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バラに虫!駆除せずほっとくと生育に悪影響の害虫4種とは?

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バラにはたくさんの虫がきます。

虫が苦手な私は
どんな虫もいないほうがいいのですが
現実は無理なことです…

バラの葉やつぼみ、花を食べる虫、
美観を損ねてしまうこともあり、
本当にイヤですよね。

 

バラは思ったより強くて
食べられてもたいてい復活してくれるのです。

しかし、
中には深刻なダメージを受けることがあります。

気がついたら虫が大発生していたとか
虫が苦手で放置していたら枯れてしまったとか
そんなの悲しすぎます。

 

なので
駆除せず放っておくとマズい虫について
冷静にしっかり考えてみました。

ここでは
そのような虫たちからの被害の状態や
予防、駆除の方法などを
とりあげて紹介したいと思います。

ぜひ参考にしてくださいね!

 

<バラにくる虫を駆除し深刻なダメージから守る>

放置するとマズい虫は次の4種。

・アブラムシ
・クロケシツブチョッキリ
・コガネムシの幼虫
・テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)

それぞれ
絶対に駆除しておきたい理由があるので
一つずつみていきますね。

 

・アブラムシ

この小さな虫は、春先から活動をはじめ
どんどんと増えていく虫です。

メスだけで、しかも卵ではなく幼虫を産み
繁殖するので増えるのがとても早いです。

 

絶対駆除したい理由

何が怖いかというと他の植物から
ウィルスを運んでくる恐れがあるからです。

ウィルスの病気にかかったバラは
特効薬がなくどうすることもできません。

 

なので初期に発生を確認したら
殺虫剤で駆除するようにしてくださいね。

アブラムシは数が増えすぎたら
羽のはえたアブラムシが現れ
次のコロニーを求めて飛び出していきます。。

 

羽のはえたアブラムシは
その先発隊です。

これをしとめることができたら
大量発生の予防につながります。

 

もし羽のはえたアブラムシをみかけたら
必ず捕殺してくださいね。

殺虫剤を散布すると効果的ですが
アブラムシの天敵もいなくなるので
悩むところです。

ヒラタアブの幼虫が捕食

時期的にヒラタアブの幼虫やテントウムシやカマキリが活動していないなら
殺虫剤で駆除するといいですよ

殺虫剤なら
ベニカシリーズのハンディータイプのスプレー散布で
様子を見るといいかなと思います。

 

なかなか予防するのは難しいです。

アブラムシの大好物の
マメ科の植物などの雑草があれば殺虫剤をまき
むしって処分するなど地道な予防しかないですね。

雑草から大移動してくることがありますから。

 

・クロケシツブチョッキリ

クロケシツブチョッキリはバラゾウムシとも呼ばれます。

この虫は、バラのつぼみをダメにしてしまう虫です。

 

絶対駆除したい理由

きれいな花を咲くのが楽しみに
私たちは日頃からお世話していますよね。

その楽しみを奪い去るのがクロケシツブチョッキリなのです。

つぼみがついたころ現れて樹液を吸い
卵を産み花が咲く前にしおれさせてしまうのです。

 

小さいケシツブのような虫で
隠れ方が上手で
見つかると足を引っ込め地面へ落ちるという
技を使って逃げます。

その力は一季咲きのつるバラのつぼみをほとんど
ダメにしてしまう程です。

 

なので、小さい虫だからと
決してあなどってはいけないのです。

見かけたら捕殺。

薬剤を使うなら
ベニカXネクストスプレーか
ベニカXファインスプレーを吹きかけ、
オルトランDX粒剤を株元にまきます。

 

定期的に
ベニカR乳剤やスミチオン乳剤の散布で
ほとんど見かけなくなります。

クロケシツブチョッキリは農薬を
かぎわける能力があり近づかないのでは?
と思っていますが、どうでしょうね。

 

卵を産みつけても幼虫は死んでしまい
育たないと知っていたら?
と虫の能力を評価してみたりします(笑)

とにかく、花を失いたくないなら
クロケシツブチョッキリの駆除は必須ですよ。

 

・コガネムシの幼虫

春になりつぼみをつけないバラがあったら
コガネムシの幼虫を疑ってください。

鉢バラで植え替えをしていないなら
コガネムシが根を食べてしまっている可能性があります。

根を食害されると養分や水が絶たれ
バラの元気はなくなってしまいます。

 

絶対駆除したい理由

最悪の場合枯れてしまうことがあるのです。

地面の中のことなので見分けるのが難しいです。

根を食べられると支えが弱くなるので
根もとがグラグラしてきます。

 

根はバラを支えるために地面にはっています。
この土台が弱くなりますからそうなるのです。

バラが元気ない、つぼみもつかない、
というとき、幹(茎)をつかんで揺すってみてくださいね。

 

予防はコガネムシの成虫を駆除すること。

ベニカXネクストスプレー、
ベニカXファインスプレー
またはベニカR乳剤、スミチオン乳剤を散布。

 

コガネムシの幼虫退治は
鉢植えなら土替えのときに確認し捕殺。

そして
オルトランDX粒剤を株元にまく、ベニカ水溶剤を散布。
庭植えも同様。

 

・テッポウムシ(幼虫)

カミキリムシの幼虫です。
カミキリムシは5月頃から9月まで活動します。

株元に産卵し茎内で幼虫がふ化し、
1~2年トンネル状に食べ尽くします。

なので、この時期にカミキリムシを見かけたら
その都度捕殺してください。

食べるのは木質部と呼ばれる部分です。

すでに死んだ細胞なので食べられても
すぐには影響が出にくいように思います。

 

絶対駆除したい理由

バラの成長は表皮からごくわずかの薄い部分で成長を支えていて
木質部を食べられても成長します。

テッポウムシが成虫になって飛び出していくころ
バラは完全にやられてしまい
アッという間に枯れてしまうことがあるのです。

 

とっても怖いです。

そうならないように、
まずは成虫のカミキリムシ退治に力を入れたいですね。

 

次に
幼虫のテッポウムシ退治です。

テッポウムシは
「ここにいるよ」というサインを出します。

土の上にオガクズ状のフンを出すのです。

 

まあ、自分のすみかのトンネルが
フンで一杯になるかになるから邪魔なんでしょうね。

そのオガクズ付近の茎に穴がないか探します。
穴があるならそこにテッポウムシがいます。

 

針金などで突っついて
幼虫を刺し殺せればいいのですが
見えないのでわかりません。

皮をはいで探して捕殺という方法もあります。

 

薬剤を使うなら園芸用キンチョールE。

穴の中に吹き付けたのち数日間観察して
オガクズがでたらもう一度散布。

テッポウムシの居場所のサインはオガクズ

オガクズがでなくなったら
テッポウムシ退治の完了です。

 

バラに虫!駆除をしなければ深刻なダメージを受けるかも?

 

・バラにくる虫で絶対に駆除したい虫は4種。

・アブラムシ
・クロケシツブチョッキリ
・コガネムシの幼虫
・テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)

キーワードは大量発生と定住の阻止です。

 

アブラムシとクロケシツブチョッキリは
大量発生をなんとしても防ぎたいです。

コガネムシの幼虫とテッポウムシの定住も
許してはいけません。

 

なぜなら、この4種は、
バラの生育にとっても悪影響をあたえてしまうからです。

特にコガネムシの幼虫とテッポウムシは
ガクンと成長を止め、
最悪枯れてしまいます。。

 

駆除の方法は、
単純だけど一番確実な捕殺。

大量発生や土の中、茎の中など
見えない場所での発生なら
薬剤の力を借りることも大切ですね。

害虫が好むのは
土の肥料バランスが悪かったり
日当たりや風通しなどの悪い栽培環境で育って弱ったバラだと聞きます。。

軟弱に育っているから
細胞壁が弱く虫も食べやすいらしい。

新芽も柔らかく狙われやすいのだそう。

虫の被害を受けるとますます弱り
丈夫に育ちにくいという悪循環になってしまうのかもしれません。

 

全てがそうだとは思いませんが
思い当たることがあります。

実は、我が家も4品種のバラが
テッポウムシにやられましたが
いずれも弱っているバラでした。

 

黒星病をわずらっていたり
鉢植えで根詰まりを起こしていたりでした。

バラにくる悪さをする虫を退治するのは当然ですが
丈夫に育てることも重要なことのようです。

 

そこんとこ肝にめいじて
今日も頑張りましょ!