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バラは匂いで虫たちを誘うのか?食べられるかもしれないのに

この記事は約 8 分で読めます。

あ~今日もきてる!

バラの花を食べて汚す虫たち。
バラの葉を食べる虫たち。

 

暖かくなり、バラの花が葉を出し
花を咲かせると

虫たちも活動し もりもり食べる……

 

せっかく咲いた花は台無し。

悩みのタネです。
バラを育てるものの宿命と
諦めなければならないのか。。

 

この虫たちってバラのなにに誘われるのか。

バラの匂い?
匂いの強いものによってくる?

 

あのかぐわしい匂いですもの、
虫が誘われてくると思うのは無理ありません。

果たして虫たちはバラの匂いに誘われてやってくるのか、
調べてみましたよ。

 

<バラの匂いに虫はくるのか?>

私たちは、バラのいい匂いに誘われて、
虫がよってきて食べると思ってしまいます。

調べたところによると、実際は
多くの植物の香り成分は
食害する虫にとって忌避物質だということがわかりました。

 

つまり
植物は自分の身を守るために
虫が嫌がる匂いを出して遠ざけようとします。

そうなると
バラを食べる虫が匂いに
誘われてくるとは考えにくいです。

 

むしろ「くるな!」とサインを出しているわけですから。

バラの匂いを作っている成分を
とても小さくすると蚊取り線香に使われる
防虫菊の匂いの成分と同じものが含まれているのがわかっています。

 

なので、バラの香りには、虫を遠ざける成分があるといっていいと思います。

それでもやってきて花や葉を食べる虫は、
バラの味や食感が好きで、
自分の成長に必要な栄養分を取り入れたいのでしょう。

 

<植物は香りで会話する?>

研究によると植物は香りを使って
会話しているともいわれています。

植物は自分が虫に食べられると
特別な香りを作ってまわりに散らします。

 

この香りでまわりの
まだ食べられていない植物は迫りくる危険を知るのだそうです。

そして香りを感じた植物は
食べられないよう虫の嫌がる
苦味成分を作り出したりします。

 

そうやって身を守る手段をとる植物もあるのだそうです。

さらに、その香りで食べている虫の天敵を呼ぶこともあるのだそう。

 

バラは食べられないように苦味成分を
出しているかどうかはわかりません。

だけど少なくとも、
匂いで自分を食べる虫を呼び寄せているわけではなさそうです。

 

<受粉を助けてくれる虫を呼び寄せる>

ここまで、
バラは自分を食べる虫が
よってこないような香り成分を出している、とお伝えしました。

おもしろいことにバラなど植物は
自分を食べる虫をよせつけない匂いばかりを
出しているだけではなさそうです。

 

別の匂いをだして受粉に力を貸してくれる虫を
呼び寄せてもいるのです。

子孫を残すために必要なことですものね。

 

もしかしたら、
バラのあのとってもいい匂いは、
益虫に向けられたものかもしれませんね。

そう考えると、
バラの匂いに虫がよってくるというのは
正しくもあり間違ってもいるということなのでしょうか。

 

ところで、バラにコガネムシが
たくさん集まってくるのは
バラの匂いではなく別のものに原因があるのかもしれません。

コガネムシは成虫だけでなく幼虫もこまりもの。

コガネムシと幼虫

多くの植物に悪さをします。
なので、駆除する方法もたくさん考えられているようです。

そのひとつの方法に
コガネムシがフェロモンに集まるという性質を利用したトラップがあります。

 

なので、
きっとコガネムシが集まってくるのは
フェロモンが関係しているに違いないと考えられます。

コガネムシの死骸や体液も
フェロモンとなり呼び寄せることもあるそうです。

 

死骸は袋に入れて始末したほうが良さそうです。

スズメバチなどもつぶしたりしたら
毒針の部分からフェロモンを出すので仲間が来ることがあります。

縄張りがあるので、エリア外なら大丈夫ですが
わからないと思うのできちんと処理してくださいね。

 

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ここからはちょっと余談になります。

バラにチョウが寄ってくるのを
あまり見たことがないのですが、
皆さんはどうでしょうか?

チョウは蜜を吸う昆虫です。
たぶん、バラには蜜がないことを知っているんです。

 

蜜があるのはダマスクローズなどオールドローズだけなのです。
日本では少ない品種で、あまり流通していないかと思います。

え?ミツバチは来てるよ?
と思うかもしれませんが、ミツバチやマルハナバチの目的は花粉。
だから集まってくるのです。

ロサ・フェティダとミツバチ

花蜜が餌のチュウレンジハバチも花には見向きもしません。
蜜がないですからね。

昆虫はさまざまな手段で、
花や葉が自分たちにとって必要なものかどうか判断しているようです。

 

私たちと見え方も違っています。
たとえば、モンシロチョウは紫外線が見えるといわれています。

紫外線を感じて花粉や蜜を探すのかもですね。

 

チョウは卵を産む葉を探すとき
前足で葉の表面を叩きます。

そうやって
幼虫が食べることのできる葉かどうか、
チョウの前足が舌の代わりになって味を確認しているのだとか。

 

このことはまだ多くのチョウでは確認できてないそうです。

このように虫に関する研究はまだまだこれからの領域って感じです。

虫たちの研究もおもしろそうですね。

 

 

<バラは匂いで虫を呼び寄せるのか>

ここまでで、わかったことは

バラなど多くの植物の香りは食害する虫を遠ざける成分であるということ。

 

バラの葉や花を食べる虫は、
もともと虫が嫌がる匂いなど物ともせず
集まってくる虫なんだということ。

単にバラの花や葉の味や食感が好きなんですよね。たぶん。

 

そして、
受粉を助けてくれる益虫を誘ういい匂いを出し
危険を感じたら特別な匂いで知らせ身構えながら天敵を呼んだりする。

匂いで会話をしているってなんだか
メルヘン…

 

匂いを使い分けるというのは驚きますよね。
動けないからこそ進化してきた分野なのでしょうか。

バラや植物の発する匂いというのは
まだまだ未知の部分が多すぎで目が離せない感じですね!

 

そして、
香りと虫について最後にもうひとつ。

香水をつけて山に入ると虫がよってくることがあるそうです。
一番怖いのはスズメバチです。

 

香水も場所を考えてつけなくてはいけませんね!

素敵なバラの香りを感じながら庭仕事っていいですよね。

 

さあ!今日も頑張っていきましょ!

そうそう、バラの香りをかぐと認知症を予防できるんですって!