スポンサーリンク

バラを摘蕾する。美しい花姿を創り上げるテクニックとは?!

この記事は約 11 分で読めます。

バラのつぼみを摘んでしまう作業、
摘蕾というテクニック。

バラの栽培シーンでは
よくある作業ですよね。

 

つぼみを摘むって
なんだかもったいない気がします。

せっかくのつぼみですもんね。
花が咲く直前ですよ?

 

 

だけど、これは根が吸収した養分を
つぼみに集めるか分散させるか温存するか、
決める作業なんですよね。

つぼみを摘むことで思い通りの
素晴らしい花を咲かせるられる。

バラを摘蕾して美しく

 

その目的でエネルギーを
コントロールするのなら
やる意味はあると思いませんか?

ところが、いざ摘蕾するとなると
方法やベストなタイミングやなんか
疑問がでてきます。

 

どのつぼみを摘むのかとか
いつまで摘蕾するといいのって思いますよね?

これでいいのかな?って。

 

このページでは、
摘蕾というテクニックを上手に使って
エネルギーをコントロールする方法をお届けします。

摘蕾の方法や理由を知ることで
疑問も解消すると思います。

 

そして、
バラの持つポテンシャルを
引きだしていきましょう!

もし、摘蕾し忘れても
枯れるほどのダメージはないので
安心してくださいね。

 

 

<園芸テクニックのひとつ>

私たちを癒したり、なごませたり
幸せな気分にさせてくれるバラの花。

見るだけでなく
育ててきれいに咲いてくれたら
とっても嬉しい!

 

元気の源にもなったりします。

そんなバラの花。

もっともっとぎゅっと美しく咲かせたい。
大輪の花を見たい。
全部のバラの花をいっせいに楽しみたい。

 

 

そんな想いはつぼみを摘んで
エネルギーをコントロールすると叶えられる。

これは摘蕾と呼ばれる
園芸のテクニックのひとつ。

 

 

<エネルギーをコントロール?>

バラは花を咲かせるのに
とてもエネルギーを消耗します。

雄しべや雌しべをつくり、
花びらに色をつけ
さらに かぐわしい香りをも放たせる。

 

たしかに、
そうとうなエネルギーを使いそうです。

もともとは子孫を残すための花だもの
咲かすためにこれほどのエネルギーを
注ぎこむのは当たり前ですよね。

 

摘蕾は 自然にまかせず
つぼみへのエネルギーをどう使って花を
咲かせるか決める意味もあるんですね。

摘蕾するタイミングによって
どのつぼみを摘むか違ってきます。

 

スポンサーリンク

 

<摘蕾のタイミング>

バラの摘蕾はシンプルに考えて
この3つのタイミングかな、と思います。

・一極集中の春
・弱った株のエネルギーをとりもどす夏
・パワーを温存する新苗の生育期

 

それぞれのタイミングでの方法や注意点を
お伝えしますね。

 

・一極集中の春

休眠状態から目覚めたバラは
急速に芽をほころばせ
枝葉を充実していきます。

春に摘蕾のテクニックを使いたいのが
ハイブリットティーのバラ。

 

写真やカタログで見ると
ハイブリットティーのバラは枝の先に
1個だけ大輪を咲かせる品種ですよね。

それなのに
つぼみがいくつもついているのがあります。

 

ハイブリットティーは一番うえのに
1個だけ花が咲くんじゃなかったっけ?
どういうこと?って思うかもしれません。

でも、
こんなことは普通に起こります。

 

実は、写真やカタログで見るバラは
人の手で摘蕾しコントロールされた
花姿なんです。

 

 

写真やカタログのバラにするには?

どうするかというと
一番大きくて状態のよさそうなつぼみ以外を
摘蕾してしまいます。

 

たいてい真ん中のつぼみが美しく咲きます。

バラの摘蕾候補のつぼみ

そのつぼみに一極集中です。

バラの小豆大のつぼみ

ベストなタイミングは
脇からでているつぼみを
小豆大なるまで待ってから摘蕾。

小豆大のつぼみ

そうすると脇のつぼみに届けられていた
養分までも独占してますます大輪に!

 

残したつぼみが病害虫の被害で
ダメになることもあり、小豆大になるまで
待って摘むと安心感もアップ。

ひとつも咲かないなんて悲しいことに
ならないよう様子を見ながら
摘蕾してくださいね。

 

脇のつぼみに
保険をかけておくというか…
スベリ止めというか…

 

 

また、花が集まってブーケのように咲く
フロリバンダの品種のバラは
摘蕾せずにそのまま楽しんでいいと思います。

バラ バーガンディアイスバーグ

どのつぼみにもエネルギーが
いきわたるときれいに咲くからですね。

 

・弱った株のエネルギーをとりもどす夏

このところ日本の暑さは異常です。

これが当たり前になってきてますよね。

 

バラはある程度の暑さまでは
耐えることができます。

そのためなのか
四季咲き性のバラは暑い中でも
つぼみをつけます。

 

そうしながらも、
暑さが度が過ぎると体力を温存するために
休眠状態入ろうとします。

 

この時期一番大切にしたいのは根。

バラの中で、この異常事態に対応しようと
いろんことが起こっていると思います。

バラ自身で
つぼみをつけていながらつぼみを落とす
という真逆なことも起こります。

 

健気にも
根のダメージを抑えるために
やらなくちゃって思っているように見えます。

枝葉の育ちに根が追いついてない。
根が暑さのためにダメージを受けている。

 

だとしたら、

根の育ち、つまり株を守るために
すっぱりとつぼみを摘んであげるのが
いいですよね?

 

そうやって秋バラのために
体力をためてあげるのです。

遅くとも3番花まで咲かせたら摘蕾。

理想は全部摘蕾です。

ハイブリットティーのバラも全部。

 

真夏はどうしても、
春や秋のような美しくたおやかな花姿は
望めないので思い切って摘蕾しましょう。

たとえば黒真珠というバラの
春と夏の先姿を比べると・・・

黒真珠の春

夏は・・・黒真珠の夏

極端な例ですが
夏の花は残念な姿のことが多く
ムリして咲かせなくてもいいかもです。

 

 

いつまで摘蕾するといいかというと
8月末まで摘蕾。

そして9月初旬、夏剪定して秋バラへGO!

美しく可憐な秋バラを
楽しみましょう♪

 

・パワーを温存する新苗の生育期

新苗というのは、
植えつけてから1年未満の赤ちゃん苗です。

まだ、これから育つ苗ですね。

 

春に購入した新苗の摘蕾は
やっぱり秋まで。

バラ品種マイローズ1

あまりに早く花を咲かせると
エネルギーを使いすぎて株の育ちが
遅くなります。

 

新苗のバラの花のお顔拝見は
秋まで待ちましょう。

といっても、
摘蕾しなくても育つには育ちます。
育ちがゆっくりになるだけ。

 

 

ただし
品種やそのときどきで
ダメージを受けやすいことがあります。

様子を見ながら摘蕾していくという
スタンスでもOKだと思います。

 

 

<咲かせるエネルギーをコントロールする>

 

摘蕾はバラの花咲かせるエネルギーを
上手にコントロールするテクニック。

エネルギーを集めたり分散したり温存したり。

 

季節やバラの育ちの状態に合わせて
使っていきたいテクニックですね。

摘蕾のタイミングは
・一極集中の春
・弱った株のエネルギーをとりもどす夏
・パワーを温存する新苗の生育期

この時期に摘蕾して
美しい花を楽しんでほしいと思います。

バラをはじめ植物を美しく育てるために
つぼみを摘むことってよくあります。

つぼみを摘むのは
花が減るということですから
もったいない気がします。

 

それも好き好きで、摘蕾は
育てる人の好みやライフスタイルで
必ずしなければならないことでもないです。

摘蕾しなくてもそれなりに花は咲きます。

 

枯れるほどのダメージはありません。

忙しくて手入れできないとき、
具合が悪いとき、いろんなこと起きますよね。

 

どう育てたいか、
場合によっては、どう育てられそうか。

そんなことを考えながら
「自分流育て方」を見つけていけたらな、
って思います。