わせ方
バラのポール仕立てには、他の植物と一緒に植えることでバラの美しさを引き立てる方法もあります。
また、葉の色がバラの花と相性が良いグリーンカーテンのようなつる植物を一緒に植えると、バラの美しさがより際立ちます。ただし、これには注意が必要で、植物の好みや日当たり、水やりなどについても考慮しながら植え付けるとよいです。
ポール仕立ての景観の移り変わり
スイートココというバラ品種でポール仕立てにしたときの景観です。
ポール仕立てにするには、つるバラの品種選びも欠かせません。
枝がよく伸び、トゲが少なくてしなる枝が誘引しやすいです。
まとめ
つるバラをポール仕立ては、バラを育てていたらやってみたいな、と思うつるバラの仕立て方の一つです。憧れますよね。
つるバラのポール仕立てのメリットは、つるバラを縦長に観賞ができ比較的場所をとらないので狭い庭でも設置できる点です。
ポールを仕立てるときは、ポールとバラの品種を選びます。
ポールはしっかりと固定するために丈夫で直径が太めのものを選び、バラの品種は、長く伸びるものや香りの強いものなど、ポール仕立てに向いたものを選びます。
バラのポール仕立てを育てるには、剪定や肥料、水やり施肥などの手入れが大切で、その方法は他のつるバラ栽培と同じ要領です。
つるバラをポール仕立てにすると、バラ庭がまた違った表情になるはず。つるバラがポールに沿って、花が咲くととてもゴージャスで景観も美しいです。
道行く人達も立ち止まって、見てくださり会話も弾みます。
また、他の植物とのアレンジも楽しめます。宿根草とのコラボも美しいです。
ポール選びからバラの育て方、アレンジ方法まで、この記事で紹介したポイントを参考にして、素敵なバラのポール仕立てを作ってみてください。
余談ですが、バラをポール仕立てにした場合、上からよりも下からが綺麗です!