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バラは鉢底石が必要?鉢中の水分をコントロールするために

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鉢底石は鉢植えやプランターの底に
しきつめる小石のことです。
植物を育てるとき、割とよく使いますよね。

 

 

だけど
その小石の働きは
意外と知られてないかもしれません。

 

小学生の頃、
学校の授業であさがお観察を
したことありますか?

私は、通っていた小学校で
あさがお観察のために家から植木鉢に
土を入れて持っていきました。

 

父が鉢の底に石を敷き詰めてから
土を入れてくれました。

その時から、鉢植えの底には石を入れるもの
と心に刻んだような気がします。

 

当時、この石がなにを意味するのか
どういう働きをするのか
全く知りませんでした。

鉢底石と呼ばれることさえも。

 

バラを育てるようになってから
鉢底石っていう呼び名や
地味だけど欠かせない役割のこと。

そして場合によっては
鉢底石は必要ないこともあるとか

それまでの私の常識と違うことも知りました。

 

鉢底石の働きや役目を知ると

使い方や鉢底石がないときの代用品、
鉢底石を使う、使わないの
判断などができるようになりますよ。

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鉢内の水分をコントロールする

 

鉢底石を敷き詰める理由はなんでしょうか。

それは鉢中の水分量を
自然にコントロールしてくれるから。

 

もっというと
水はけがよくなり空気も通すから。

 

たかが石、されど石

 

石と石の間に隙間ができるので
水が排水されやすくなります。

水が排水しきらずにたまってしまうと
腐敗菌がふえ根が腐る
という状態になりやすいのです。

だから

いらない水は流れでてしまうのが
一番なんです。

 

そんな鉢の中の環境をバラは好むのです。

 

また、石と石の間に空間があるので
空気を取り入れやすくなり
根が酸素不足になるのを防ぎます。

根が酸素不足になると
どうしても株が弱ってしまいます。

 

このような役割をするという理由で
鉢底石を鉢の底に
敷き詰めているんですね。

鉢底石をいれる

 

植木鉢による違い

鉢底石がなくても大丈夫な植木鉢が
登場してきました。

通気性、排水性が保てる植木鉢です。。

それは・・・

最近、注目を集めているプラズチック鉢。

鉢も進化しているんですね!

 

ブラスチックという素材の性質上
通気性とは間逆な密封性に富んだ鉢
のようですが、構造に秘密があるようですね。

鉢底に穴を多く施したり上げ底になったり、
通気穴があったり、側面にスリットと呼ばれる
深い切込みが入った構造だったりします。

 

通気性や排水性を考え抜いた構造です。

プラスチック鉢の構造

この構造が鉢底石の代わりをするので
なくても大丈夫といわれています。

 

確かに
テラコッタ鉢やファイヤークレーなどの
材質では作り出しにくい構造ですよね。

なので、

選んだ鉢によって、
鉢底石が要るか要らないか
判断していいかなと思います。

 

一方、
テラコッタ鉢など穴が一つしかあいてない鉢は
鉢底石を使うほうがいいと感じています。

そう感じたのは
冬、つるバラの
用土替えをしていたときのことでした。。

 

鉢から株を抜くと
根がびっしりまいていました。

鉢の底でぐるぐると鉢底石をも
巻き込んでいました。

根詰まりしていたんですね。

バラ鉢底石の効果

 

根詰まりしてるのに
根腐れせずに冬までよく持ちこたえたなぁ、
と思いました。

たぶん、それは、
鉢底石があったから。

 

いらない水を排水し、
空気の入れ替えができていたからでは?
と思うのです。

 

そうでなければ
根が腐って枯れていたかもしれません。

鉢底石は土の中で見えないながらもけなげに
働いていてくれていたのです。

鉢底石の価格

 

縁の下の力持ち的な存在の鉢底石ですが
入手はホームセンターや園芸店、
もちろん通販でも、そしてなんと100均でも。

 

価格は
1パック5リットルで298円~1,000円程度。

材質で異なりますが、だいたいこのくらい。
あ、100均では100円ですよね~

 

鉢底石の材質が軽石のことも多く、
水に浮くんです。

鉢底石が軽石だと鉢全体の軽量化ができて
嬉しいですね。

バラ鉢底石軽石タイプ

 

 

次に上手な使い方を紹介します。

用土替えのとき、
根や土にめちゃくちゃに絡んで
取り出しにくくなることが多いです。

 

根が離れなくて い~っ!てなることもあるんで
台所用品のゴミネットに入れるといいですよ。
(最近はネット入りも販売してあります)

 

嬉しいことに、
購入した鉢底石って
再利用ができるんですよ。。

ただし、そのままではいけません。

 

鉢底石に残った病気や虫が
新しい用土に移ると困ります。

水できれいに洗って天日干ししたあと
使用します。

他には熱湯消毒。
これは、ちょっと大変かも。

時間はかかりますが
天日干しのほうがいいかなって思います。

バラ鉢底石を天日干しで乾燥

 

鉢底石の使用量

鉢底石って
どのくらい鉢に入れればいいの?
という疑問も。

鉢底石の層が厚すぎると、用土が少なくなり
成長に悪影響がでます。
逆に浅いと排水や通気の役割がなくなります。

 

栽培書などには2~3センチの厚さに、
と書かれいることが多いですね。

といっても、わざわざはかって入れるのも
なかなかできません。

 

鉢底が見えなくなるくらいを
目安に敷き詰めています。

 

鉢底石の大きさにもよりますが、
それで
だいたい2~3センチくらいになってきます。

バラ鉢底石を敷きつめる

鉢の底の穴から土が流れ出ないように
鉢底ネットなどを敷いてくださいね。

これは、ナメクジなどの
害虫対策にもなりますから。

 

使う用土によって、
鉢底石が要らない場合もありますね。

水はけがいいという用土なら
鉢底石がなくても問題ないです。

 

土が多いほど
根をたくさん伸ばすことができます。

そういう理由から
鉢底石は要らないという人も
増えてきています。

 

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鉢底石の代用品は?

専用の石じゃないとダメなのかっていうと、
そうでもなくて。

排水性や通気性が確保できるものなら
大丈夫なんですね。

 

発泡スチロールを荒く砕いたものや
コルクなどが使えます。

これは素材そのものが通気性があり
おすすめです。

鉢の軽量化も期待できますよね。

 

そのほか、ビー玉などありますが、
鉢が重くなりそうですね。

 

赤玉土の大粒を鉢底石代わりに
使うこともできます。

難点は赤玉土は時がたつにつれて
ボロボロと崩れていくことです。

 

崩れてしまうと、
通気性や排水性が保てなくなります。

でも毎年用土を替えるという使い方なら
問題ないと思います。

 

結局、鉢底石ってなに?

 

鉢底石のことをツラツラとお届けしました。

 

たかが鉢底石、
なんて思っていたら大間違い。

バラにとって大きな役割のある存在でした。

 

ただし、鉢底石の役割を考えると
場合によっては鉢底石は必要ないこともある。

育てる環境や土や鉢の種類で
要る要らないを判断する。

 

要するに
水はけがよくて通気性があれば問題ない。

 

以下、おさらいです。

鉢底石は
土の中の排水性や通気性のための必需品。
鉢の構造によっては要らないこともある。
鉢底石は再利用可、ただしよく洗うこと。
代用品は発泡スチロールやコルクやビー玉。
赤玉土でも代用できる。
水はけのよい土なら要らない。

このようなことが
お伝えできたかなと思います。

たかが鉢底石、されど鉢底石、でした。

 

我が家で使っている鉢は
主に一つ穴のテラコッタ鉢なので
鉢底石のお世話になっています。

冬の用土替えで
根が鉢底石の中まで絡んでいて
はがすのに一苦労します。

 

そのたびに
植物の生きようとする力ってすごいな、
と思います。

水や養分を求めて
石の中まで根を伸ばすんですから。

 

人間も負けていられませんね(笑)

最後に。。。

鉢底石を使うか使わないか
植木鉢の種類で違ってきます。

植木鉢の素材や構造の詳しい記事は
こちら↓↓ 枠内をクリック(スマホはタップ)