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暖かくなる春に美しいバラが咲き乱れるのを願ってバラのお世話をしてきた私たち。
つぼみがつきチラホラと咲きだしたバラの花に心が踊ります。
でも。。。
なんだかいつもより色が薄いような気がする、、、
去年の写真は?・・・って確認してみると
やっぱり薄い。。。
と、思っていたら少しずつ花色が戻ってきた~~こと、
あります。
悲しいことに花色が薄いままで終わることもあります。
バラの花色にバラツキがあったり。
それはそれで美しいのですが。
どうしてそんなことが起こるのか
そして対策はあるのか?知りたくありませんか?
実は、バラの花の色が薄かったり濃くなったりするのにはいろんな原因があるようです。
気温の変化や栄養管理、剪定の方法などでバラの花の色が薄くなったりします。
この記事では、バラの花の色が薄くなる原因や花色を復活させる方法も合わせてお伝えします。
ただし、その方法は即効性のないものもあります。
なので、年間を通してのバラのお世話に取り入れるとよいですね。
バラの魅力の一つ、本来のバラの花の色を取り戻したい。
それではバラの花の色が薄くなる原因と解決策について探っていきましょう。
花の色が薄くなる原因
バラの花色が薄く咲く原因を探ってみるとどうやら次の4つが原因のようです。
・気温変化や日当たりなどにより花色に影響
・栄養不足や病気・害虫の被害
・剪定と管理
思い当たることがあったり、どれも当てはまらないけど、、
って場合もありそうです。
一つ一つについてもう少し深堀しますね。
バラの株が若い
バラの株が若いとバラの本来の発色ができないことがあるんです。
原因は3つ考えられます。。
未成熟のバラの若い株は、まだ必要な色素や色の濃さを十分に形成できないために、
バラの花の色が薄く出ることがあります。
しっかりと大人の株になると、バラ本来の花色を作れるようになります。
若い株は栄養を十分に蓄えていない場合があり、そのためバラの花色が薄くなることも考えられます。
適切な肥料を施し栄養補給をするとバラの花色が改善するようです。
若いバラの株は環境によるストレスに敏感です。
日差しが強すぎたり、高温乾燥などの環境がバラの花色の薄さに影響を与えることがあるのです。
強すぎる日差しをさえぎったり高温の環境を改善するとよいです。
お迎えして最初の開花で花色が薄いとちょっぴり心配ですよね。
スタートはちょっぴり色が薄くても成熟するにしたがってだんだんと色素が濃くなるので普段通りのお世話をしてあげてくださいね。
育て方、失敗したかな、って思っちゃいますが、バラ側の事情なので心配しなくてOK。
成熟した大人のバラの株の花色が薄くなる原因ですが、若い株と同じようなことが考えられます。
詳しくお伝えしますね。
成熟したバラの株の花色が薄くなる原因
バラの花色が薄くなる主な原因は次の通りです。
日照不足が花色に関係
バラは十分な日光を受けることで花色が鮮やかになります。
もしも日陰の場所で栽培するなら、日照時間の確保が必要です。
日照不足で色素の生成や色の深みが不十分になることがあるんですね。
気温の変化とバラの花色
夏の高温や冬の低温は、バラの花色にどのような影響を与えるのでしょうか?
暑い日が続くと、バラの花色が薄くなることがあります。
直射日光をさえぎったり十分な水やりを心掛けることで、
花色の変化を軽減することができます。
寒冷な気候でもバラは咲くことができますが、花色が薄くなる可能性があります。
適切な温度管理と気温変化への対応が必要です。
気温も影響するので二重鉢にしたり鉢を何かで覆ったり、遮光ネットを使うなどするとよいです。
気温の乱高下もバラの花色の薄さに影響?
4月、つぼみが上がって花が咲くころ。
この時期は気温が高くなったり低くなったり、人間でも対応に苦慮する時期ですよね。
バラの花色にも影響があるのか探ってみました。
気温の乱高下による影響
気温の乱高下では、バラの花色に関して次のような影響があります。
バラの花色は花びらに含まれる色素で決まります。
実は、気温が乱高下すると色素合成のバランスが崩れるのです。
例えば、高温下では色素合成が抑制され花びらの色素の生成が十分にできなくなり、その結果花色が薄くなることがあるんですよね。
気温が急に変化すると、バラの生育サイクルに影響と与えるといわれています。
特に急激に低温になると花の発育が遅れてしまい、花が成熟する前に開花してしまいます。
このため花色が薄くなる傾向に。
気温の乱高下により花びらの質が低下することも考えられます。
高温下では花びらの鮮やかさが減少し低温下では花びらが引き締まり花色が濃くなることがあります。
ただし、極端に低温になると花びらが凍結して花色が出なかったりするんです。
このように気温の乱高下でバラの花色が薄まる可能性があります。
気温の乱高下、私たちにはどうすることもできませんけど・・・ね。
バラ本来の花色を出すための対策
本来、バラが持つ花色を十分に出すために私たちができる対策をお伝えします。
とっても基本的なので、いつものバラのお世話に取り入れたいですね。
日光と水のバランスをとる
日光が十分に当たる場所で育てることや、適切な水やりを行うことが大切です。
適切な肥料の選択と追加の栄養補給:
バラ専用の肥料を選び、定期的に栄養補給することも忘れずに。
バラの成長に合わせてお礼肥えや追肥などの栄養の補給を行うことで、花色の濃さを引き出すことができます。
特にリンやカリウムを含む肥料は花の色合いを濃くする効果があります。
また、追加の栄養補給として液体肥料や葉面散布肥料を使用する方法もあります。
こういった肥料は花に直接吸収され、花の色を濃くする効果があります。
例えば、アミノール バラエキス葉面散布液肥があります。
気温が花色に影響するとのこと気温変化への対策もしていきたいですね。
葉面散布で花色がよみがえるかも?
→アミノール バラエキス葉面散布液肥500cc
遮光や日陰の利用
日中の強い直射日光を避けるために、遮光ネットや日陰を活用しましょう。
特に暑さに弱い品種のバラが鉢植え育てなら日陰への移動もできますね
これにより、花色の退色を軽減できます。
まとめ
バラの花色が例年より薄いと何かお世話がマズかったのかな?なんて思ってしまいます。
でも、調べてみると基本的なお世話をしていれば、花色は通常と同じようになるということでした。
バラの花色が薄かったりするのは、バラが若かったり環境要因が大きいのではないかという感じですよね。
我が家のピエールドゥロンサールは、2016年お迎えしたすぐの年の春は、咲きはじめの花はあまりにも花色が薄くて、間違ってブランピエールドゥロンサールが発送されたのかも?と思うくらいでした。
数日後、少しずつ本来の花色が戻ってきたときは、ホッとしました。
2023年は、アミロマンティカの花色がとても薄く出ていて残念に思うこともありました。
2022年と2023年のアミロマンティカの花色の違いを写真で紹介しますね。
色素が十分に作れなかったのか?
2023年のアミロマンティカは、花数は多いけど色が薄く咲きました。
花色が濃い方が断然インパクトありますよね。。。
このときは春先の気温の乱高下が原因ではないか?とにらんでいます。
さらに、雨が続き花が傷んでしまって茶色くなったりとバラにとって不運が続いたんですよね。。
アミロマンティカは、一部の花は本来の色が戻ってきませんでしたが、後の方に咲いた花は綺麗な色が出てくれました。
あとは、適切な剪定で葉への日照が変わったり、病害虫の発生を少なくしたりしてバラにストレスを与えないこともだいじですね。
もっとも、
バラの花色が薄くても、それはそれで美しいのです。
ただ、
バラを育てていると、なにかと気になるものですよね!