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バラの元肥の悩み。いつ何をどれだけ?施せない時の方法とは

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この記事は約 14 分で読めます。

植物を大きく健康に育てようとすると
栄養を与えなければ、
と思うのはごく自然のことです。

 

それには肥料!ですよね。

バラも、植物なのでおんなじです。

バラの元肥の悩み

 

バラも、
私たちが施す肥料を待っているんですよ。

 

大切な肥料のひとつ、
元肥について紹介しますね。

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バラの元肥の施し方はどうするの?

 

けっこう悩んだりしませんか?元肥って。

 

元肥はバラ苗の植え付けや、
冬の休眠期に施す肥料のこと。

「もとひ」とか「もとごえ」と読みます。

 

他にも「基肥(きひ)」や
「原肥(げんぴ)」と呼ぶこともあります。

 

なんにもない土に植えるよりも
何かしら栄養がある方が
ずっと成長するのは想像できますよね。

 

 

さて、
この元肥ですが

元肥を施すタイミングは?
元肥を施す理由は?
バラにはなにをどれくらい施す?
注意点は?
元肥を忘れたり事情で施せないときは?

などなど、わかんないこと多くて。。。

困ります。

 

 

 

バラにしっかり元肥を施すと
やがて 根から脈々と栄養が運ばれ

太い枝、厚みのある葉、濃い緑・・・

 

健康で元気いっぱいの
理想的なバラになりますよ。

 

元肥の悩みの解決の糸口になれば嬉しいです。

 

元肥を施すタイミングは?

元肥を施すのは
用土替えをしたり鉢増しをしたりして
株を植え替えるときだと思います。

これは冬の休眠期を利用することが
多いです。

 

この時期の施肥を
「寒肥(かんごえ)」ともいいますが、
寒肥は元肥のひとつなんです。

 

冬の間にゆっくりと微生物によって
分解され、
春以降の成長に
効果がでるように施すのです。

 

バラは鉢植えの場合、
休眠期で動いていないんだから
元肥は要らない。

肥料分が流れてしまうだけ。

活動を始めるころに与えればいいと。
という考え方もあります。

 

それもそうですが、私はこう考えています。
バラが動き出すのは
2月すぎて地中の温度が上がりだしてから。

ちょっとずつ
地上に栄養や水を送る活動が始まります。

 

ここがポイントです。
バラが動き出すタイミングを
確実にわかるんでしょうか?

タイミングを間違えたら?

バラがいつ動き出すなんか
わからないじゃないですか?

 

ならば根が動き出す前に
あらかじめ肥料を入れておくと
安心じゃないですか?

 

元肥は肥料というより
土壌改良材としての意味合いが強いもの。

腐葉土や堆肥で微生物が
住みやすい土を作るためだし、
すぐに効果が出るような肥料は入れません。

それに、冬は水やりもガンガンしないので
そんなに流れでてしまうこともないんです。

 

このように考えると、
鉢植えにも元肥を施していいのだと思うのです。

 

元肥を施すタイミングは
バラが活動を休止している冬。

バラの活動開始前に先手を打つ、って感じで。

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元肥を施す理由は?

自然界では
落ち葉が徐々に分解されて
翌年の肥料分として木に戻すというサイクル。

理想的ですよね。

 

このようにできればいいけど
私たちは、
病害虫の発生や持ち越し、伝染が怖いです。

だから
落ち葉はきれいに拾い集め捨ててしまいます。

 

そんなわけで
自然界で自生している木々のような
自然の元肥を得るサイクルが絶たれてしまうのです。

 

これを解消するために
人の手で元肥を施す必要があるんですね。

 

元肥を施す理由は

年間を通して栄養分を保つため。
元肥によって地中の微生物の働きを
活発化させるため。

また、
元肥を施すときの用土替えや鉢増し、
地植えなら株周りの土を掘ることで
根に必要な空気を送り込むという目的もあるのですよ。

 

バラにはなにをどれくらい施す?

元肥の理由がわかったところで
なにを施せばいいのかっていう疑問が
でてきます。

 

過剰に施してしまうと、
バラの根を傷めて
最悪枯れてしまうこともあリます。

適量与えることが大事です。

 

油かすや骨粉などの有機肥料に
堆肥を混ぜたものを
株元に施すというのが理想です。

 

しかし、これってけっこう
面倒だったりしませんか?

 

面倒なく簡単に使えて便利なのは
緩効性の化成肥料や遅効性肥料です。

 

鉢植えの用土替えや鉢増しなら
元肥入りの培養土を使うのがおすすめです。

失敗も少ないですし。

 

デメリットは、鉢数が多いと
市販の培養土では費用がかかること。

自作のオリジナル培養土に施すなら
マイローズという肥料を使います。

バラの肥料、マイローズ

元肥として使用する場合は
植物を植える前にあらかじめ土に施します。
植え付け、植え替え、種まき時に適量を土に混ぜ込みます。
※肥料が直接根に触れても肥料焼けしません。

ということなので
全体に混ぜ込んでしまいます。

 

マイローズのなかみはこんな感じ

バラの肥料、マイローズの姿

混ぜ込む目安の量は
6号鉢で20g
10号鉢で70g

 

 

肥料の使用量とと施す土の量って
ちょっとわかりにくいですよね。

 

だって、
肥料は重さ、つまりgで書かれてあって
土の量はLなど体積で表現されますから。

土をつくるときは
「〇〇を△L入れて・・・」とか
体積で量をはかって混ぜ込みます。

確かに、同じ容量(体積)でも詰まり方で
重さは違うので仕方がないのですが
いつも頭を悩ませます。

 

混ぜ終わったら
植木鉢に入るだけ入れます。

どのくらいの量が入るか
入れてみないと分かりません。

10号鉢を目安に、っていわれても
よく分かりませんよね。

それで、
先程の6号鉢と10号鉢ですが

それぞれ
6号鉢は、およそ2.2L
10号鉢、およそ8.5L

このくらい入るので目安にしてくださいね。

他のサイズはこのブログ
植木鉢のサイズ、をご覧ください。

 

鉢増しのときは、

鉢底石を敷いた上に
根が肥料焼けしない肥料と
もみ殻くん炭を混ぜ込んだものを
鉢の中央付近に入れます。

その上に根が直接触れないように
培養土をかぶせるように入れてから
株を植えつけします。

 

その後、「菌の黒汁」入りの水をたっぷり。

 

もみ殻くん炭はもみ殻を燻して焼いたもの。
真っ黒でとても軽いです。

 

少し混ぜておくと、排水性や通気性を促して
バラの根の発育が良くなります。

善玉菌が増えやすい土壌改善効果も期待大。

 

嬉しいことに
コガネムシの幼虫が嫌がる効果も
ちょっぴりあるとか。

いいことずくめのスグレモノって感じ?

 

我が家の方法は
元肥の材料としては
少ないほうかもしれませんね。

あまりいろんな栄養分を入れると
失敗したときに
なにが原因かわからなくなるのでシンプルにしています。

 

今の所、
失敗という失敗はないのでオススメです。

 

地植えでの元肥の施し方は
肥料を土に混ぜ込んで使う(全面施肥)
植えたい場所に穴を掘り、底に肥料を施す(溝施肥)
寒肥として与えるならバラの株の周りに穴を掘って肥料を入れる

などがあります。

 

注意点は?

 

これが元肥の最大の注意点です!!
↓↓↓
どの場合でも 
バラの根に直接肥料が触れないように
注意してくださいね。。

 

元肥を施す量なんですが、
これは人によって違うみたいです。
経験や好みで分かれるところ。

 

基本用土(赤玉土や鹿沼土):7~6割
完熟腐葉土か完熟牛糞か完熟馬糞:3~4割(この中に燻炭1割混ぜることもあり)

 

元肥は
バラが動く初動に働きかけるもの。

芽がではじめたら
芽出し肥や追肥をおぎなってあげてくださいね。

 

元肥を忘れたり事情で施せないときは?

 

鉢増ししたり用土替えするなら
元肥を忘れる、
ってことはあまりないかもしれません。

でも、
冬の休眠期に作業ができなくて
用土替えができなかった。

など、

忙しかったり、体調が優れなかったり
いろんな事情で
元肥を施せないこともあリますよね。

元肥は肥料というより
土壌改良という意味合いが強いです。

 

もしも、元肥が施せなかったら
芽がではじめたら液肥を少し薄くして与えてください。

活力剤もいいようです。

葉や枝を伸ばす力を促進します。
でも、蕾がついたらやめるように。

液肥は便利なんです。

割と早く反応がでるので、
バラの様子を見ながら与えられます。

3月初旬くらいまでなら
堆肥を施すのもいいです。

 

地植えならマルチングする要領で
株元に施すといいです。

自然界と同じで
ミミズやダンゴムシたち、
虫が処理してくれるはずです。

 

鉢植えなら鉢の内側に少し溝を作って
そこに堆肥を施してみてくださいね。

 

毎年毎年この方法では
バラにとっていいことありません。

だから
どうしても、というときだけにしましょう。

 

バラは肥料食いといわれるほど
肥料を頻繁に施す必要があります。

 

ですが、
最近は肥料が多すぎると
問題がでる品種も多くなってきました。

 

バラの観察を続けながら変化を見守り
早めに対処していくことが大事だと思います。

何事も観察♪です。

 

元肥の施し方のポイント

では、元肥のポイントです。

バラの元肥は冬の休眠期、
鉢増しや用土替えのタイミングで。

年間を通して栄養分を保つ、
地中の微生物の働き促す。

 

土を掘り起こすことで
根に必要な空気を送り込むなどの
目的があります。

堆肥や効き目が緩い肥料を
適量混ぜ込みます。

 

これは経験や好みでかわります。
元肥は土壌改良と意味合いが強いので
それ以上の効果はなくていい。

最大の注意点は根に当たらないようにする。

 

もしも元肥を施せなくても
液肥などで対応できるので大丈夫。
でも毎年元肥なし、というのはNG。

元肥についての疑問、
ほんの少しでも解消の
お手伝いできたら嬉しいです。

 

我が家には、
もう25年にもなる
四季咲き性バラがあります。

品種もよくわかりません。

 

旦那さんのおばあちゃんのバラで、
けっこう長い間
だれもお世話してない時期がありました。

それでも、
時期が来たら毎回13個ほどの
大輪の花を咲かせていました。

本当に肥料も堆肥も無しでした。

 

こんなふうに バラは強いです。

といっても、
バラがそこの環境に合っているか
どうかで違ってくるだろうし
バラが環境に慣れるまで期間が必要かなと思っています。

 

元肥、
量やタイミング、悩みはつきません。

バラの様子の変化が一番の答えであり、
問題解決の糸口でもあります。

バラの観察パトロール、
休眠中の冬でも必要ですね!

 

元肥を施し春を待つ。

次は芽出し肥ですよ!

こちらを↓↓ご覧くださいね!

芽出し肥のタイミングは?肥料不足にならないために