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バラの鉢植えの土。根が育つ3つのポイントとは?

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この記事は約 10 分で読めます。

バラの鉢植えの土で困ってませんか?

 

特に冬、鉢植えは土替えの季節を迎えます。

良い土が根を元気に育て、
水や養分を吸い上げるなんて考えると面倒だな。

「土」ってなんだか難しそう
って思っちゃいますよね。

 

鉢植えのバラは育つためのすべてを
鉢という限られたスペースに
つめこまなくてはなりません。

 

鉢の底から養分が流れ出ることはあっても、
他からの供給はほぼない環境。

そんな中
伸び伸びと根を張りイキイキと育つ
バラが好む土の条件とはなんでしょう!?

 

 

バラの鉢植え、根が育つ3つのポイント

 

バラの好む土は、健康な根を伸ばせる土。

・通気性のよい土。
・水を保ち、そして余分な水は排水する土。
・養分を蓄えられる土。

この3つの条件を満たした土なのです。

もう一度、きちんと土のことを知りたい。

そんな声におこたえできるように
バラの鉢植えの土について記事にしました。。
ぜひ参考にしてくださいね。

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鉢植えバラの土つくりのポイントは3つ

フカフカの土がいいんじゃない?

学校で朝顔やさつまいもを植えるときも
フカフカにしましょうって
習ってきましたもの。

そう思いますよね?

 

バラの場合はちょっと違います。

むしろ、バラの株を支えるために
ある程度の硬さ、
重さのある土が必要なんです。

 

風を受けて株元からグラグラ揺れると
大切な根がいたんでしまうのです。

バラの株をしっかり支えてほしいのですよ。
そんな土にしたいのです。

もちろん、グラグラしないように
バラを支柱で支えることもできます。

 

でも、土中にさした支柱が
グラグラでは困りますものね。

それを防ぐためにも
バラの鉢植えの土はある程度の硬さ、
重さが求められるのです。

 

それでは、バラの好む土はどんなものなのか、
詳しくお伝えしますね。

 

よい土にするために

バラの好む土は、根が健康に育つ土。
・通気性のよい土。
・水を保ち、そして余分な水は排水する土。
・養分を蓄えられる土。
でしたね。

一つ一つみていきましょうね。

 

・通気性のよい土

バラの根の太い部分に
育つための養分を蓄えています。

太い根の先端の白くて細い根は
水と養分を吸収して葉や花などに送りながら
土の中の酸素を吸収して呼吸をしています。

 

根は土の中で呼吸をしているんですよね。
コレってとても重要なことなんです。

 

酸素がないと窒息して
白い細根が枯れてしまいます。

水や養分を送ることができず
バラは弱ってしまいます。

 

なので、空気の通りのよい土が
求められるのですね。

 

忘れがちなので もう一度いいます。
根は呼吸するのです。

 

水を保ち、余分な水は排水する土=水はけが良くて水もちがいい

これは土作りでよく聞く言葉で、
ちょっと聞くと相反するようで
「どうしたらいいの?」って思ってしまいます。

 

 

実はこれ、
土の構造を言っているのですね。

 

「団粒構造」って聞いたことありませんか?

小さな土の粒と微生物が分解した有機物や排泄物、
粘液などとがくっつきあってできた
団子のような「かたまり」のことなんです。

 

この団子化した「かたまり」には
小さい隙間が無数にあり、
そこに水がしみ込みます。

 

で、そこに水をためこんでおきます。

いったん隙間にため込んだら
それ以上「かたまり」にはしみこまず、
その周りに水をにがします。

 

そうやって、余分な水は通り抜けます。

 

だから、水がたまりすぎることがないのです。

 

つまり、土には団子状の「かたまり」に
無数の小さな隙間があり、そこに水を
必要な分だけためこんだらあとは不要。

そして
余分な水は団子の粒の外側に排水する。

 

これが
「水はけが良くて水もちがいい」の意味です。

 

たとえば、こんなイメージ。

スポンジに水を含ませていくと、
もうこれ以上は含みきれないという時点から
水は流れ落ちていく、そんな感じです。

 

団子粒と団子粒の間に排水されずに
水がたまったままだとどうなると思いますか?

たとえ白くて細い根がしなやかに伸びても
呼吸ができずに枯れてしまうのです…

 

そんな悲しことってないですよね。

 

 

しっかり排水される土で育てたら、
たっぷり水を含んだ団子粒と団子粒の間を
白くて細い根がしなやかに伸びていく…

目に見えないけど、
想像するだけでワクワクしますよね!

 

フトミミズは
こういう団粒をつくってくれる生物だと
いわれています。

腸から出るねばねばした液で土壌粒子と
細かくされた有機物を固めたフンをします。

そのフンが団粒構造をしているんですね。

 

鉢植えではなかなかフトミミズが生息するのは
難しいと思いますが。

 

フトミミズがいたら、良い土になってきた
と思っていいみたいですね。

ちなみに、
フトミミズはコーヒーかすが好物らしいです。

 

それから、シマミミズではダメですからね。

理想的な団粒構造のフンをするのはフトミミズです。

 

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・養分を蓄えられる土

土が肥料の養分を
しっかり蓄える性質を保肥性といいます。

保肥性がない土は肥料が
雨や水やりで成分が流れてしまいます。

 

土が有機質を多く含み団粒構造ならば
保肥性が増してきます。

 

 

堆肥や腐葉土を混ぜ込むのもとても重要です。

堆肥や腐葉土には肥料としての
役目はほとんどないのに必要なんですね。

 

なぜかというと、堆肥や腐葉土は
微生物のすみかとなるので
土つくりには欠かせないのです。

 

微生物は肥料を分解して吸収しやすくするために
ぜったいに欠かせない生物ですからね!

 

バラの鉢植えの土は何を選ぶといい?

今までバラの好む土の条件をお伝えしました。

条件を完全に満たした土は
単体ではありません。

 

園芸用のさまざまな土を混ぜ合わせて
バラが好む土をつくっていくのです。

 

バラの場合、培養土といって土を
数種類混ぜ合わせてつくります。

バラを育て始めて間もない人は、
まず、専門家がつくったバラ専用培養土を
使うほうがいいと思います。

 

バラを育ててきた先人たちが
いろんな経験をもとに土をつくってます。

バラにとって一番いい土として作られた
培養土が、各種販売されています。

 

培養土で、十分にバラの花たちは育ってくれます。

 

バラの鉢植えのいい土の条件のポイントは
・通気性のある土。
・水を保ち、そして余分な水は排水する土。
・養分を蓄えられる土。
の3つでした。

 

市販されているバラ専用培養土は、
この条件を満たしていると思います。

 

ですが、
もしうまくいかなかったり、
逆に、もっといい土がつくれそう、とか
自分で土からつくりたい!ということでしたら

自分だけのオリジナル培養土を
作ることもできます。

ぜひ、オリジナル培養土つくり、
チャレンジしてみてくださいね。

その時は、3つのポイントを忘れずに!

次にオススメの記事はこちら↓↓

自分だけのオリジナル培養土の作り方