PR
スポンサーリンク

バラの病気の対策。代表的な4つの細菌感染症の予防と治療法

記事内に広告が含まれています。

この記事は約 9 分で読めます。

育てたバラが病気になったら
落ち込んでしまいますね。。

ドンドンと葉が黄色くなって
黒いシミができて葉が落ちてしまったり
白い粉みたいなのがつぼみについたり・・・

 

そのあとは、なんだか弱々しくなって
どうすればいいかわからない。

そんなことってありませんか?

 

今、バラをとりまく世界の流れは
病気をしない品種への改良、開発です。

もともと病気しない品種なら
予防も治療も必要ないから
そのような方向へ向かっているようです。

 

と、いっても、そのような品種は
これから流通していくわけで、

今現在育てているバラが病気になったなら
予防や治療をしなければならないです。

 

これまでのバラは病気に
かかりやすい品種もたくさんありますから。。

病気にならないように
環境つくりも大切です。

 

日当たりや風通しに気を配って。

泥跳ねしないようにマルチングしたり、
肥料は多く施しすぎても
少なすぎてもダメです。

適量を施すように。





それでも病気になるときはあります。

今、あなたは育てているバラが
病気か気になってこのブログを
ご覧になっているかもしれないですね。

 

最後まで読んで
当てはまる症状があったら
どうか早く対処してくださいね。

病気ごとに詳しく書いたページもあるので
ご覧いただくといいと思います。

 

ほとんどのバラは病気しても
強いです。

上手に対処していきましょう。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

代表的なバラの病気

バラの病気で代表的な病気は4つだと思います。

以下のとおりです。

・うどん粉病。
・黒星病。
・灰色かび病。
・根頭がんしゅ病。

それぞれ
どのような病気か見ていきますね。

 

うどん粉病

うどんこ病の一例

発生時期と症状:早春や晩秋。
乾いた風が運んでくるカビ菌で広がります。

うどん粉をまぶしたようになり
光合成ができなくなって生育が止まります。

 

つぼみや葉に発生し、
葉はでこぼこしたりカールしたりします。

見栄えも良くないですね。

予防と治療:定期的な薬剤散布で予防ができます。

 

発生を確認したら、水や酢水を
葉の裏からシリンジして様子を見ます。

うどん粉病が止まらないなら治療薬を散布。

 

薬剤を使うなら:
予防薬はダコニール、フルピカフロアブル、サンヨール

予防にも治療にも使える
ベンレート水和剤などを散布するといいです。

 

うどんこ病の詳しい記事はこちら

うどんこ病の症状と対策

 

黒星病

バラを黒星病から守りたい
発生時期と症状:4月~11月
梅雨の時期と秋雨のときにピークとなります。

真夏に一度おさまるので
気を抜くと秋に再発します。

 

病原菌は茎や株元の表皮、落ち葉などに
潜んでいて雨が降ると地表からの
雨水の跳ね返りで広がっていきます。

葉にが黄色くなって黒い斑点ができて
葉が落ちてしまい樹勢がおとろえます。

 

予防と治療:どちらかというと下葉に病気が出ます。

雨水の跳ね返りで広がるので
雨のかからないところに移動したり
株元にマルチングしたりするのも効果的です。

 

雨のあと茎をもってぶるんと揺すって
雨水を落とすなども予防効果あります。

株が弱ると病気になりやすいので
肥料は切らさないようにやりすぎないように。

 

薬剤を使うなら:
予防薬はダコニール、フルピカフロアブル、サンヨール、

予防にも治療にも使える
ベンレート水和剤などを
散布するといいです。

黒星病について詳しい記事はこちら

黒星病を知って対策を

 

 

灰色かび病

バラの病気灰色かび病

発生時期と症状:梅雨など雨が長く続くとき。

花びらと花びらがくっついたようになり、
そこから斑点のようなシミができ
茶褐色に変色して腐っていきます。

 

ひどくなると花びらのつけ根が
まとまって茶色くなり
溶けるように枯れていきます。

せっかく開いた花が
茶色く枯れていくのは本当に残念です。

 

予防と治療:雨に濡らさないようにします。

雨が降りそうなときは早めにカットして
室内で楽しむといいですよ。

 

もしも茶色く変色したら切ってください。

風通しをよくして、
早く乾燥するようにしてあげてくださいね。

 

根頭がんしゅ病

バラの病気根頭がんしゅ病

発生時期と症状:発生しやすい時期はありません。いつでも。

根元などにコブのようなものができ
生育不良となります。

 

はじめのうちのコブは柔らかく、
まるでクリの実が割れるように崩れます。

他のバラにも感染する恐れがあり、
土に菌が残るらしいです。

 

り患したバラは焼却処分して
使ったハサミなど煮沸消毒するなどして
感染を防ぎます。

予防と治療:予防も治療も方法はありません。
感染したら処分するだけ。

 

コブを取り除き
鉢植えで育てることはできますが
感染のリスクはともないます。

病気に効く決定的な薬剤もありません。

 

病気にかかったバラは焼却処分と言うけど
なかなか処分できずそのまま育てて
何年にもなる、という人もいます。

 

実をいうと、
私も一株、根頭がんしゅ病のバラを
鉢植えで育てています。

いまのところかわりなく美しく咲いていますよ!

 

癌腫の詳しい説明は

バラの癌腫は完治しない。理由と対処法

をお読みくださいね!

 

 

格段に多い、うどん粉病と黒星病

バラの病気はこの4つだけではありません。

まだ他にも病気はあります。

 

しかし、
4つの中でも、うどん粉病、黒星病に
かかる割合が特に多いです。

病気にかかったら、
治療できるなら治療をします。

そのまえに予防をしておくと安心です。

 

記事のずっと下の方に各病気の対処法を
詳しく説明したページがあるので
チェックしてくださいね。

下の方の関連記事をご覧ください。

早いうちの対処が病気の広がりを防ぎます。

よろしくおねがいします。

 

我が家にも、
黒星病に弱い品種のバラがあります。

そのバラがシーズンのはじめに
黒星病にかかり
他のバラに感染していくことがあります。

 

樹勢も衰えるので、
カイガラムシの被害にあいやすいようです。

衰弱した樹をねらうという
カミキリムシも卵を産んでいました。

カミキリムシの幼虫は
退治できたのでよかったです。

 

病気になってもほとんどは
春に復活しますが
リスクはあります。

できるだけ予防し病気に
かからないようにしてあげたいですね!