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バラのハサミのお手入れ法は?枝のダメージを少なく切るコツ

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この記事は約 13 分で読めます。

バラのお世話をしていると

けっこうな頻度で
ハサミを使っていることに気がつきます。

こんなにハサミを使って
お世話する園芸植物って他にあるかしら?

なんて思います。

 

例えば
・花がら切り
・剪定
・誘引などで使う麻ひもを切る
・ハサミを開いて太い方の刃をナイフ代わりに使う
・手で触れない虫を落とす、
あるいは捕殺(これはちょっと本来の目的とは違いますが)

というように。

 

けっこう使いますね。

切るということで、少なからずバラにダメージを与えています。

(冬の剪定はバラが休眠中に行うのであまりダメージはないです)

そこで
少しでもバラにダメージを残さないためには、
スパッと切れるハサミにしておくのが大切なのです。

 

スパッと切って
なめらかにできれいな切り口にしておくと
病原菌の侵入も防ぎますし、傷口も早くふさがるのです。

そのためにキレッキレのハサミにすることが大事です。

この記事のポイントはこちら↓

・切れ味の良いハサミのお手入れ法
・ダメージが少なくするためにスパっと切るコツ

この内容でお伝えしますね!

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バラのハサミのお手入れの方法

 

メンテナンスの方法は、

簡単です。
使ったら、洗って拭く。
汚れをそのままにしないということです。

これで切れ味をキープします。

 

バラの樹液って
意外とハサミについているんです。
みずみずしい植物なので。

水洗いしたあと
乾いた布で拭き取ってください。

さびるので丁寧に水分を拭き取ります。

 

簡単でしょ?

忘れて放置してしまうことってよくあります。

それに、
取れない汚れも、やっぱりあります。

 

そんなときはスプレー式の
クリーナーなどを吹き付けて拭き取りましょう。

汚れに気がついたら早めに対処しましょう。

裏技?かもしれないけど
灯油でも汚れが取れるとか。

 

灯油は、試したことありませんが、
今度、おばあちゃんが使ってたハサミを復活させたいので
試してみようと思います。

おばあちゃんのハサミ

バラにダメージを残さない切り方のコツ

バラにダメージを残さないようにするには、ハサミを使い分けるといいです。

バラに使うハサミには様々な種類があります。

 

また、それぞれに切り方のコツがあるんですね。

ハサミの特徴や使い方など紹介しますね。

 

バラのハサミの使い分け

バラの日頃のお世話には、
たいてい2~3種類のハサミで足りる、
と思います。

ただし、冬の剪定では、
バラの太い枝を切るのに別の種類の
ハサミが必要になることもあるかもですね。

 

必要なハサミとは。。。

・剪定ばさみ
・芽切りバサミか摘花バサミ

では、これらが
どのようなハサミで
どのように使うか簡単に紹介しますね。

 

もうすでに
ほとんどの人は使っているかと思いますが。。。

 

・剪定バサミ

特徴は刃の形が左右で違い、
半月形と三日月形の刃を持ちます。
よく見かける剪定用のハサミです。

細かな作業には向かない傾向がありますが
冬の剪定作業では威力を発揮しますよ!

 

剪定バサミで切れないような太い枝は
太枝切りや剪定鋸などで対応するとよいです。

剪定バサミの刃の形状は湾曲していて
半月形の刃が切り刃で
三日月形の刃が受け刃となります。

刃の部分がカーブしているので
刃渡りは長くなります。

 

★切り方のコツ
・枯れ枝・硬い枝・太い枝は斜めに切り込む。
・回し切りを活用する。

使っているうちに
切りやすい方法が何となくわかってくると思います。

 

回し切りとは・・・

直径二センチ以上で
鋏の開きに入りにくい太い枝の場合。

開いたハサミを枝に
押し付けるように切れ目を入れる
→繰り返す。

刃の奥に枝が入るようになったら
切りつけた枝の切り口が
開くように左手で押し下げる。

ハサミに力を入れながら
枝に対して回すように切る。

 

回し切りで綺麗に切れてない場合
念の為 切り口に「トップジンMペースト」などの
癒合剤を塗っておくと安心です。

 

刃がカーブしているのはなぜ?

結論から言うと、よく切れるように、です。

 

ハサミは、
2つの刃のかみ合わせで切るようにできています。

ハサミがものを切るとき刃と刃がこすれ合うのですが
このとき押す力が働いています。

「押し切り」で切るんですね。

 

剪定ばさみをよく見ると
切り刃(半月形)のほうが
受け刃(三日月形)よりも長いですよね。

これは受け刃の曲がりでしっかりと
動かないようにホールドした枝を
受け刃よりも長い切り刃が「引き切り」をするためです。

 

ちょっと説明が難しいですが、
つまり、包丁で切るのと同じなんです。

包丁は刃が手前側に動いて引っ張って切る
「引き切り」です。

ハサミと包丁と2つの働きを
剪定バサミの構造に取り入れたので
普通のハサミ以上の切れ味になるんですよ。

 

だから剪定ばさみで
割と太い枝も簡単に切れちゃうんですね!

 

一般的に、

切り刃を上、受け刃を下にして持ち、
切捨てる側を「受け刃」側、
残す側を「切り刃」側にして切ると切り口が綺麗といわれます。

綺麗に切れないと病原菌が入ってしまう恐れもありますしね。

 

だけど、大差があることではないので、
刃の向きよりも
怪我をしないこと、力を入れやすいことを
重要視したほうがいいという意見も(笑)

 

握りの間のバネは何のためあるの?

バネで、ハサミが開く構造にしてあるから。。

剪定バサミには握りの端に
ストッパーがついていて
これを外すとバネの力でハサミが開きます。

 

バネも種類があって
針金を曲げたもの、コイル状のもの、
ゼンマイバネのものがあります。

 

バネの力に対抗して手の力で切るんです。

なので、このバネが強いと
手が疲れるということもありますよね。

針金を曲げた虫バネの剪定バサミなら
小さいバネに交換すれば
バネを弱くすることができるます。

 

手が疲れるな~と感じるなら
交換してみるのもいいかもしれませんね。

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・芽切りバサミか摘花バサミ

どちらのハサミも
刃先が細く尖っていて
細やかな作業に向いています。

剪定バサミのようにバネがついている
専用のハサミがあります。

 

しかし、
私はバネのない普通の
ガーデニング用のハサミを使っています。

100円ショップの園芸用のハサミです。

使い勝手の良さなど、
こだわりのある人にはおすすめしませんが。

切れ味は悪くないし、
切れないときは捨てて、また購入します。

 

100円ショップのハサミは
研いで切れるようになるとは思っていません。

それに、基本的に
素人のハサミ研ぎで切れるようになる
とは思えませんし・・・

 

なので、割り切って
花がら切りや麻ひもを切るときは
100円ショップのハサミを使っています。

 

このハサミで気をつけるのは
「切れなくなったら捨てる」です。

切れないハサミは
バラにとって良くないからです。

使い捨てのような使い方がイヤ、
という人もいると思うので
強くオススメはしませんが。

 

2~3種類のハサミを目的によって
使い分けるとバラにダメージを
あたえることなくお世話できると思います。

ハサミのメーカーやブランドなど
お好みの中から選ぶのもいいですね。

自分の手の大きさや、バネの強さで
決めていいんじゃないかな
と思います。

 

切れなくなったハサミの処分の方法は?

家庭で使う園芸用のハサミなら
自治体のゴミ収集の決まりに
合わせて処分してください。

ちなみに私の住む自治体の
ゴミ収集の決まりによると

ハサミ・金属・有害ごみ・・・でした。

 

業者の人が危なくないように
新聞紙やダンボールなどで刃先を保護して
「キケン」と書いておくとよいですね。

 

はさみにもある供養の日

毎年8月3日が「はさみの日」

ハサミの日の由来は、
『8』と『3』を『ハサミ』
と読む語呂合わせから

1977年8月3日に東京芝の増上寺で
第一回はさみ供養法要が行われました。

使わなくなったハサミを供養するんですね。

 

提唱者は美容家の山野愛子さんです。

仕事で使う大切なハサミに感謝して
技術の向上や物を慈しむ心をもつ。

そのような、
心の輪を広げるのが目的なんだそうですよ。

 

ものにも命がある。

ガーデニング用のハサミだって
大切な道具です。

日頃の感謝を込めて
ハサミの日にはお手入れ、
いつもより丁寧に、
なんていうのもいいですよね。

 

バラのお世話に使うハサミのおさらい

バラのお世話には
思っている以上にハサミを使っています。

ハサミでバラを切るということは
少なからずダメージを与えています。

 

なので、できるだスパッと切るようにして
切り口をなめらかにしておくことが大事でしたね。

そのハサミのメンテナンス方法は簡単。

 

汚れたら拭く。です。

なんでもそうですが
汚れをそのまましないということです。

それでも取れない汚れ、
うっかり忘れてしまったお手入れには
専用のクリーナーなど使うといいです。

 

バラに使うハサミの種類なども使い分けると
作業効率が良くなり、
バラのダメージも少なくなりますよ。

ちょっと話は変わりますが、

私は
洋服を仕立てる仕事をしているんですが
布を切る時、裁断バサミを使うんです。。

裁断バサミって一度落とすと
衝撃で切れ味が悪くなるんです。

 

刃こぼれしてしまうのです。

ハサミってそれほどデリケートなんですね。

園芸用のハサミは
裁断ハサミと比べて刃の長さは短いし
屋外の作業用なので丈夫に作られています。

だから
ちょっと落としたくらいではびくとも
しないかもしれません。

 

それでも、

乱暴に扱ったりせず丁寧に
使ったあとのお手入れをすると
ぜんぜん違うと思います。

道具を大切にしながら
バラ活動していきたいと思います。

 

楽しいバラライフを送るために。

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バラのガーデニング道具
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