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バラの高温障害。葉にあらわれる症状はSOSのサイン?

この記事は約 11 分で読めます。

日本の夏、
どんどん暑さが増してきますね。

こんな中、
バラを育てるのはけっこう大変です。

 

高温による障害がでてくるから。

バラ高温障害

高温による障害は、
葉に症状が見られます。

ちょっと凹みます。

 

健康な葉というのは、
子供がお絵かきをしたときのような
平面で緑が濃い葉っぱですよね。

しかし育てているバラの葉に
こんな症状が見られるようになります。

 

・葉の色が黄色く見るからに不健康
・葉脈がくっきり。葉脈の間は薄い色
・葉が焼けたようになったりそり返ったり。
・下葉が黄色くなり落ちる。
・縮れたり変色した葉がある。
・葉に黄色の斑点がある。

このような症状、
多くは生理現象と思われます。

 

暑さによるもの。

一見すると
病気や薬害がでている葉と見違え
判断に迷うことがあると思います。

 

生理現象だからほっといても
良さげですが暑さが続くなら
そうもいかないんですよね。

なぜなら、それは物言えぬ
バラからのSOS、だから。

 

バラは、冬寒くなると活動をやめ
休眠します。

夏も同じように
不適当な気温になると
活動をやめようとします。

身を守るために。

 

休眠状態にするんですね。。

冬の休眠は
生育サイクルに織り込み済みです。

休眠するために栄養をため込んだりと
次の準備の期間になります。

 

ところが、夏の高温による休眠は
予期していません。

そのうえ冬にため込んだエネルギーは
すでにかなり消費しています。

 

これ以上の余分なエネルギー消費は
生命を保つためにも危険なんですね。

なので、
先程のような症状がでてきます。

 

これ以上はムリ~って。

 

 

バラたちのSOSのサイン。

見逃したくないです。

すぐに枯れることはないと思いますが
高温が続くなら対処が必要です。

 

<症状の原因は?>

葉や茎からの水分の蒸散が多すぎて
根からの水分の吸収が
足りていないのです。

春。
バラは生育期に入り、シュートを出し
葉や茎を伸ばしていきます。

 

葉や茎が成長するのはいいのですが
それにともなって
水分の蒸散量も増えますよね。

葉からでていく水分量を
根から吸収しなければなりません。

 

ところが根は暑さのために
力を失っているんですね。

というか、
制限しているのかもしれません。

 

・暑さのために根に障害がでている

水やり後、土の中で温められ
高温になった水にひたった根は
傷んでしまうのです。

温められた水は冷めにくく
鉢栽培なら特に鉢内で
長いこと暑いままになってしまいます。

 

悪いことに
高温の水は酸素の溶込みが少ないです。

それで根は呼吸ができなくなり
根腐れをおこすことも。

これでは水分の吸収なんてムリですよね。

バラは活動を休止して根を休め
葉から水分がでるのを減らすために
自ら葉を落とすこともあるんです。。

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<暑さから守るためのヒント>

バラは暑くて休んでいるのだから
活動できる温度まで
冷ますといいのです。

クールダウン。

これはもう、
人の手で行うしかありません。

 

そのためのヒントは以下のとおりです。

・水やりの2つの目的を意識する。
・できるだけ午後の光を当てない
・鉢栽培なら鉢に一工夫
・マルチング
・地表やまわりを冷ます。

このようなことを
心がけるといいと思います。

 

・水やりの2つの目的を意識する。

水やりはバラを育てる中で
最も大事な要素の一つです。

夏の水やりの目的は2つ。

 

水分補給と熱を冷ますこと。

目的の一つ、
水分補給は乾いたら水やりの
基本で十分です。

水やりをしているうち水の通り道が
できてしまうことがあります。

 

そうなると流れやすいところに
サラッと流れでてしまい
土が十分に潤わないことがあります。

また
鉢の中で根がいっぱい張っていると
水が浸透しないこともあります。

 

そんなことが原因で結果的に
水不足となっていることも!

支柱などを使って、
鉢の底まで穴をあけるといいです。

 

穴を伝って水が
流れ落ちしみていくのです。

ただし、支柱を差し込んで
グリグリしないように。

根が弱っているので
傷めないように穴をあけるだけ。

 

さて、もう一つの目的、
冷ますための水やりの注意点です。

 

水道水を与える場合です。

出だしの水は水道管の中で
温まっていることがあるので
冷たくなるまで出してから水やり。

 

ほら、出だしの水は生ぬるく
飲むのってイヤですよね。

バラも同じっていうわけです。

 

特に鉢植えの水やりは、
鉢底から水がでて
鉢内の熱を追い出すようなイメージで。

2つの目的を意識して
水やりをお願いしますね。

 

・できるだけ午後の光を当てない

バラは日当たりが大好き。

なので精一杯当てたいところ。

 

といっても
ちょうどいいのは5~6月の日差しで
夏の日差しは強すぎです。

バラは主に午前中の光で
光合成をするといわれています。

 

なので、できれば午前中の日差しに当て
午後はさえぎりたいものです。
西日は特に。

 

白い寒冷紗やすだれを使って
うまくコントロールしたいものです。

 

仕事や家事など忙しい中で
バラの環境まで整えるのは
難しいですよね。

できる範囲で構わないと思います。

 

・鉢栽培なら鉢に一工夫

鉢でバラを育てているなら
工夫すると暑さを防ぐことができます。

 

まず色。

植木鉢の色を白やベージュにの鉢が
オススメです。

面白いことに
緑色は熱を吸収しやすいですが
冷ましやすくもあるんですって!

 

色による効果も取り入れましょう!

二重鉢にするのもいいです。
色は やっぱり白、
ベージュまたは緑。

 

鉢カバーとかいわれたりします。

バラの鉢をそれより大きい鉢に
すっぽり入れてしまうんです。

 

理想は2号大きい鉢で3cmくらいの
隙間ができる思います。

鉢と鉢の間に空間があるので
外からの熱を冷ます効果があります。

 

・マルチング

乾燥を防ぎ地面に日光が当たることで
高温にならないようにするため
マルチングします。

白っぽい資材が より効果があるので
ミズゴケなど使うこともあるようです。

 

我が家では馬ふん堆肥で
マルチングしています。

 

・地表やまわりを冷ます。

鉢植え栽培だと
鉢をどこに置くかでも
大きく違ってきます。

ベランダなどなにかに囲まれた場所や
コンクリート、アスファルトなど。

日光の照り返しがあるような場所は
高温になりやすいです。

なので、打ち水をしたり
まわりの壁に水をまいたりして
冷ましましょうね。

 

また、コンクリートやアスファルトに
直に鉢を置かないように。

照り返しで根が傷みます。
鉢の下にレンガなどを敷いて
熱を逃してくださいね。

 

バラの高温障害を
防いでいきましょう!

 

<高温時、やってはいけないこと>

夏の高温時に
やっていけないことがあります。

弱っているバラに肥料を施すのは
ダメです。

 

葉に症状がでているバラは
たいてい根も弱っています。

そんなときに肥料を与えても
吸収できません。

逆に、それが原因で
急速に枯れてしまうことだってあるんです。

 

バラが弱っているときは
リキダスなどの活力剤で
根の働きをとりもどすといいです。

細根を出す力をサポートします。

 

根が出ると
栄養も吸収できるようになり
新芽が出てきます。

ここが肥料を施すポイントです。

 

<夏の暑さを耐えるため総合的に対策する>

バラの高温による障害は
葉に現れます。

それをバラが送る危険信号とみて
対策をしてください。

 

すぐには枯れないけど
長く高温状態が続くと生命を
維持できなくなるかもしれないから。

具体的な方法は次の通り。

・水やりの2つの目的を意識する。
・できるだけ午後の光を当てない
・鉢栽培なら鉢に一工夫
・マルチング
・地表やまわりを冷ます。

 

忙しい日々の生活の中、
すべての方法を
やるのは難しいです。

バラの様子を観察しながら
総合的に対策をしていくといいかなと
思います。

お世話する私たちも
連日の高温で体が疲れています。

できるところからできる範囲で。

でないと、こちらも窮屈で
心にゆとりがなくなり
バラより先に参ってしまいます。

柔軟に対応すればいいんです。

 

ということで、

今日も頑張っていきましょ!