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バラの夏剪定の時期は?新芽をビュンビュンだすための注意点

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この記事は約 9 分で読めます。

バラは剪定して枝を更新しながら育てる。
といいます。

花後剪定、夏剪定、冬剪定。

 

もともとバラは春しか咲かない品種が多く
花後剪定と冬剪定を
すればよかったのだと思います。

しかし、
四季咲き性の品種が多くなってきました。

 

特に秋は春とはまた違った表情の花を
咲かせるので、秋バラを楽しむために
夏剪定もするようになりました。

 

その夏剪定ですが、

時期は?夏剪定しないとどうなる?
新芽がすでに出てるが切っていいの?
夏剪定後、新芽が出ない。なぜ?

など、悩みもありますよね。

バラの夏剪定。新芽がビュンビュン出る時期と方法

 

バラの夏剪定の基本的なこと
上手に新芽を出すためのテクニックなど
お伝えしようと思います。

育てているバラと重ね合わせながら
ご覧になるとわかりやすいと思います。

 

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バラの夏剪定、しないとどうなる?

まずバラの夏剪定の基本的なこと、
目的や時期、
夏剪定しないとどうなる?
そんなことからお伝えしますね。

 

夏剪定の基本的な考え方

夏剪定の基本的な考え方は
樹高を整え大きさをコントロールするための手段。

 

夏、気温が高いときにベーサルシュートや
サイドシュートなど、翌年以降活躍する
枝が出てきます。

それ以外にも短く細い枝も多く生えますよね。

 

好き勝手伸びる枝のために
樹形も悪くなり、高く伸びた枝の葉で
下の方は日差しが届かなくなることも。

元気な枝とそうでない枝の差もでる。

 

アンバランスな育ち方では
四季咲き性バラならではの
美しい秋バラを咲かせることができない。

そこで登場したのが
夏剪定というテクニック。

 

もう一度いいますね。

樹高を整え
大きさをコントロールする。

 

これは人間側の都合によるもの。

ですが、他にも風通しや光の当たり具合を
よくするなどバラにとっても
いい環境するのが目的です。

 

刺激を与えて芽を動かす。

同時に、切ることはバラにとってダメージでもあるんです。

そこところも考え合わせて
剪定の時期や切る分量は
次のような感じになってきます。

 

 

夏剪定の時期

涼しくなる9月上旬に剪定。

そのころに剪定すると
10月~11月ごろに花を咲かせられる。

 

夏に剪定しなかったら?

四季咲き性のバラは
夏剪定をしなくても秋に花が咲きます。

バラ栽培をしている人のうち
2割くらいの人は夏剪剪定をしていません。

 

夏剪定の注意点

夏の暑さで弱っているものもあります。

葉の残り具合でどこまで剪定するか
見極めると良いです。

 

葉が半分以上残っていたら
品種でちょっと違いますが
全体の2/3の高さを目安に切り戻します。

葉が1/3~1/4しか残っていなければ
枝先だけ切る、もしくは切らなくても
いいです。

バラの夏剪定の株の状態と切る位置

切ることでダメージを受けると
株が弱るからですね。

もう一つ、株が弱らせないために
光があたる場所の細い枝は切らずに残して
くださいね。

 

基本的には
咲きそうな太い枝だけ切り戻す。

夏剪定。元気のいい5枚葉の付け根でカット

 

特に初心者にとって
夏剪定はリスクが高く切り過ぎは禁物です。

新芽をビュンビュン出すためのコツ

株が元気であるものを切る、ということ。

そうでなければ剪定は
芽出しへの刺激になりません。

逆に
ダメージにしかなりません。

 

刺激を与えることでビュンビュンと芽が出るのです。

 

夏剪定後、新芽が出ないのは?

夏剪定後、新芽が出ないのは主に
土の中、つまり根に問題が発生している
可能性が高いです。

2つの理由が考えられます。

  • 深く切りすぎたために大量の葉を失ったから
  • 土の中にコガネムシの幼虫がいる

詳しく説明しますね。

 

深く切りすぎたために大量の葉を失ったから

葉を育てるためにびっしりと生えていた白根は
剪定により枝葉が減ると白根は不要とバラは判断します。

そうなると白根は急速に枯れてしまうのです。

 

なので、切ったあとでも十分に育つだけの
養分がバラの体内にため込んでないと
ダメなんですね。

バラは新芽と根の両方を育てられなくなるのです。

 

だから、
活発に成長している枝を切って勢いを止め、他へ養分を送るようにします。

新芽が出てるの切っていいの?
と思うかもしれませんが、逆です。

新芽やつぼみや花が咲いている枝を切ります。

それ以外を切ると
新芽が春まで出てこない可能性があります。

 

 

 

土の中にコガネムシの幼虫がいる

 

こんなことがあったらコガネムシが
根っこを食べているかもしれません。

以下をチェックしてみてください。

□新芽がでない、つぼみがつかない
□株がぐらつく
□残した葉が黄色くなって落ちだした
□土が乾かない
□雑草が全く生えない(特に地植え)
□土が減ったようだ(特に鉢植え)

 

コガネムシの幼虫が
根を食べてしまい、水分や養分を
えられにくくなっているんです。

対処法はこちらのページをご覧ください。
↓↓↓
コガネムシがキターーー!どう対処する?

 

夏剪定後、新芽が出ない理由は
・切りすぎ
・コガネムシの幼虫

この2つが関係していると思われます。

 

夏剪定のおさらい

基本的には、全体の2/3を目安にカット。

 

四季咲き性のバラは切らなくても
秋にはちゃんと咲くので心配ないです。

それでも夏剪定する目的は
高さを調節し、
樹形を整える見た目を美しくする。

 

大きくてゴージャスでシック、
秋バラを楽しむためにです。

時期は涼しくなる9月上旬に剪定。

 

注意点は
新芽が伸びてなかったり
夏に調子を落とした株はあまり切らない。

細い枝でも光があたる場所なら
切らずに残し株を弱らせない。

 

新芽がすでに出ている元気のいいバラは
体内に養分がのこっているので、
切っても大丈夫。

そのような枝を剪定すると新芽がビュンビュン出てきます。

剪定後、新芽がのびてこないい理由は
深く切りすぎ、コガネムシの幼虫が
根を食べている、が考えられます。

以上、夏剪定をおさらいしてみました。

 

我が家の夏剪定は
けっこうバッサリ切ります。

見ていてハラハラドキドキ。

そんなに切って大丈夫?
と、とても心配になります。

 

切りすぎると新芽が出てスゴク伸びるのに
つぼみをつけないバラがあります。

これはどちらかというと
四季咲き性というより返り咲き性のバラ。

四季咲き性と返咲き性はこんなところが
違うんですね。

 

我が家での
プリンセスシャルレーヌドモナコ。

調べてみると深く切りすぎると
枝葉の成長に養分を使い
花芽をつけなくなるのだそう。

 

バラもいろいろです。

さあ! 今日も頑張っていきましょ!