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何かしら植物を育てていると
マルチングという言葉を聞きますよね。
なんだろうと思って調べると、地面をビニールで覆うことだったりします。
農作物を栽培するときも、広く行われています。
広い畑の土を黒や白のビニールで覆っているのを見たことがあるかもしれませんね。
マルチングをするといろんな効果が期待できるのですが、バラの場合はビニールで覆うというやり方は一般的ではありません。
この記事ではバラにマルチングを施す2つの目的と、それに合った素材選びの方法についてお伝えします。
バラにマルチングする目的
バラにもマルチングは有効です。
その目的は大きく2つあって
1.植物が健康に丈夫に育つため
2.作業の手間をはぶくため
バラにマルチングを施す2つの理由について詳しくお伝えしますね。
ただし、マルチングすると効果が期待できる反面デメリットもあるので、そのこともお伝えします。
そして、目的にあった材料を使って効果を高める方法について紹介したいと思います!
まずは、目的ごとにマルチングの効果について
説明していきますね。
目的1.植物が健康に丈夫に育つため
植物が健康に丈夫に育つためには
水切れや病害虫があってはいけませんよね。
水をぐんぐん吸収して病害虫に
負けない体質にしていく必要があります。
それに
土の中の環境を良くする必要があります。
急激な温度変化は困りますからね。
マルチングが効果を発揮するのは
次のようなことです。
・直射日光を防ぎ土の温度を下げる。
・水の跳ね返りを防いで病気を予防する。
・コガネムシの産卵を防ぐ。
・雑草が生えにくい。
このような効果が望めるのです。
そして、この効果は
もう一つの目的の効果にも関連してきます。
目的2.作業の手間をはぶくため
マルチングをすることでいくつかの
作業の手間をはぶくことができます。
・水切れの心配が減る→水やりをへらす。
・病気やコガネムシの駆除の作業が減る。
・除草作業がはぶける。
忙しい毎日、バラのためとはいいながら
時間をかけるのは、大変です。
ちょっとでも
ガーデニング作業が減るのは
嬉しいですよね。
特に夏の暑いときの作業は苦行ですから。
それをマルチングで助けてもらうわけ。
また、マルチングで
株元の見栄えが良くなったりしますよね!
だけども、マルチングも完全無欠の
パーフェクトではありません。
デメリットもあります。
デメリットも考えた上で
使うかどうかってことですよね。
マルチングのデメリット
このようなデメリットもあるのです。
デメリットの一つひとつを見ると
マルチングの効果と
相反することばかりですね(苦笑)
マルチングを施すかどうかは
メリットがデメリットを
上まわるかどうかですよね。つまり。
それは、地植えか鉢植えかでも違いますし
日当たりの状態、
西日の当たり具合でも違います。
栽培環境が住宅地か山沿いかでも違います。
また、育てる人の好みや
仕事の勤務状態でも変わります。
それらを考慮してもなお、
マルチングが有効だと思うなら
GO!してください。
マルチングの材料しだいでは
デメリットを補えるものも。
マルチングの材料をみてみましょうね。
バラのマルチング資材はどんなものがある?
マルチングの材料は
・ミズゴケ
・堆肥や腐葉土
・バークチップやウッドチップ
・防草シート
・稲ワラや麦ワラ
などなど、たくさんのものがあります。
地植えに適するもの
鉢植えに適するものさまざまです。
一つひとつみていきます。
その中で、自分のライフスタイルに合う
マルチング剤を選ぶといいですよ。
ミズゴケ
洋ランなどに使うミズゴケ。
白っぽいので熱を反射します。
水分をキープし、程よい湿り気があり
まわりを冷やすことができます。
使い方は事前に水を含ませ
軽く絞って株元をおおいます。
コスト的に高めなのが難点。
堆肥、腐葉土
表面に2~5cmくらい土にのせるだけ。
すき込んだりしなくていいです。
後にゆっくりとミミズや微生物に分解され
土に混ざっていきます。
効果はバッチリ。
ただし、問題なのはバラの根を食べてしまう
コガネムシの幼虫は腐葉土や堆肥が大好き。
なので、産卵できないように
防虫ネットを敷いてから
マルチングするなどひとくふう必要です。
堆肥でもコガネムシの嫌いな匂いのヒノキが
材料に使われているなら大丈夫だとか。
試してみると効果絶大!
さうび家の定番マルチングです。
馬糞堆肥については記事の最後で
ご紹介しますね!
お急ぎの方は一番下まで
スクロール♪
バークチップやウッドチップ
バラの株元に敷き詰めるだけのマルチング。
おしゃれ感アップのマルチング剤です。
もちろん泥跳ねや土の乾燥をふせぎます。
土の乾きを確認しにくいのが難点。
注意点は湿気を呼ぶので
カビやきのこが生えることがあります。
きのこに
栄養分を取られるとこまりますよね。
もしも
きのこがはえてきたら抜いてくださいね。
ダンゴムシなどの住処になることもあります。
防草シート
100円ショップなどで売ってある
防草シートの真ん中を丸くカットして
株の部分をくり抜いて使います。
簡単ですし、コガネムシの産卵を防ぎます。
土の乾きを確認しにくいのが難点。
防草シートがむき出しだと
おしゃれ感は期待できません。
バークチップと併用したらいいかも。
防草シートは水を通すのですが、
水やりで土にまんべんなく注がれているか
怪しいときもあり注意が必要です。
鉢底から水が流れ出るまで水やりしても
防草シートをめくってみると
水がかかってないこともあります。
確認したほうがいいですね。
稲ワラや麦ワラ
地植えのバラに最適。
自然にかえる材料なので使いやすいです。
鉢植えにはちょっと使いにくいかも。
軽いので風が吹いても
飛ばないような工夫がいります。
土にすき込んで
土壌改良材としても使えます。
以上マルチング材の紹介でした。
マルチングする期間は?
もしも、
腐葉土や堆肥でマルチングするなら
コガネムシ対策として産卵期と生育期を
外したほうがいいかもしれません。
秋から翌年春までですね。
でもそれだと、暑さ対策にならないので
夏は防虫ネットを併用するといいです。
ただし、この方法は冬の寒さが
そんなに厳しくない地方でのことです。
マルチングの目的と効果のある材料について
マルチングの目的と効果のある材料について
おさらいしますね。
マルチングの目的は2つ。
- 植物が健康に丈夫に育つため
- 作業の手間をはぶくため
目的を達成するために
マルチング材を上手に使って
以下の効果を高めることができます。
バラを丈夫で健康にするためには
・乾燥を防ぐ。
・直射日光を防ぎ土の温度を下げる。
・水の跳ね返りを防ぐので病気を予防する。
・コガネムシの産卵を防ぐ。
・雑草が生えにくい。
という効果が望めます。
そして
このような手間をはぶけます。
・水切れの心配が減る→水やりをへらす。
・病気やコガネムシの駆除の作業が減る。
・除草作業がはぶける。
完全無欠なマルチングのようですが
デメリットもあります。
・土の乾きがわかりにくい。
・肥料などを施しにくい。
・病害虫の住処になり越冬場所となりやすい。
・湿気でカビやきのこが生えたりする。
・材料によっては高価なものがある。
効果とデメリットを確認し
バラを育てる環境を考えてマルチングの材料を
選んでいくといいですね。
いろいろ試していくうちに
一番いいものが見つかると思います。
さうび家では
馬ふん堆肥のマルチングが定番に
なってきました
馬ふん堆肥はもちろんヒノキ入りのものを。
バラの家の魔法のマルチング材も
ちょっぴり気になります。
鉢底石の代わりにも使えるとか。
興味津々です。
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チェックして見よううかな?
夏少しでも土の暑さをやわらげられたら…
土の乾燥をふせぐことができたら……
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マルチングがバラ栽培の重荷を
軽くしてくれるかもしませんね!
さあ!今日も頑張っていきましょ!