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バラを育てる私たちにとって
バラの葉は大切で、
一枚たりともなくしたくありません。
バラの葉には、体を作り上げるために
おひさまの光をたくさん受けて
光合成をするという お仕事があります。
バラの生命線ですもんね。
その大切なバラの葉に穴。。。
青々としたバラの葉が丸く欠けちゃってる。
バラの葉がごっそりなくなっている。
こんなことってありますよね?
しかも、
なぜこうなったのか、
誰のしわざか、
犯行現場に容疑者が見当たらない。
黒い小さい粒のようなものが
点々と残されているだけ。
なんてことはざら。
心当たりありませんか?
これはバラの葉を食べる虫の仕業、
ってことはなんとなく分かるけど。
この虫って
見つけにくいことありますよね。
隠れ方がうまかったり、
夜に活動していたり、
知らない間に飛んできて犯行。。。と
私たちを悩ませます。
バラに悪さする虫をつきとめて
それから予防や駆除の打開策を
お伝えしようと思います。
虫の苦手な人は大変だと思うけど
バラのためにがんばりましょう。
バラの葉を食べられて丸裸になると
光合成ができなくなってしまいます。
そうならないように対処して
見事なバラを咲かせましょうね。
完全防備は無理でも
予防と防御の打開策を探っていきましょう。
バラの葉を食べる虫
バラに悪さをする虫は
葉を食べたり茎を傷つけダメージを与えたりします。
あとだけが残り
その犯行の主がわからないことも多いです。
犯行の主の虫がわからないと対策が打てません。
ここではまず、残された手がかりから
その犯行の主を探りたいと思います。
葉の食べられ方はどうですか?
・葉の端っこがギザギザ
・葉がガッツリなくなっている
・葉が二つ折りになって閉じられている
・丸く欠けている
これらはイモムシや飛んでくる虫による犯行。
イモムシ類の中には、
黒い小さないつぶつぶのフンを
残していたりします。
よ~く確認してみてくださいね。
その場合、近くに虫がいるはずです。
枝のように擬態しているかも知れません。
見つかりたくないですもんね。
イモムシ類は貪欲に葉を食べつくします。
童話「はらぺこあおむし」を読んだことあるなら
ご存知ですね(笑)
葉を食べている虫たちは例えば
ホソオビアシブトクチバ
ヨトウムシ
チュウレンジハバチ(幼虫)
ハマキムシ
などなど・・・・がいます。
この虫たちが集団でウロウロすると思うと
ゾッとしてきます。
見た目にも怖いですし
なにより
バラの葉はなくなってしまいます。
バラの観察パトロールを強化して早期発見を心がけてくださいね。
予防・駆除の打開策
バラの葉を食べている虫がわかったら
なんとかしたいです。
虫が平気なら捕殺してください。
虫が苦手ならまだ被害が広がる前に
園芸用のハンディータイプのスプレーなどを
吹きかけておきましょう。
チュウレンジハバチは産卵の間は
じっとして動かないので その間に捕まえてくださいね。
放っておくと卵がかえって幼虫に
バラの葉が食べ尽くされることもありますから。
オススメのハンディータイプのスプレーは
2019年新商品
ベニカXネクストスプレー。
殺虫成分を含み速効性持続性あり。
殺菌成分は予防・治療効果があります。
全てを備えたスプレーでの病害虫をしっかり防除。
園芸用じゃないと
葉に凍害の症状がでて
吹きつけた部分が枯れることがあります。
早期発見することができればいいのですが
気がついたら広がっていた。。というのは
よくある話。
忙しい毎日だからこそ
予防的に薬剤を散布するというのはありだと思います。
春、バラの葉を食べる虫が現れる前に
予防的に薬剤散布をしておくと
駆除がとても楽になります。
完全に防御するのは無理でもやっておきたいですね。
・速効性のある薬剤ベニカR乳剤を規定通り水で希釈して散布。
・また浸透移行性の効果のある株元にオルトラン粒剤を規定量まく。
詳しく説明しますね。
ベニカR乳剤は、速効性のある薬剤です。
水で薄めて散布するので広範囲にまくことができ
リーズナブルだと思います。
バラの葉だけじゃなく、バラにくる虫のさまざまな虫に
効果が現れます。
オルトラン粒剤は白い小さな粒で、
株元に土にまくだけというシンプルな薬剤。
速効性はなく
根から吸収したのち(1週間から10日後)
殺虫効果が現れます。
予防効果は小さい虫なら1ヶ月続きます。
大きな虫と高いところは効きにくいというので
特に強い薬ではないと思います。
これをまくとちょっと匂うのが難点。
といっても強烈な匂いではないですよ。
薬剤に頼らない予防や駆除も併用して
薬剤散布を行うと
害虫を食べてくれる虫も死んでしまいます。
できるだけ薬は使いたくないと思います。
よく言われるのが
フミツブース
テデトールという方法ですね。
踏み潰したり手で取ったりするという意味です。
毎日のバラ観察パトロールで駆除したいところ。
早期に発見でハンディータイプの薬剤を
散布して虫を減らし
フミツブースやテデトールで駆除してもいいですね。
ただし、その方法だと
大量発生したら間に合わないこともあリます。
日々の仕事が忙しく、
バラのお世話ができなくて
つい見逃してしまうことってありますよね。
薬剤を使わない、ということが
ストレスに感じることもあります。
それなら思い切って
薬剤を使うのも一つの方法として考えていいと思います。
バラにくる虫は全てワルモノ?
バラの葉を食害をする代表的な虫たちは
ホソオビアシブトクチバ
ヨトウムシ
チュウレンジハバチ(幼虫)
ハマキムシ
などでした。
この他にもたくさんの虫たちがやってきます。
バラに虫がいると悪さをしているようで
本当に気が気じゃありません。
だけど
飛んでくる虫は防ぎようもありませんし
全てがワルモノではないです。
バラに大ダメージを与える虫はともかく
ちょっと目をつぶることも必要なのかもしれません。
どの虫が自分のバラに深刻なダメージを
与えるか見極めるのも大事です。
その上で
予防的に薬剤散布し、バラの葉を食べる虫を減らす。
あとは
フミツブースやテデトールなどの
方法で駆除するのがいいと考えます。
春先から冬寒くなるまで
虫との戦いは終わりません。
虫の苦手な私にはとっても大変なことです。
虫がいたら
我が子さえ置いて逃げるタイプです。
↑ごめん。いやいやそれはダメです。
それでも!
バラの体を虫から守り
生育状態が悪くならないように、
そして見た目も美しくなるように。
頑張らなくては・・・・!と思うのです。
現実は
「きゃー!お父さん虫が~」と叫んでますが(笑)