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バラの台風対策。被害を小さくする前準備と通過後のケア

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バラの台風対策。前準備と通過後のケア

激しい雨と強風。

台風の襲来は
バラに大きな被害をもたらします。

自然の脅威にたたされるバラと私達。

台風が来ても
なんとかバラを守り、
また美しく咲かせたいです。

台風対策、

いつ頃から始めるといいの?
バラをどのように避難させる?
地植えはどんな対策を?
鉢バラを室内に避難させるには?

台風通過後のケアの方法は?

このような疑問にお答えしていきますね。

また、恥ずかしながら
台風対策の失敗例もあわせて
お伝えします。

 

最後まで読んで
無理のない範囲で対策の参考にして下さいね。

 

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バラの台風対策。通過する前後のケア

台風がくるとバラの対策が気になります。

台風がくる前の対策と
通り過ぎたあとのケア、どちらも大切です。

 

バラが風で飛んで転がらないように、
枝が折れて枯れないように。

そして、台風後のチェックをして
生育をサポートしましょう!

 

バラの台風対策は事前に

バラは、強風で枝葉が激しく揺れると
自分のトゲで
自らを傷つけてしまいます。

さらに枝が折れたり、
最悪は株元から折れて
枯れてしまうこともあるんですね。

 

夏の暑さを乗り切ってきた
大事なバラなので台風で
台無しにしたくないです。

順調に育ってきた若枝ほど強風に
やられやすいので できることを
しっかりと事前に対策するのが大事です。

 

台風対策は情報のキャッチから

重要なのは天候の情報を早く入手すること。

台風の気象情報は刻一刻と変わってきます。

事前に情報をキャッチして
直前になって慌てないように
台風対策をしていきたいものです。

 

台風進路予想がでたら
進路を確認して最接近する前日までに対策を
終わらせるように。

だけども、巨大な台風は
数日前から影響がでることもあります。

 

国や自治体の発する情報をもとに
対処して下さいね。

 

台風の対策には
支柱や防風ネットなど
必要な資材があります。

そのような資材を慌てて
購入しなくてもいいように事前に
揃えておくと安心です。

 

台風以外にも
長雨や高温、寒さなど天候の変化で
植物の生育は大きく影響を受けます。

日頃から天候の変化に
気をつけておくといいですね。

それにはスマホのアプリなどで
情報を入手するといいです。

最近は
ほんとに便利になりましたよね!

 

・通過する方向で風の強さが変わる!

台風は中心に向かって反時計回りに
風が吹き込み
渦を巻くように強く吹きます。

もともとの台風自身をおしすすめる力と
中心に吹き込む力がプラスされて進路の
東側は西側よりも風の力が増大します。

だから、
西側よりも東側の被害が
大きくなります。

台風が自分の家のどちら側を通るかで
被害の大きさが違ってきます。

 

風速15メートル以上の「強風域」は、
風に向かって歩けないくらいの
風が予想されます。

風速25メートル以上の「暴風域」に入れば、
巨木が折れるような猛烈な風になるそうです。

 

このような風速になると
外で作業できません。

 

そうなる前に対策が必要です。

台風の動きは刻々と変わるので
台風の進路予想圏内に入ったら、
早めに準備することが大事です。

 

・台風対策は優先順位を決めて取りかかる

台風が予想より
早く接近することもあります。

対策にかける時間が足りないことも

 

台風による雨風が強くなると
対策のための作業には危険を伴います。

短時間で作業を済ませるためにも
優先順位を決める必要があるのです。

 

どういうふうに
優先順位を決めるかというと・・・

優先的に作業する株を決めるのです。

 

優先すべきなのは

風のとおり道になりそうな場所にあるバラ
枝が長く伸びている、
弱々しくて倒れそうなもの。

 

また、病害虫の被害で葉が
落ちてしまった株は風を受けにくいので
後回しにして大丈夫。

なので、
葉が密集しているのを優先的に対策します。

 

台風進路予想圏内に入ったら

台風の進路予想の日時を確認して
やることを確認してみましょう。

当然ですが、
育てているバラが多ければ多いほど
早めに取りかかる必要があります。

 

まず、はじめに、鉢植え・地植えであっても、
木立バラ、シュラブローズ、つるバラに
限らず、

共通してやってほしい対策を
具体的に、お伝えします。

 

・花やつぼみの対処

花をカット。

枝先が重いと折れやすいし
花びらの間に雨水がたまると重くなり
枝が折れることもありえます。

 

それに、風雨で傷んでしまい、
どのみち汚くなります。

もう切っちゃって
部屋で楽しみましょう。

 

つぼみは枝が硬ければそのままでもOK。

ただし、
つぼみは風で振り回されて、
枝折れの原因になることもあります。

 

 

せっかくのつぼみですが
ここは、決断のしどころ。

つぼみはまたでてくるので
大丈夫!

 

シーン別バラの事前の台風対策

次に、いろんなシーンの対策法を
お伝えしますね。

少しずつ注意点が違うので
自分の庭に当てはめて対処して下さいね。

 

・木立ちのバラ(ブッシュタイプ)

枝が上に向かって伸びるバラは、
株の周りに支柱を3~4本しっかり立てて、
その周りを麻紐で束ねてしばる。

「あんどん」のような形にします。

 

台風でもっとも被害を受けたくないのは
春に出たシュート。

来春花を咲かせる大事な若枝です。

 

柔らかい枝なので、強風が吹けば
付け根からもぎ取られる
可能性があります。

シュートのつぼみは、残念ですが
あきらめます。

 

つぼみのあるシュートは
ある程度太い場所で枝先をカットします。

風に付け根からもぎ取られる前に
あらかじめ短くして
風を受けにくくして守るのです。

 

花が咲く前の若枝も
付け根が柔らかいです。

風でユラユラして
付け根から折れないように、
麻ひもでゆるく固定。

 

ゆるくというのは、
固くしばるとその部分に力がかかり
枝が揺れたとき折れる心配があるから。

コツは中ほどと先端近くの
2カ所を固定すること。

それで折れにくくなります。

 

せっかく出た、バラのシュート、
冬まで大事に守りましょう!

 

・誘引中のつるバラ

枝が長く伸びるつるバラは
防風ネットなどでくるむのは
ほとんど無理です。

逆に防風ネットごと風にあおられて
危険なこともありますよね。

 

台風が来る前に
できるだけ外壁などに寄せて仮誘引して
麻ひもで止めておきます。

ノイバラの鉢植えが風で飛ばされる

つるバラを誘引している
フェンスやアーチなどが
きちんと固定されているか確認します。

 

もしも、
ぐらついていたら
補強をしておいてください。

つるバラの枝が何本もある場合は、
まとめて束ねておきましょう

 

一本だけでは簡単に折れてしまうので、
心配な株は麻ひもを3~4重にして
しっかりと固定してください。

 

誘引でつかってる麻ひもは
古くなると
風でちぎれてしまうこともあります。

バラ。誘引が強風で解ける。

麻ひもは新しく結び直して下さいね。

 

地植えの株は、
株に向かって支柱を差して固定すると
風で曲がりにくいです。

真っ直ぐに立てた
支柱は安定しないので要注意。

 

・鉢植えバラの台風対策

鉢植えのバラは移動できるという利点を
活用して下さいね。

室内や物置や軒下など
雨風の影響が少ない場所に
避難しましょう。

台風避難。バラのばあい

 

室内だと玄関や風呂場に避難させがちです。

玄関が広いと問題ないのですが、
狭いと万が一、逃げるときや
床上床下浸水のとき障害物となります。

 

また鉢バラでいっぱいの
風呂場にしてしまうと困ることがあります。

 

それは断水のとき。

一杯で湯船にためた水が
使いにくくならないように
よく考えて配置しましょう。

 

●室内に取り込むときの注意点

床にブルーシートを敷いて鉢植えを置き、
ナメクジなど害虫を
持ち込まないように注意。

 

ブルーシートの上に新聞紙を敷くと
水分も吸ってくれます。

 

マンションでは高層階のベランダほど
風が強くなります。

鉢植えの落下事故につながるので
取り込めるなら
室内に避難するのがいいです。

 

 

●室内に取り込めない場合

鉢植えは1カ所に固めておくと
倒れにくくなります。

台風対策で鉢植えを軒下に避難

枝は麻ひもなどでぐるっと全部をまとめて
くくっておくと枝が折れるのを防ぎます。

 

●鉢の移動が困難な場合

植木鉢ごと倒して防風ネットをかけて
レンガやブロックを重しにして
固定してください。

 

ネットでおおうと枝葉がこすれないので
葉がボロボロになりにくく
台風後、回復が早くなります。

防風ネット、おおいに活躍しそうですね。

バラを防風ネットでおおう

ただし、

ネットをしっかり固定できてないと
ネットが飛んでしまい周りを巻き込み
別の被害がでると困ります。

 

風が下から入ると
下から持ち上げられて
吹き飛ぶ危険が高くなリます。

下に隙間が無いようにネットを
張るのが大事です。

 

●防風ネットがない場合

もしもネットがなければ
倒すだけでも十分効果があります。

鉢が転がらないように石やレンガなどで
ストッパーにします。

 

このように対策を施して
台風が過ぎ去るまで危険のない場所で
過ごして待ちましょう。

 

台風が通過したら

●早めにもとに戻す。

風が穏やかになり雨もやんできたら
もとの状態に戻します。

・枝折れのチェック→折れている枝はカット
・固定した紐を取る
・鉢植えの土がこぼれたら補充
・株の傾きの補正

 

●横倒しにした鉢植えは早めに起こす。

鉢植えを長い間倒したままにすると、
光を求めて茎が曲がったり
変な癖がついてしまいます。

また長く縛ったままにしてると
蒸れてしまったり日照不足の
原因になるんですよね。

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●目に見えない細かな傷も・・・

台風の風にあおれれたバラの枝葉は
細かな傷が無数にできていて
病気になりやすくなっています。

また、害虫も風でどこからか
飛んできて悪さしてしまうかもしれません。

 

なので、
台風の後は一気に病気や害虫に
悩まされるのはよくあること。

 

できれば台風の通過後は
薬剤散布をして病害虫の発生を
防ぎましょう。

 

特に黒星病の菌が侵入しやすいです。

 

そのため、葉が傷ついて葉が落ちて
丸坊主になったりしますが
傷んでいても残った葉は残しておいてください。

株元が折れていなければ
葉がボロボロでもすぐに芽吹いてきて
赤い葉が展開してきます。

 

じっくりとケアして育てていれば
回復してきますよ。

 

●海沿いの地域は塩害に注意!

塩害とは台風などの強風によって
吹き上げられた海水が葉に付着。

その後葉がカラカラになって
落ちていきます。

 

海岸から2~3キロ内陸では、
さまざまな植物を枯らしてしまいます。
10キロ内陸でも、被害が発生することがあります。

海水がかかった株を
そのままにして乾くと、塩分濃度が
高くなって塩害が起きてしまいます。

 

株まで被害にあうことは
めったにないのですが
とっても心配になりますね。

塩害を防ぐためには
葉や株を真水で洗い流すことが一番。

 

雨がほとんど降らない風台風は
とても厄介です。

雨が降らずに良かったと思ってると
とんでもない被害が
待ち受けてたりします。

バラ。塩害の被害

 

雨が降らないほうがよっぽど
危険です。

真水で洗い流して下さいね。

 

水洗い後に葉が乾いたら、
殺菌剤の薬剤散布もするのを
忘れてはいけません。

 

●次亜塩素酸水で洗う

特定の製法で生成された次亜塩素酸水は
特定農薬として使用を認められています。

※特定農薬とは
農薬としての効果と安全性の評価を受けて
問題なしと認められた資材。

 

台風通過後
次亜塩素酸水50ppmで洗い流すように消毒します。

そうすると次亜塩素酸水の殺菌効果により
除菌でき、汚れや海水による塩害から
守ることができます。

 

あわせて
ベランダや玄関口なども消毒しておくのも
効果的です。

台風対策、失敗例

いくども経験した台風。
対策が足りず失敗したこともたくさん。

失敗例も お伝えしますね。

 

風が通り抜ける場所に
鉢植えのバラを集めていたら・・・

細く狭くなった場所は
風が強くなりかえって被害が出るのです。

風のとおり道が狭くてバラが倒れる

 

アーチの土台がぐらついていたのに
気がついてなかった・・・

移動せずにそのままにしていたら・・・

台風でアーチが倒れる

このような失敗はタイミングが
遅くて対策が間に合わなかったり
台風の力を甘く考えていたことが
大きな原因です。

 

早めの対策で
被害を小さくすることができたと思います

台風を決して
甘く考えず対処して下さいね。

ただし、自分の身の安全を第一に。

おさらい

バラの台風対策は
通過する前と後に対処します。

 

基本的な作業は

台風の大小、強弱に関係なく
枝が大きく揺さぶられないように
花はカット。

若い枝は柔らかいので付け根から
もぎ取られないように
前もって少しカットしたりゆるくしばる。

 

地植えのバラは株元に向かって
支柱を差して固定する。

できるなら防風ネットでおおう。

 

フェンスやアーチなどが
ぐらついてないかチェック。

ぐらついていたら補強する。

鉢植えのバラは室内や軒下に移動。

 

移動できないときは
防風ネットでおおう。

または鉢を横倒しにして
あらかじめ転がしておく。

台風がくるという情報をキャッチしたら
早めに対策することが
大事です。

 

最近の台風は、地球温暖化の影響なのか
勢力が強くなってきています。

海上に長くとどまるときは特に
スピードが遅く、
広い範囲で強風雨の影響が出ます。

 

脚立で作業中、倒れて怪我をしては
本末転倒です。

風速30mともなるとトゲあるバラは
凶器になりかねません。

もしも台風の通過中に
バラが折れたり鉢が倒れるのを見ても
台風が過ぎ去るまではジッと我慢して下さいね。

まずは自分の安全を確保してください。

 

もしもバラの枝が折れても諦めないで!
バラの枝の修復の方法←こちらをご覧くださいね。

 

九州は
台風銀座と呼ばれるほど台風の
襲来が多い地方です。

我が家は
谷から吹き上げる風に
いつもさられる場所にあります。

風との戦いは日常茶飯事です(笑)

 

台風ともなれば動きが気になり
常に確認しています。

バラたちはいったん暴風雨に負けるのですが
何事のなかったかのように
また芽吹いてくるんです。

 

このわきあがる生命力に
いつも驚き、感動し
力をいただいてます。

その力を信じて
バラの台風対策をしていきましょう!

 

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