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バラ土を配合する。土の知識を高めてオリジナル土にも挑戦

この記事は約 23 分で読めます。

バラの鉢植えの土は
赤玉土と腐葉土だけの配合でいいかしら?

市販のバラ専用の培養土使ってるけど
費用がかかりすぎるなぁ。

 

土をもっと改良したほうがいいのかもしれない。

土はオリジナルでブレンドして作りたい。

でも失敗したらどうしよう・・・

 

バラを育てていると
そんな思いもでてきますよね。

 

もっときれいで元気な花を
たくさん咲かせたいですもんね。

そして、

できれば費用もおさえたい、、、、ですよね。

 

 

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バラ土の配合。基本を知る。

 

バラ土を配合

 

バラ土を配合しオリジナル用土をつくるなら
土の特徴を知ることが大事です。

 

まずは。。。

 

土はどんなものを使って配合すると

バラがよく育つかというところから

始めますね。

 

バラ土の基本的な配合は
・赤玉土60%~70%
・腐葉土(有機物)30%~40%
のブレンドといわれています。

 

この配合は多くの植物の成長にマッチした
王道ブレンド用土でもあるのです。

 

土はバラの生育を左右する根にとって
最も重要な要素なんですね。

 

 

そもそもバラ土を構成する上で
赤玉土とか腐葉土とかは
どういった役割をもつのか?疑問ですよね。

 

 

 

基本用土と補助用土

 

 

植物を育てる上で
土全体の5割以上を占める土の種類のことを
「基本用土」と呼びます。

 

そして
土を改良するために混ぜ込む土を
「補助用土」と呼んで区別しています。

 

つまり

 

赤玉土は基本用土で
腐葉土は補助用土という役割です。

 

これが先程の疑問の答えです。

 

 

バラ土を配合種類

ホームセンターや園芸店で
たくさんの種類の土が並んでいるのを
みたことがあると思います。

花や作物など、
植物を育てるための土は多種多様。

 

たくさんの種類の土の中から
植物の成長に適した土を選んで
混ぜ込んで作っていくんですね。

 

次にバラに適した基本用土についてまとめます。

 

 

バラ土に適した基本用土は?

 

土のイメージって

「作物を作る畑の黒っぽい土」

そんな感じしませんか?

 

フカフカで
太陽の光を吸い込んだ「土の匂い」がする
健康いっぱいっていう感じの黒い土。

 

 

「黒土」という種類の土で
基本用土の部類に属します。

 

だけど、黒土はバラに使うにはちょっと

リスキーなんですよね。

 

根菜など野菜を栽培するのに最適な黒土は

有機質をたくさん含んでいて
保水性・保肥性に富んでいます。

 

 

ですが、
排水性・通気性に難ありなんです。

 

 

バラの生育にとって大切な要素は
排水性・通気性です。

 

 

あれこれ数多くバラ栽培の本を読んで

得られたことは

バラ土は基本用土として赤玉土を使う。

 

ってことでした。

 

 

 

バラ土を配合。基本用土

赤玉土は通気性・保水性・排水性に富んだ
団粒構造をしているのです。

 

 

 

見るからに
不健康そうな(←私の勝手なイメージですが)
赤い土は関東平野の火山灰層、
関東ローム層から採取されます。

 

乾燥させて砕きふるいにかけ
大粒・中粒・小粒に分類され
用途によって使い分けます。

 

バラの鉢の中の水はけは

小粒→中粒→大粒

この順で、よくなります。

 

なので、

日がよく当たる場所の鉢には

小粒の赤玉土を使ったりします。

 

ただし、

一つデメリットがあります。

 

それは

 

長期に使うと粒が小さくなり、
用土としての性質が少しずつ

変わっていくこと。

 

 

じゃ、どうなるの?っていうと

 

例えば、粒の大きさが変われば
水もちや水はけが
初めの頃と性質が変わったりするのです。

 

だから赤玉土はダメ!

ってことではないです。

 

方法はあります。

定期的に土の交換をすればいいんです。

 

 

ちょっぴり面倒に思いますよね?

 

だけど

鉢バラは、少なくとも2年に1回は

土の用土替えをするので大丈夫です。

 

これまで用土替えを

何度も経験していますが赤玉土が砕けて

小さくなってることありませんでした。

 

2年位では赤玉土が

めちゃくちゃ小さくなることはないです。

 

安心して使ってくださいね。

 

 

 

赤玉土の他にも基本用土として
ほかにも黒土、鹿沼土、日向土、
などがあります。

 

 

それぞれ特質があるので、
一緒に混ぜ込んだりして
土を作るのもおすすめです。

 

 

基本用土の赤玉土の性質を補い
土を改良するために混ぜ込む土のことを
「補助用土」と呼びます。

 

腐葉土などがそれにあたりますが

他にどんなものがあるでしょう。

 

「補助用土」とは?種類と特徴

 

いろいろありますが、
バラ土としてよく配合される種類を紹介します。

バラ土を配合。補助用土

・腐葉土

腐葉土は落ち葉や枝を発酵させたものです。
基本用土の通気性や排水性の改良をします。

その他にも防寒対策に使えます。

 

栄養分は含んでいませんが、
有機質肥料を分解する有用な
微生物が繁殖しやすい用土です。

 

 

注意点は完熟を選ぶということです。

 

匂いが変だったり、
葉の形がそのまんま残っているなら
未完熟かもしれません。

 

雑菌が繁殖したり根を痛めたりするので
使わないようにしてくださいね。

 

完熟の腐葉土は無臭ではありませんが、
嫌な匂いはしません。

 

 

・堆肥

堆肥は

野菜や果物の皮など植物由来のものと
虫や動物のフンなどを発酵させた
動物由来のものがあります。

 

 

基本用土と混ぜ込み
保水性や保肥性を改良します。
堆肥はほんの少し、栄養分も含んでいるんです。

牛フン堆肥はホームセンターや園芸店で
入手できます。

 

未完熟の堆肥だと
虫がわいたりガスが発生したりして
バラの生育をさまたげることがあります。

 

 

根を痛めてしまうので
完熟のものを選んで購入するか
購入後完熟させるようにしてくださいね。

 

 

・基本用土と補助用土、配合の割合

バラ土を配合の割合

 

鉢植えの土は

基本用土6~7:補助用土3~4

この割合で配合する。

 

具体的には
赤玉土6~7:腐葉土1~2:堆肥2~3

 

このように幅をもたせているのは
鉢の種類やバラの品種で変わるからです。

 

 

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配合を工夫する。目的や品種で変えるなら

 

日当たり、鉢の種類、
バラの品種での育て方や目的によって
配合を工夫するのもありです。

 

しかし、バラ一つ一つずつ綿密に
配合を変える必要はないです。

 

もちろん、日当たりがよすぎて乾きやすい、
植木鉢の水はけがどうも…
とかあると思います。

 

中には、
「このバラは繊細で、手をかけたい」
ってことも。

 

 

そんなときはちょっとだけ配合を
工夫してみるのもオススメです。

具体的にどうするかお伝えしますね。

 

日当たりの違いで配合を工夫するなら

 

日当たりがよすぎるところは
赤玉土の小粒の割合を増やします。

 

 

そうすると水もちのよい赤玉土の
密度が増すので乾きにくくなります。

 

逆に、日当たりが悪く湿りやすいところは
赤玉土の中粒の割合を増やします。

 

 

こうすることで、乾きやすさが
アップします。

 

このように土の乾きやすさは
赤玉土の大きさでも変わるのです。

 

植木鉢の種類で配合を変えるなら

 

通気性のよい鉢(テラコッタ鉢、
通気性や排水性のよいプラ鉢など)は
堆肥を少し多めにして保水性を高めます。

 

 

通気性の悪い鉢(ファイバークレー、樹脂、
一般的なプラスチックの鉢など)は

基本用土と腐葉土を少し多めにして
排水性をはかるようにします。

 

 

日当たりや植木鉢の種類で
バラの好む土も変わってきます。

水もちや水はけに注目して
用土の割合に変化をつけるといいですよ。

 

 

また、次のような場合もありますよ・・・

 

バラの性質や個性で配合を変えるなら

バラの進化の歴史や系統で
ちょっとずつ好みの土が違ってくるようです。

 

○野生種に近く強健なバラ

野山に自生していた野生種や
それから生まれた品種で
初期オールドローズなど

特徴として枝がよく伸びる。

 

このようなバラの土は
赤玉土小粒6:堆肥2:腐葉土2

 

堆肥を入れすぎると短期間で成長します。

 

 

そのために
うどんこ病など発病しやすくなったり
株が充実しなかったり。

なので堆肥をやや少なめにして
ゆっくりじっくり育てたいですね。

 

 

○昭和のバラや今人気の育てやすいバラ

育てやすく人気のバラは
イングリッシュローズなどのシュラブ。

ハイブリットティーローズやフロリバンダ。

 

他には
20世紀に流行した剣弁高芯咲きのバラなど。

 

このようなバラの土の配合は
赤玉土小粒6:堆肥3:腐葉土1

 

 

四季咲き性が強いタイプは
花を咲かせるのにエネルギーが必要。

 

なので、堆肥を多めの土にします。

 

 

そうすると養分を長くとどめておけるような
持続力のある土ができあがります。

 

 

 

○デリケートで魅力的なバラ

主に日本で進化したバラ。
樹勢が弱く耐病性もなく
栽培が少し難しいなどの特徴があります。

 

青に近い花色が多く珍しい品種。

 

このようなバラの土の配合は
赤玉土小粒7:堆肥2:腐葉土1

 

根を伸ばす力が弱く水を十分に
吸えないので赤玉土などの基本用土を
多めに配合するといいです。

 

また、水もちのよい土だと
根腐れを起こしやすいです。

 

なので、
通気性がよく乾きやすい土にして
根腐れを予防してあげてくださいね。

 

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バラ園芸のスペシャリストが目指す土

バラ園芸のスペシャリストの皆さんは
どのような土を目指しているのか
気になりますよね。

 

「花だより」という本で
スペシャリスト数人の土の配合が
公開されています。

 

 

スペシャリストたちはどのように考えて
土をつくっているのか
少しだけお伝えしますね。

 

自然界をお手本にした土…有島薫さん

NHK趣味の園芸でおなじみの有島薫さんは
自然をお手本に土作りをされているそうです。

 

 

どんな植物でも普通に育つ土、
理想ですよね・・・

 

配合は
赤玉土6:鹿沼土2:腐葉土や堆肥2

 

赤玉土を細かく説明すると
小粒6:大粒4の割合で配合。

 

鹿沼土は根に優しい柔らかな土。
通気性・排水性・保水性に富んでいます。

 

柔らかく丸い土は根が傷みにくいのです。

 

このような土を選ばられるなんて
さすが有島先生ですね。

 

 

ただ鹿沼土は酸性が強いので
2割と少なめなのかもしれません。

 

ハイブリットティー向きの土…玉置一裕さん

 

バラの情報誌「New Roses」の編集長
玉置一裕さんは大輪の花を咲かせるための
土作りを紹介しています。

 

この方が紹介しているバラ土の配合は

市販のバラの培養土8~7:赤玉土小粒2~3

 

市販のバラ培養土に赤玉土の小粒を加えることで
通気性がよく重い土になるそうです。

 

ハイブリットティーのバラは太い枝がでて
よい花がつきます。

 

確かに、細い枝では大輪の花を
支えられませんものね。

 

 

それで重い土にして根の成長を促し
太い枝を育てることを目的にした
土ということなんですね。

 

根張りを強化する配合…花ごころ:村田高広さん

「花ごころ」デルバール事業部統括リーダー
村田高広さんが紹介する
土の配合は以下の通り。

 

 

赤玉土5:鹿沼土1:バーミキュライト1:バーク堆肥2:完熟牛ふん堆肥1

 

※赤玉土は小粒5:中粒5の割合で配合。

バーク堆肥は腐葉土でもよい。

 

水はけと水もちのバランスを取るために
小粒、中粒の2種類の赤玉土を配合。

 

さらに
鹿沼土とバーミキュライトをいれると
排水性を高め根のはりが強化されます。

 

ある程度の保水力はある感じですが
水はけがよいので水切れをしやすそうです。

 

水やりには気をつけるようにしたいですね。

 

★バーミキュライトはひる石を高温で焼いて
加工したもので養分は含まない。
保水性・保肥性に優れる調整用土。

 

 

土はあらかじめ作って寝かせておく?

土は植え付けの2ヶ月前にを作っておくのが
理想などといわれます。

 

堆肥など完熟といって販売されていても
まだ不完全なこともあるので
完全に発酵させるための期間なんですね。

 

こうして作った用土を
庭のどこかにおいておくわけです。

 

 

庭が広い家はいいですが
なかなかそうできないということも
多いと思います。

 

場所がないからこそ地植えではなく

鉢植えにしてるってことも

ありますよね。

 

私は、土を寝かせることに

それほどこだわらなくてもいい

と思っています。

 

栄養のなくなった古い土を
栄養たっぷりの新しい土に

交換するだけでもいいはずです。

 

バラにとっての土環境は格段に
良くなるはずですから。

 

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忘れてはいけない土のph

 

バラ土の配合だけで
オリジナル土の完成ではありません。

 

土のph、つまり土壌酸性度が
バラに適していないとうまく生育しないのです。

 

バラ土は
ph6.5前後の弱酸性が理想。

 

リトマス試験紙やph測定器などで
phをはかることが大事です。

バラ土を配合し混ぜてph

 

肥料を施していくと土は酸性に傾いてきます。

 

なので化成肥料を多く使ったり、
2年以上土替えをしないときには
初めphを7くらいに調整するのもおすすめです。

 

バラがなんとなく元気がない、
全く原因がわからないというときは、
phが適正値でないかもしれません。

 

土の知識で夢のオリジナル培養土

 

 

これまで書いてきたように

バラ土の配合は
土の特徴がわかるとやりやすいです。

 

 

土の特徴を理解していると

 

バラを育てていくうちに、

自分のうちのバラにはどんな土がいいのか
わかるようになります。

 

 

通気性のよい鉢やそうでない鉢、
バラの品種の特徴で配合を変える、

なんてことも

土の知識があれば可能です。

 

腐葉土を増やしたり堆肥を減らしたり
または、
赤玉土の割合を変えたりなどですね。

 

バラ土の配合は、この配合が絶対!
ということはないんです。

 

紹介したようにバラ栽培の

スペシャリストだって配合を

いろいろかえているくらいですもの。

 

自分だけの

オリジナル培養土を目指しても大丈夫。

 

コスパも良くなります。

 

 

もちろん

うまくいくときもあればそうでないときもありますよ。

 

 

気温も雨量も日照時間も、
梅雨の期間も 毎年違います。

 

バラの品種も違えは鉢の種類も違ったり。。

 

 

失敗してダメなことを学び、
別のことを試みる。

試行錯誤の繰り返しですね。

 

バラは思っているより強いし

簡単に枯れませんからね。

 

 

 

きっと園芸のスペシャリストたちも
何度も何度もトライしながら自分なりの
土をつくっていったのだと思います。

 

ときどき、
「あ~~面倒な作業だな」

と思うこともあるかもしれませんが、
手をかけるほど
バラの咲く季節が待ち遠しくなりますよ!

 

土をつくったあとは
肥料のことだって考えなきゃです。

 

バラ土と同じくらい重要です。

肥料について知ることも大切ですよ!
そのために こちらをご覧になってくださいね

こちら↓↓↓

バラの肥料は配合をチェック!養分として何が必要?

 

次に気になるのは土の量やコスト。
それならこちらを🔻🔻🔻クリック
コスパ重視の土の配合の具体例は?
どんな土の資材を使うとリーズナブルな土になるのか?
鉢植えならどれだけの量の土がいるのか?
基本用土と補助用土の配合の比率で
必要量を計算して表にまとめています。