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バラは冬の植え替えで変わる!春の開花クオリティーを高める

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この記事は約 11 分で読めます。

秋の開花シーズンが終わり、
冬になるとバラは休眠期に入ります。
バラの生育サイクルですね。

 

この生育サイクルの性質を
うまく利用して
鉢植えのバラは休眠期に植え替えをします。

 

 

鉢のサイズを大きくしたり
鉢の中の土を
入れ替え(用土替え)るんですよね。

 

だいたい1~2年毎に植え替えます。

 

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冬の作業はすべて春の開花のため

 

目的は 春にたくさんの
綺麗な花を咲かせるため。。

 

素敵な香りを楽しみたいし、
健康な枝葉にしてあげたい。

クオリティーアップは根にかかっています。

 

これは
鉢植えの植え替え作業やるかやらないかで
大きく違ってきますよ。

 

きれいな花咲かせたいですもの。。ね。

バラは冬の植え替えで開花クオリティをアップする

 

ところで
冬に植え替える理由ってなんでしょう?

他にもこんな疑問があると思います。

・鉢サイズを大きくするのはなぜ?
・鉢を大きくしたくない場合は?
・冬といっても具体的に何月がいい?
・植え替えに用意するものは?

植え替えの疑問あるあるデス。

 

なぜ鉢植えのバラは冬に植え替える?

バラは生育期と休眠期を
繰り返しながら成長します。

 

品種によって時期の違いはありますが

おおよそ
成長期:3~11月
休眠期:12~2月
としています。

成長期にバラはどんどん成長して
枝葉を付け花を咲かせます。

同時に土の中でも
根がどんどん伸びていくのです。

 

言うまでもないですが
庭植えのバラと違い鉢植えのバラは
鉢の中でしか根を伸ばせません。

鉢の中で 根がところ狭しと
びっしり詰まった(根詰まり)状態になると
水分や肥料を吸収する力が弱まります。

 

 

結果、水が足りない、
下葉が黄色くなって落ちる、
などの症状がでることがあります。
(※注意:下葉が黄色くなって落ちる原因は
根詰まりだけとは限りません)

 

つまり、育ちが悪くなってくる…

 

それを防ぐために!

びっしりパンパンになった鉢の中の根を
少し切って新しい土を入れて
根を伸ばす場所を作ってあげるのです。

 

 

劣化した土を新しい土と入れ替え
根の成長を促進する。

根を触ったり切ったりしても
大事に至らない冬の休眠期には
それができるんですね。

 

そして、土の中を確認するチャンスなので
目で根のコンディションを確認する。

 

虫の駆除 根の状態の確認など
健康診断をするといいですね。

 

普段は土の中、見えませんからね。

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冬といっても何月がいい?

さて、冬といっても、、ですね。。。

 

最低気温15℃を下回ると
新芽を伸ばすのをやめ
休眠の準備にかかります。

さらに、4℃以下で完全休眠します。

この気温を目安にしてくださいね。

 

色んな本やサイトを見ると諸説あって
植え替えの適期は
11月とも12月とも1月とも書かれています。

できるだけその期間の、私たち人間の
都合と体調がいい日に植え替え作業を
するのが一番いいですね。

 

 

年によっては暖冬だったりするし
住んでいる地域や品種でも違いがでます。

育てているバラが多いと数回に分けたり
つるバラと木立性で
ちょっと時期をずらしたり。

という具合にコントロールしていくと
いいかもです。

 

11月にやると、完全に休眠する前に
新しい根が動き出すのでバラが元気で、
春先に花つきがいいという意見も聞きますよ~

 

鉢サイズを大きくするのはなぜ?

根が伸びる場所をつくるために
鉢を大きくします。

 

鉢を大きくできない場合は
根を切って整理して新しい土を入れます。
再び根が伸びるようにするのです。

根のための植え替えです。

 

新しい土に根をのびのびと
広げられるようにサポートしたいですね。

十分に栄養を吸収するために。

 

植え替えに用意するものは?

★用土
★土入れする道具、移植ゴテなど
★じょうろ

 

鉢を大きくする場合は
★2サイズ大きい鉢(6号なら8号の鉢を)も。

同じ鉢に植え替えるときは
その鉢を使います。

鉢に病害虫発生のもとが
ひそんでいることもあるので
洗って天日干しが理想です。

が、
無理な場合もありますよね。

 

実は、
私はそのまま、使うのがほとんです。

今までは問題なく育ってます。

これは自分の判断で。

 

植え替えの方法

手順

①鉢から株を抜く

②根鉢についた土をほぐしながら落とす。
鉢を大きくするなら1/4~1/3程度落とす。

同じ鉢なら2/3~1/2ほど落とし
長い根は切って整理する。

根鉢はレタスくらいの大きさが目安。

 

③鉢底石を入れて新しい用土をいれ
枝が真っ直ぐになるようにして株を中心に据える。

 

④ウォータースペースが3~4cm残るように
用土を足して植える。

 

⑤鉢を揺すって用土の隙間をなくす。

 

⑥たっぷりの水を与える。
30分後もう一度たっぷりの水をやる。

バラ苗大苗の鉢増しの手順

 

注意点

・土の量と接ぎ口

土入れのとき株のつぎ口を埋めないように。

 

でも、つぎ口がギリギリ見えるくらいの
深さに植えるといいこともあります。

カイガラムシや、葉ダニなど害虫が
越冬できなくなるんですね。

 

さらにもっと
つぎ口を埋めすぎると日が当たらないので
シュートが出にくくなることがあります。

どのようにしたいか考えて土を
入れてくださいね。

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・樹皮がめくれていたら‥

株元に木の皮がめくれて
浮いていることがありますよね。

そこで害虫が寒さをこらえて生き延びます。

 

春に駆除が大変!とならないように
皮がめくれているところは取り除いて
越冬できないようすると安心です。

 

・鉢底石は要らない?

最近のプラスチック鉢は、
水はけが良いように底が
メッシュになっていたりします。

 

 

テラコッタもスリットが
入ってるのもありますね。

 

その場合、
鉢底石を入れないことも。

要は水はけが良ければいいのです。

 

鉢底石を入れなければ
その分 根を伸ばす土が多くなり
バラにとっては好都合というわけです。

バラテラコッタ鉢に鉢底石を敷きつめる

 

植え替えの目的や方法はこんなこと

・植え替えの一番大きな目的

根を充実させるためです。

新しく土を入れ替えたり
根の充実度を確認したり
害虫がいるかいないかチェックしたり。

すべては
「根」のため、です。

 

・植え替えに適しているのは休眠期。

休眠期は根をいじったり、切ったりしても
ほとんど 影響がないからです。

 

・植え替えの方法

鉢からバラの株を抜いて根の周りをほぐし、
鉢に真っ直ぐになるように植え付ける。

 

つぎ口がギリギリ見えるくらいに植える。
ウォータースペースを確保して土を足す。

 

水をたっぷり。
時間をあけてもう一度水をやる。

 

 

冬に植え替え作業すると

「春に綺麗なバラが咲く!」のですよ!

バラ。アイズフォーユー

 

もしも、本を参考にして育てるなら
はじめのうちは
1冊の本をとことん真似てくださいね。

 

著者の考え方にもとづいて
はじめから終わりまでその方法をやると
うまくいきます。

 

いいとこ取りと勘違いして
ごちゃまぜの育て方では失敗します。

それに、失敗した時
原因がわからなくなります。

 

 

育てていると、やがて
毎年毎年の経験の積み重ねで
だんだん上手くなります。

そのとき初めて、1冊の本から離れて
だんだん「自分流」ができあがると
思いますよ。

 

バラの育て方は、
いろいろあっても
不思議はないですよね。

 

バラが健康に育つ方法なら
すべてが「正しい」と思うからです。

 

植え替え作業も

健康に育つ正しい方法でやると
バラの開花のクオリティーが
高まってくのです。きっと。

鉢増しのことなら
このページ↓↓がお役に立つと思います。

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