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バラに黒い斑点が~~
この症状って、バラを育てている私たち、誰しもが恐れる黒星病???
ところが、よく観察してみると、この黒い斑点いろんな形で現れますよね?
たとえば、
- 黒い斑点が表に出てるけど裏にはない、
- 黒い斑点が表にも裏にもある、
- 葉の表面いっぱいに黒い点々があるのに裏には全然ない、など。
黒ければ黒星病なの?って黒い斑点への疑惑が深まります。
実は、全部黒星病かというとそうでもないのだそうです。
そうはいっても私たち、専門家じゃないので見分けがつきませんよね。
見分けられないので、黒星病の薬を掛けちゃいます。
→黒星病じゃないので薬が効かない・・・ってなるんですよね。
こんなときどうしたらいいの?という疑問にお答えしたいと思います。
他にも黒星病なのに薬が効かないってことも?
それについてもお答えしますね。
バラの黒い斑点は全て黒星病ではない
バラの黒い斑点、全て黒星病に見えてしまいます。
だけど、バラに起こる黒い斑点の症状は、黒星病だけが原因ではないんです。
他の樹木の病気もバラに感染するんですね。
ほら、インフルエンザだって人だけでなく豚や鳥に感染するじゃないですか。それと同じ理屈です。
では、バラの黒い斑点をもたらす病気についてお伝えしていきますね。
例えば、台風後に症状が出た場合。
風によって他の樹木の病気が運ばれてる可能性があるのです。
他の樹木の病気の中にはバラにもうつる病気があります。
バラに病気をもたらす代表的な樹木は
- ケヤキ
- エノキ
- 桜
ハラハラ散ったり周りにあるだけで1.2週間で驚くようにたくさんの黒い斑点が出ることもあるんです。
近くにこれらの樹木が植えてあったら注意しましょう。
黒星病は本来、株元、つまり下から症状が出るのですがこのような樹木由来の菌の場合には上の方に症状が出ます。
つまり、上から菌が降り注いでいるということ。
黒星病の症状の出方と真逆ですよね。
こうやって見分けていけばいいですね。
けど、黒星病じゃないとわかったとしても、やっぱり病気は病気。
菌が降り注いでいるんですもんね。
病気はなんとかしたいもの。バラの黒い斑点の対策どうしたらいいでしょうか?
バラの黒い斑点をもたらす病気への対策
バラの黒い斑点は必ずしも黒星病とは限らないとお伝えしました。
でも黒星病の菌もそこら中にいるにはいるんです。
なので
黒星病+ほかの病気もに効く予防薬で消毒してあげるといいです。
次に、すでに症状が出てるときに使う薬、治療薬としては
特に秋。休眠期に入る前にたくさんのエネルギーを吸収してほしい時期、葉をできるだけ残したいので対策していきましょう!
黒星病に薬剤散布しても効かない他の理由
バラの黒星病に薬剤を散布するのが病気を防ぐには最短の方法です。
ところが、初めのうちは効いていたけど、だんだん効きが悪くなってきたと感じてませんか?
定期的に散布しているにかかわらず、です。
もしかしたら、同じ薬剤を使い続けてませんか?
黒星病などの病原菌は、同じ薬剤を散布していると耐性ができてしまいます。
つまり、薬剤に強い菌ができてしまい、薬が効かない状態になるのです。
それを回避するためには数種類の薬剤を使って行うローテーション散布が効果的です。
薬を数種類使って行うのですが、違う薬を使えばいいのではなく農薬系統が違うものを散布しなければ耐性ができてしまいます。
詳しい方法はこちら↓
薬剤散布の方法とローテーション散布例
バラの黒星病の耐性菌ができないように気を配りましょう!でないと苦労が水の泡になってしまいますからね。
バラの黒星病の薬剤が効かないときの対処法
他の樹木の病原菌がバラへも影響が出るのは主に秋。
台風など強い風によって他の樹木の菌が運ばれてくるという。
その代表樹木が
- ケヤキ
- エノキ
- 桜
近くにそのような樹木があったら注意しましょう。
他の樹木からの菌も黒星病の菌も、まとめて退治するなら
次に、すでに症状が出てるときに使う薬、治療薬としては
消毒すればするほど効きが悪くなる時は同じ薬剤を使ってないか確認してくださいね。
効果的な薬剤散布の方法はローテーション散布です。
↓↓↓
黒星病はバラ栽培をする私たちにとって、憎い存在。
大切な葉を落とし、成長を妨げます。いろんな方法でバラを守りましょうね!
黒星病について↓